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2014年9月27日 (土)

1人弁理士事務所

1人弁理士事務所ってどのような存在なのでしょう。

医者でたとえるならば、

町の個人病院というイメージかもしれません。

数百人の弁理士事務所が大きな総合病院というイメージに対する概念です。

大企業の中には、

処理能力や安全性という観点から1人弁理士事務所を敬遠するという話はよくききます。

しかし、中小企業や個人にとっては、個人事務所の方が何かと便利です。

一社から多くの受任は期待できないけど、

仕事自体が物凄く楽しい。

怒られるかもしれませんが、

大企業からの仕事は、単なる事務処理であり、斬新な創作性もあまり感じられません。

要は、事務所側の自由度があまりない。

仕事は、指示通りの内容を期限までに仕上げる。

独立当初は、大きな会社ばかりに気をとられていましたが、

1人弁理士事務所ゆえに、大量案件を処理できるわけではなく、

安定こそしますが、売り上げも特段…です。

よく考えてみると、大きな弁理士事務所が数の勝負で単価を安くすると、

1人弁理士事務所には不利になります。

このため、1人弁理士事務所は、大きな事務所とは別の土俵で頑張る必要性が出てきます。

そして、その土俵は、自分にしかできないオリジナルな特別仕様でなければなりません。

自分にしかできないので、こちらの言い値で仕事が決まり、

しかもこちらのペースで仕事が進む。

結果が出れば、品質をうるさく言われない。

これぞストレスフリーの理想です。

独立した多くの弁理士が事務所を大きくする方向で動く中、

私は、事務所を充実させたく思っています。

充実は、拡大に勝る。

これを実感してから、営業しなくても顧客が来てくれるようになりました。

出願しなくても、収入が増えるようになりました。

今の気持ちは最高です。

これから独立しようとしている弁理士にも、

やり方次第で、夢は叶います。

1人弁理士の独立開業、大いに結構だと思います。

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2014年9月26日 (金)

1つ3000円のガトーショコラ

事務所の近くに、

物凄く高価で、しかも人気のあるガトーショコラ屋さんがあります。

事務所近くにもかかわらず、

ある人からの紹介で知りました。

この店主は、一人でガトーショコラを作られています。

販売スタッフは数人おられますが、

ガトーショコラ1品、

テイクアウト、

だけで勝負されています。

ここがそのお店であるケンズカフェ東京

そんなに大きくないガトーショコラが1つ3000円。

普通は高すぎで売れませんが、

ここは、世界のVIPに贈られるものとして、

あるいは知人への贈答品として、

さらには自身の楽しみとして、

日本中から注文が入っているようです。

実は、この方、本を出版されています。

タイトルは、

1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ  4倍値上げしても売れる仕組みの作り方

この本は、ブランディングの仕方として、商売の仕方として、

業種を超えて、大変参考になります。

大方の人は、

よし高く売れば良いのかと考えて、既存のものを高く売ろうとするでしょう。

しかし、顧客は、バカではないので、

すぐにボロが出て、離れていきます。

では、品質が良いから、高価でも売れるのでしょうか。

私は、品質が良いのは大前提として、

どうやら、それだけではないと思います。

顧客に受け入れられるためには、

客に好かれることが大きく左右します。

この店主は、大好きだから、もっと儲かって欲しい。

商品はちょっと高いけど、買ってしまう。

店主の笑顔が見たい…。

心の中でそんなやりとりが手に取るようにわかります。

そうすると、

品質が良いから買うというのは、実は言い訳になります。

買いたいから買う。

その理由づけとして、品質が良いという選択をして自身を納得させている。

結局は、安くて買うは当然ながら大きな因果ですが、

それだけだと、高いものが買われている説明がつかないのです。

皆さんも、全て一番安いものだけを購入しているわけではないでしょう?

他の店に行けばもっと安いけど、

それでも高いものを購入している覚えはあるはず。

そうすると、

値段が理由ではなくなります。

値段で勝負すると、客層は値段だけが目当ての人たちばかりです。

100円ショップに、店主が好きだからという理由でいく人がいるでしょうか。

このケースでは、

値段だけを目当てにしていた客が、いつしかもっと安い他店へ逃げてしまう。

だから過当競争が生じます。

当然ですね。

値段だけが理由だからです。

しかし、

値段とは別の所で価値づくりをすると、

値段の優先度はたちまち下がり、高くても売れる結果になるのではないでしょうか。

その価値づくりとは何か?

