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2012年2月22日 (水)

自分の特許出願で拒絶されそうになる

あるクライアントの特許出願を行い、

そのとき、同時に審査請求と早期審査請求、さらには早期公開請求を行った。

早期公開請求をした目的は、敢えて書きませんが、クライアントのご希望でした。

本件に関しては、早期審査請求をしているので、

出願日から約2ヶ月で特許査定(一発特許)になりました。

ちょうどそのタイミングで、

クライアントから実施例を追加したいという報告を受けました。

本来は、国内優先で入れるような変形例の追加です。

当然、先の出願が特許査定になっているので、国内優先権を主張できません。

通常は、特許料を納付して特許公報が発行されるまでに出願したいところです。

ところが、

本件は、早期公開請求をしていたため、特許料の納付のタイミングにかかわらず、公開されるのです。

幸か不幸か、あまりにも早い特許査定だったので予定が崩れました。

すぐさま、特許庁へ連絡して、公開日を聞きます。

代理人であれば電話で教えてくれます。

その公開日までに別途出願する必要があるからです。

公開日がわかると、あとは時間の問題です。

公開直前だと徹夜を覚悟しなければなりません。

幸い、10日前後ありましたが、本当にその日に公開されるのか否か、

実はもう少し早く公開されるのではないかなど、いろいろな不安の日々でした。

結局は、先の出願の公開前に、変形例を出願できました。

それにしても、自分の出願であっても公開されれば、拒絶の原因になります。

特許法の新規性と進歩性に関する条文ですが、

出願人同一か発明者同一の場合、適用除外になりませんかね・・・。

そうなったときのこと(デメリット)を深く考えていませんが、

自分の発明に基づいて容易に想到できたという規定は、ある意味、当然のような気がするんですけどね。

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コメント

iq1さん、真摯なご質問はいつでも歓迎ですので、ご心配なさらず。頑張ってください!

投稿: 西村知浩 | 2020年2月22日 (土) 21時23分

西村様
早速のお返事を頂きまして恐縮で御座います。誠に有難う御座いました。助かりました。

なんとお礼を申し上げて宜しいものか、「新規性・進歩性と名義」に付きましてのご回答に感謝に耐えません。

今後、お力添えをお願いします時には、是非とも何卒宜しくお願い申し上げます。
誠に有難う御座いました。

投稿: iq1 | 2020年2月22日 (土) 21時11分

iq1さん、コメントありがとうございました。
3年前に登録されている特許はそのまま関連・改良特許出願の従来技術になります。当該登録特許との関係で法的に問題となるのは、関連・改良特許出願が新規性・進歩性の基準をクリアしているか否かです。これらの基準は関連・改良特許出願の名義人とは関係がないと考えてください。実務的に同一出願人なら進歩性が少しだけ甘くなるような感じも受けたりしますが、そこはあくまでも審査官の裁量による結果論ですから、厳格な審査では期待できません。

一方、会社の名義にするメリットは、一定の場合、所在区の助成金申請が可能となり得ること、審査請求料・特許料が軽減され得ることです。

投稿: 西村知浩 | 2020年2月22日 (土) 16時26分

初めまして。参考にさせて頂きました。
有難う御座います。

西村様のこのブログに関連した質問をさせて頂けましたらと、いきなりで誠に勝手ながら、もしご教授頂けましたら助かります。
分からなくて悩んでるのですが、3年前に特許登録されたものを、自分が経営する会社の名義にしたのですが、今日明日にもそれに関連・改良した特許出願を予定してるのですが、名義を自分に戻した方が良いのでしょうか?
 図々しくて申し訳ございません。

投稿: iq1 | 2020年2月22日 (土) 13時59分

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