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2012年5月12日 (土)

特許明細書作成のワンポイントアドバイス!

特許明細書作成に当り、私なり、思う点を記します。

私の場合、

特許明細書を作成する順序として、

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●特許出願の受任・ヒアリング

発明の把握

特許図面の手配・作成

★ここまでが準備段階

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★ここからが実際の書く作業

従来技術・問題点の記載(頭脳勝負

請求項の記載(最重要・頭脳勝負

請求項で実現できる作用・効果の記載(頭脳勝負

実施例の作成(技術知識が必要な畑仕事:体力勝負

変形例の作成(技術知識が必要な畑仕事:体力勝負

すべての実施例を含む請求項になっているかの確認(頭脳勝負

図面の符号入れ(体力勝負

完成

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以上のような流れになります。

ここで、特許明細書作成には、頭脳勝負の面と体力勝負の面があることがわかります。

実際の話、特許は難しいのですが、

それに対応できる頭脳と体力がなければ、良いものができません。

ここで、請求項の記載は最も重要なポイントになりますが、

発明の上位概念化・中位概念化・下位概念化を表現できるスキルが必要です。

お客様が持参された発明品(極めて限られた具体例)をみて、

その発明品に内在する技術的思想を抽出していかなければなりません。

発明品を、単にそのまま特許明細書にしたものは、品質不良の明細書といえます。

極めて狭い特許しか手に入らず、意味がありません。

そして、その請求項ですが、

慣れてくると、発明品を見て、一発で上位概念を抽出することも可能です。

しかし、一発目で考えた上位概念は、構成要件を的確に捉えていても、

よく検討すると、

請求項2や請求項3候補のものにしかならないことが多いのです。

自分が上位概念と考えた請求項をさらによく検討してください。

ベテランにとっても、これが結構重要だったりします。

私の場合も、初稿の請求項1では、やはり狭いことが多いです。

私が請求項1として考えたものをたたき台にして、

さらに、上位概念抽出して理想的な請求項1を作成する必要があるように思います。

もちろん、従来技術との兼ね合いもありますが、

技術的思想だけのチャレンジクレイムが存在していても良いと思っています。

私もまだまだ修行の身ですが、

それだけ特許明細書の内容は奥が深いものです。

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語学は独学に限る!

今年のゴールデンウイークは、お仕事で埋まっておりました。

昨今の不景気の中、たいへん有り難いと存じます。

さて、私は、現在、英語、中国語、韓国語、ドイツ語とお付き合いさせて頂いておりますが、

語学は、やはり日々の精進というか、一朝一夕にして習得できないものと確信しています。

たとえ、1日で英語を10時間勉強しても、毎日継続しなければ、すぐに忘れてしまい、結局身につきません。

他の言語も同じだと思います。

語学は、習うより慣れろ!

日々の勉強が唯一の道だと思います。

その一方で、巷には、語学学校・塾というものがあります。

私もいろいろお世話になったことがあり、語学学校や塾を否定するつもりはありません。

ただ、これらに通うことが目的になって、日頃の家での勉強がおろそかになると、

これらの学校は学習者にとって悪影響の代物になってしまいます。

独学で習得が困難な発音や対話練習の場として、これらの学校を活用するのは賛成ですが、

文法とか、読解とか、英作文とか、参考書で自習できることを、あえて学校でする必要もないと思います。

毎日勉強する習慣。

これが一番重要な要素です。

とはいえ、自宅でインプットした内容をアウトプットすることが必要不可欠です。

そのアウトプットの場として、学校なり塾なりをうまく活用していけば効果的だと思うのです。

今後の弁理士は、英語力が必須です。

あくまでも私的な見解ですが、

弁理士に要求される英語力の到達度は、

ネイティブクラスだと考えています。

ただ、英会話レベルがネイティブにならなくとも、

英文のレターや英文の特許明細書を、米国特許弁護士のように、作成できること。

まさに英文の読み書きが重要です。

そして、その中で、

日本語と英語は、異なる言語体系であるため、

両者をリンクさせる特殊なスキル(英語の発想の習得や表現力みたいなもの)が必要になります。

この特殊なスキルの習得こそが、英語を使う我々日本の弁理士にとって最も重要な要素になると思います。

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2012年5月 5日 (土)

特許の価値=○○○○万円なり!