これを考えることがまさに経営者の仕事です。

先のガトーショコラは確かに美味です。

しかし、それだけが理由ではない。

そのようなお客が、日々、多くのガトーショコラを注文しているのではないでしょうか。

追伸:

私は贈答品としてこのガトーショコラをよく購入しています。

たいてい店主がおられ、気さくに話をしてくださいます。

先日は、お茶まで頂き、奥のテーブルで商売のお話を伺いました。

人間的にも、とても惹きつけられる方です。

10年以上前に独立されたそうですが、

事務所近くなのに、今まで知らなかった自分に恐怖を覚えました(笑)。

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2014年9月25日 (木)

エンジェル投資家

この歳になって、はじめてエンジェル投資家という人に出会った。

ある人からの紹介なんですが、

会計士や経営コンサル系の人たちのような雰囲気をイメージしていましたが、

全くの逆で、見た目は、呑気な?、人の良い兄ちゃんのような感じ。

私と同じ世代なので、兄ちゃんはないかもしれいが、

親父と言うには、見た目的にも、少しもったいない。

エンジェル投資家って日本にもいるんだ。

これが正直の私の感想でした。

この方は、数千万円程度の投資なら、積極的にされているようです。

私には人様からの投資や借金は必要ないけど、

これはこれで経営者として問題かも。

牙を抜かれた虎のようで、

経営している者として、少なくとも自慢にはなりませんな(笑)。

この投資家さんの人間力がにじみ出て、

人が集まるような雰囲気を自らが、自然に発している。

理想だ!

今の私には、どんな専門知識よりも、世界にある言語の語学力よりも、

人間力=人徳

一番、身に着けたい。

先ずは、健康第一だけど、

次は、人徳。

これが身について、生きている意味が実感できる。

エンジェル投資家と言われている人は、

やはり、一般の人よりもその辺の色が強い。

人が集まりやすいと、中には悪い人もいるのだからと思うけど、

そのようなセコイことは考えていないのだろう。

幸か不幸か、私はエンジェル投資家のお世話になることはないけど、

人生のお手本のような人だ。

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2014年9月23日 (火)

弁理士会研修

研修会情報です。

弁理士会研修「弁理士の営業活動パート2」

というものに参加します。

10月29日とまだ先ですけど。

こういうテーマ、好きなんですよね。

営業とか、マーケティングとか。

私の書棚には、この手の本が知財の本よりも多いくらいです。

久しぶりの研修ですので、楽しく遊んできます。

あと、多い本は、人徳に関する自己啓発本。

カーネギーから松下幸之助さんまで幅広く。

中小企業診断士、技術士等に関する本まであります。

狭い事務所なのですが、

本棚の専有割合が高くなりました。

図書館かよ。

それも内容に偏った…。

今日も勉学に励みます。

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2014年9月21日 (日)

企業家にとって理想の弁理士とは

企業家と共に行動する時間が増えています。

ものすごいスピードで事業展開していくケースもあれば、

遅々として進まないこともあります。

企業家の多くは私と知り合いになるくらいですから、

知財の重要性を認識されています。

それは事業にとって、ものすごく重要なことで、とても良い傾向だと思います。

しかし、たまに、知財のことばかり考えすぎる企業家もおられます。

そのせいで、事業のことが全然進まない。

まだ商品も決定していないのに、

販売ルートもないのに、

ファブレスか否かも決定していないのに、

様々な国で権利を先に取得しようと躍起になる経営者。

気持ちはわかりますが、

それをやれば、知財だけで予算オーバーになってしまいます。

決して多くはない自己資金、

あるいは借金をして得た、虎の子の軍資金のほとんどを知財に費やしてどうするの?

