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2018年1月 7日 (日)

【雑談】プロである弁理士とは…

弁理士は知財の専門家という位置づけであるが、

実際は試験に合格して登録すれば誰でも弁理士になれる。

しかし、合格者の中には実務経験が無く、プロとはいえない人も少なくない。

彼らは、試験委員が期待する答案を作成する訓練をして合格しただけの人だ。

付記代理試験もそうだ。

試験委員が期待する答案を、トレーニングによって身につけた程度である。

しかし、これらは実務家としての実力を反映しているかといえば必ずしもそういえない。

現に私は補佐人としてであるが、実質的に訴訟を仕切っている裁判で、

侵害論で勝っているが(後に有利な条件で和解に至る)、

付記代理試験では落ちているのだ。

この私が落とされたのだ。

もちろん、落ちたまま引き下がるのは私の性格に合わないのでまた今年も受験になるが…

(実力も実績も経験も乏しい弁理士が合格できる試験制度は、何の便益もなく、全く意味がないので、改めて欲しいのだが)

そこで、プロの弁理士の定義であるが、

1人で年間売上が5000万円を超えることができる人と定義する。

もちろん弁理士業務だけでの話である。

5000万円を超えたことがある弁理士にはわかると思うが、

仕事に多くの時間を費やし、身体を酷使して大変な負担を受ける。

そのくせ、翌年、税金でドカンと持っていかれるので、

次年度からは、どうしても仕事をセーブして時間を確保するバイアスが働くことになろう。

私が勤務していた頃は、

私の年間売上は2500万円くらいだったと思う。

当時20代であり、事務所内の立場が弱くて単価の安い仕事ばかりを回されていたにもかかわらず…

そのときの給与がたしか600万円前後だったので、所長に対してはまあまあ貢献していたといえるのだろう。

しかし、当時は他人の事務所に勤務させてもらっていたので我慢した。

勤務の立場で文句を言うことはできないからだ。

儲けるのは、自分の事務所を設立してからにしようと思っていたのだ。

実際に31歳で独立開業して今年で16年目になる。

その間、多くの弁理士や、弁護士、その他の士業の先生方と経営の情報を交換できる機会を持った。

最前線で活躍する先生方は最低年間売上3000万円オーバー、

中には5000万円、1億円という大御所もおられた。

議論する内容も、考え方も、プロ中のプロである。

業種の違いは売上の違いとして出ることは否定できないが、

食えない資格と言われている先生も、年間3000万円を超えてくるあたり、その業界のプロ中のプロである。

弁理士業界のプロは年間5000万円を境界点にしたい。

これを超えることができればプロの弁理士だ。

超えることができなければ、弁理士実務に精進していないか、あるいは適性がなく三流なのだ。

他方で、弁理士は学歴の高い人が多く、

弁理士になってからも多くの資格の勉強をしたりする人がいる。

誠に結構なことであるが、

やはり売上5000万円をクリアしてから次の資格や勉強を挑戦するべきであると思う。

プロの弁理士にならないとその先は無いのだ。

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