多くの特許出願を行い、それを次々に権利化していくのが弁理士のメインの仕事。

そもそもなんのために、特許権を取得するのか?

他社の模倣の防止。

自社のオリジナリティの確立。

自社事業への参入障壁の形成。

他社に対するアピール(営業的利用)。

など、いろいろ考えられますが、

特許権を担保に資金を融資して頂くことが可能であれば、

経営者にとって、これほど便利なものはありません。

そのためには、特許権は一体、いくらなのかという価値判断が必要になります。

特許の価値をお金に換算する書式は、一応存在します。

しかし、

無効性の有無、特許発明の範囲など法的マターの全てを網羅したものではありません。

また、同じ特許でも、諸外国によっても、価値が異なるものになるはずです。

このため、いまいち、信頼性欠けると言わざるを得ません。

また、たとえ、特許権の価値として値段が計算されたとしても、

それを信用して、資金を融資して頂くようなシステムや制度がないとダメだと思うのです。

銀行だって商売ですから、

算定式により、

例えば、特許権=1000万円

と計算された場合でも、

本当にそれだけの金銭的価値があるのかわからないと思います。

特許権の金銭的価値を正確に算出できること、

その金銭的価値を絶対的なものとして扱うこと、

少なくともこの2点が揃わなければ、うまく機能しないと思います。

ところで、この特許の価値、どこかで研究できないものか探しています。

書籍もあまり多く出回っていませんが、

弁理士会の委員会とか大学院の技術経営専攻になるのでしょうか。

特許を取得した中小企業の経営者にとって、

特許権の金銭的価値を算定し、その譲渡や融資に利用するシステムは有り難いと思うのです。

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2012年5月 1日 (火)

愛猫の誤飲:最終報告

うちの愛猫の誤飲の件です。

4/30は、いつもよりも元気になっていた。

まだ、誤飲したナイロンテープは出ていないけど、

食欲が少し回復して表情も元気そう。

しかし、2日間、うんちが出ていないので、それが心配です。

いろいろサーチしたり、獣医さんのお話によると、

猫の誤飲として最も危険なものが、紐状のもの、だそうです。

これを誤飲すると、

腸で悪さをすることがあるみたい。

最悪、腸閉塞という病気になって、緊急手術になるそうです。

うちの猫が誤飲したものは、

12センチ前後の赤色のナイロンテープ(じゃらしについているもの)

8センチ程度の銀色のナイロンテープ(同上)

10センチ程度の銀色のナイロンテープ(同上)

の合計3本。

うち、1本(銀色のもの)は、誤飲直後の嘔吐で出しました。

なので、2本は、確実に胃に入っています。

心配しながらも、仕事をこなし、

4月30日の夜になりました。

連休前半は、生きた心地がしません。

5月1日の午前3時頃、猫がいつもよりも要求泣きが凄いのです。

ひょっとして、お腹痛いのかな?

しかし、じゃらしで遊んでくれています。

そうこうしているうちに、4時くらいになり、私はベッドに入りました。

すると、ガサッ、ガサッと、砂をかく音が聞こえます。

トイレだ!

終わった頃に、猫のトイレを見に行くと、うんちしていました。

やったー。。。

よし、これから、うんちを分解して誤飲したものを探します。

1つ1つ塊を割り箸で分解していきました。

悪臭が鼻につきますが、そんなのかまってられません。

悪戦苦闘。

ようやく赤のナイロンテープを発見。

丸まっていたものを伸ばして、定規で計測しました。

すると、略同じ長さでした。

よし、1本は体外排出へ。

残る1本。

シルバーのヤツ。

これは、なかなか見つかりません。

そうして、最後の塊を潰すと、なんやらテープ状のもの。

取り出すと、確かにナイロンテープでした。

しかし、計測すると、5cm前後しかありませんでした。

あと、5cm分はどこに行った?

結局、今回のうんちからは発見できず。

体内に残っていても、5cm程度なので、腸閉塞の問題はないと思いますが、

次回のうんちも分解してみます。

とりあえず、安心しました。

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