現在、知財の助成金制度も整いつつあります。

特に東京は。

しかし、知財の助成金は、

費用の半額相当の援助であったり、

出願時だけの費用が対象であったりするので、

結局、権利化するまでにそれなりの負担になってしまいます。

しかも、先払いですから。

助成金は利用してほしいのですが、

全額助成じゃないことを、よく理解して頂く必要があります。

事業を開始する場合には、

マーケティング、

ブランディング、

外注先、

販路、

売価の決定、

パッケージ、

などなど。

知財以外の重要な決定項目がたくさんあります。

ところが、知財で完全武装しても、商品は売れません。

知財は事業を強化する一つの手段に過ぎませんから、

知財がある=商品が売れる

という関係が成立しないのです。

今まで売れなかった商品が、特許を取得して急に売れるようになった。

こんなこと、絶対にありませんし、あってはいけないことです。

特許を取得して商品が売れるようになっても、

それは結果論であって、

知財とは別の所が勝因のはずです。

ちよっと難しいですが、

知財でできることと、できないことがあります。

知財が万能と思い込み、散財することは愚の骨頂だと思います。

もう一つ重要なことがあります。

弁理士選びの大きなポイントは、弁理士との相性です

これは声を大にして言いたいです。

どんな相談でもいつでもどこでも躊躇なく聞ける。

的確なアドバイスを頂ける。

このような関係を築ける弁理士と巡り合うことは、

たぶん、困難です。

お互いの間に、遠慮があれば、成功とはいえないでしょう。

弁理士費用、弁理士の学歴・職歴、大事務所だからという理由だけで、

なんとなく良さそうだからと選ぶ方も多いと思います。

知財のことはある程度知っていて、スポット的な業務依頼が目的ならまだしも、

事業パートナー的な存在を期待されているのなら、判断基準がズレていると言えるかもしれません。

米国の弁護士事務所のように、

依頼人側の要求で弁護士の時間を費やせば、タイムチャージが高くつくという、

恐ろしいことになります。

そのようなところは、お客様のことを金儲けのカモとしか見ていませんから、

後悔することになるでしょう。

結局は、弁理士と友人関係が成立すれば、心強いです。

企業家にとって日々決戦で、考えること、疑問点、心配事が数珠つなぎになっています。

そんな状況で、土日だから休み、深夜は休みということで連絡が取りあえなかったら、

どうなるのでしょうか。

いつでもとこでも気軽に連絡できる、

こういった関係ができれば、弁理士選びは成功といえるのではないでしょうか。

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赤本

先日、ジュンク堂書店へ行った。

仕事で調べものがあったのと、

語学の本と、

趣味の本。

週末の書店の雰囲気はなかなか良い。

書店の中を歩いていると、

赤本コーナーに出くわした。

赤本とは、大学受験時に使用した大学別入試問題の過去問。

懐かしい。

赤本を暗記するくらいやりこんだ時期もあったっけ。

懐かしさのあまり、

立ち読みをしてしまう。

手に取った本は、日本医科大学。

医学部か。

ちょっとチャレンジしてみようと中を開く。

まずは、英語。

意外にそんなに難しくない。

多分、高得点争いなんだろう。

数学。

それなりに手ごたえがある。

苦手としていた空間図形や数列が容赦ない。

大変そう。

そして、理科。

物理と化学を選択。

物理の力学は、よくある問題集の標準問題のようだ。

電磁気分野も量子力学もかな。

しかし、忘れているので、時間かかりそう。

そして、化学。

ちんぷんかんぷん。

ベンゼン環も忘れている。

今やれば、鉛筆転がすしかない。

全くそんな気はないが、

今から医学部合格を目指すと、かるく3年は受験勉強だけでかかりそう。

授業料は何とかなっても、

この歳からだと、合格しても、さすがに費用対効果が悪くなり、人生後悔しそう。

受験生皆様のご健勝を祈ります!

それにしても、高校生の時にタイムスリップした感じ。

書店で、貴重な体験をさせて頂いた。

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2014年9月 8日 (月)

