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2016年10月27日 (木)

納期のない特許明細書は完成しない

特許出願のご依頼を頂くと、多くは納期という概念が出てきます。

多くはクライアント側の希望になりますが、

この日までに出願、この日までに原稿を送信…

という具合に。

でも稀に、納期はいつでも良いというお客様もおられます。

『できるだけ早めが良いのですが、そちらの予定も考慮して決定してください』との意味だと、思いますが、言葉通りに受けると2か月~3か月以上にもなりますよね…

納期は私の首を絞める一つの要因でもありますが、

果たして納期がない依頼はどうなるのでしょうか?

それはおそらく、特許明細書は永久に完成しないことになるでしょう。

なぜなら、特許明細書はいくら時間をかけても100点の出来にはならないと、理解しているからです。

100点満点ではない特許明細書をお客様に納品するということに、多くのストレスと、職業倫理感の憂鬱さを持ってしまうからでしょう。

それをお客様から提示された納期というものがあれば、

なら仕方がない、その限られた時間で、ベストのものを提案する、という思考に変わり、

ある意味、楽になります。

当然、納期が厳しければ厳しい程、こちらの言い訳が認められる要素が増えていくわけで(増えていくような気がするわけで)、それでようやく特許明細書が完成していく…というサイクルになる。

考えようによっては、特許明細書の処理能力は、妥協点の見積もりと、ある程度での納得という言葉に尽きてしまう。

それゆえに、頑固で妥協のできない弁理士は、納期という制約により多くのストレスを感じるようになるのでしょう。

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