いつまでも、アマチュア精神

一応、知財のプロのつもりで、弁理士業をしています。

弁理士業界では、一昔前から特許コンサルティングという業務が流行りだし、

弁理士側から発明を提案する機会が多くなりつつあります。

経営者と事業の打ち合わせを行い、有用な発明を必死で考え、それを提案しています。

その中で、こちらの提案と経営者の価値観か一致しないことがかなりの確率で生じます。

一言で、両者の考えにギャップがあるのですが(当然といえば当然ですが)、

このギャップには、物凄く、ストレスを感じるんですね。

こちらは、一応、知財のプロですから、

否定されてしまうと、私が関与する意味がない、

もっていえば、人格を否定されているように感じるんですね。

それって、西村さんがやりたいことでしょう、言われると、そうかもしれません。

特許コンサルティングだけではなくて、

単純に、拒絶理由通知の対応で補正案を作成するときに、

弁理士誰しもが経験あることだと思います。

弁理士が補正案を示しても、思いっきり直されることがありますね。

このようなときに、プロとアマチュアの違いが頭に浮かぶんです。

プロとアマの違いとは、あくまでも私個人の見解ですが、

両者が所有している技術力・情報力の差がなくなりつつある中で、

ビジネスとして考えられるか否かだと思うんです。

プロは、見解相違の時でも、この仕事でお客様からお金を頂いているのだから、

最終的には、お客様を優先する方向で進むでしょう。

アマは、そのように場合もありましょうが、納得できないときは首を縦に振りません。

プロ根性は、ビジネス最優先でとてもよく理解できます。

(その分、ストレスは半端なく、身体を蝕みますが…)

お客様もそれを求めているのでしょうから。

アマは、やはり好きなことをやりたい。

当然に、自分の好きなことと、世の中のニーズとは、必ずしも一致しません。

それでも、やはり熱中したいことがあるなら、それをやる。

そんな感じです。

その中で、お客様に貢献できることはやるということで、経営を成立させていければ、最高ですね。

お客様を選ぶとは、結局、そのようなことだと理解しています。

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人に振り回されない生き方

人に振り回されない生き方。

このような生き方を実践している人は、素晴らしいと思います。

なかなかできることではありません。

仕事が人生のほとんどの時間を占める方には、困難なことかも知れません。

相手があって成立する活動はすべてにおいて同じです。

一方で、誰しもに訪れるストレスは、病気の原因として認識されつつあるようです。

ストレスのない生き方は、無理かもしれないですし、その必要性もないかもしれませんが、

人に振り回された人生も、健康を含め、大きなリスクがあるようです。

仕事を選ぶというと、直ぐに人は何様だとか、お叱りの言葉を頂くかもしれませんが、

自分の気持ちに正直になってもよいかもしれません。

勿論、当の本人も、さぼりや不真面目の観点から言っているのではないでしょう。

できることではなく、したいことを中心に楽しくすることが、

仕事の成果として、人間関係として、ご自身の健康として、良いように思います。

一度しかない人生ですから、

誰しもが自分の人生を作り、楽しむ権利があると思います。

人の目を気にしなければならない生き方、

あるいは、そのようなことを強いる環境は、あなたにとって良くありません。

良い意味で、好きな生き方。

これは、

自分の可能性ないしパフォーマンスを最大限に生かせる生き方でもあると思います。

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2014年9月 6日 (土)

メンズブラ

大変ご無沙汰しております。

最近は、商品やサービスを企画する機会に恵まれ、

弁理士業とは離れた仕事もしています。

私自身、正直、特許明細書ばかりを作成する仕事よりも、

企画等、様々な仕事にチャレンジしたいと思っていましたので、本当にうれしいです。

お陰様で体調も良く、仕事できることに感謝しております。

さて、「メンズブラ」というキーワードを聞いたことがあると思います。

男性用のブラジャーです。

一見すると、同性愛者やそのような職業の方だけの専売特許と思えそうですが、

事情は全く異なります。

普通の男性サラリーマンの方が着用しているものだそうです。

特に、女装癖や女性になりたいという人ではなく、

普通の会社に勤務している普通の男性からのニーズがあるようです。

この現象は、おそらく日本だけだと思いますが、

メンズブラが受ける理由は、聞くところには、どうやらストレスと関係ありそうです。

確かにメンズブラを着用していても、

外見からはわかりませんし、個人の自由で結構ですが、

私が注目しているのは、

世の中、(商売として)何が当たるのかはわからないということです。

ある程度、市場に浸透してくると、誰しもなんだと思いますが、

最初の発想では、まさに、神がかっています。

事業は何が当たるかわからない。

理屈を超えたところに勝機(商機)があると強く感じています。

男性用の化粧品もかなり市民権を獲得してきました。

固い頭をいかに柔軟にして、市場に対応させるのか?

世の中のビジネスモデルを見ていて、

こうした右脳的な訓練も大変重要だと判りました。

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