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2018年5月10日 (木)

拒絶査定不服審判では上申書が重要

拒絶査定になって、

不服審判を請求するとき補正するケースが多いと思います。

審判請求と同時に補正することにより、拒絶査定を行った審査官が再度審査します。

これを前置審査といいます。

さて、この前置審査で、審査官の心証が拒絶に維持すると、

審査官から、審判官合議体に移管します。

このとき、代理人には移管通知が来ますが、その前に審査官から提出されている前置報告書は、代理人に通知されない。

前置報告書は、基本的に、拒絶が維持される理由が記載されているため、

代理人としては、とても気になる法的書類です。

これは、既に出願公開されている出願であれば、

審査状況から知ることができます。

しかし、未公開案件であれば、この場合、出願して間もなく審査請求されて、かつ早期審査請求されている案件ですが、

審査状況には前置報告書を含め、一切、今までに特許庁へ提出された書類が公開されないのです。

当たり前だといえば、当たり前。

さて、困った。

前置報告書を見たいのだけれど、公開されていないので表示されない。

この場合は、ファイル閲覧請求を600円支払って行います。

これで前置報告書も確認できるとのこと(特許庁審判部で電話して確認済み)。

前置報告書に対して、

上申書で反論します。

争点を明確にした反論を上申書で提出すると、

審判官には請求人の意図が伝わり、コミュニケーション不足を回避できます。

拒絶査定不服審判は、書面主義ですから、

審判官と請求人がいかにコミュニケーションをとるかがとても重要なのです。

そのときには上申書を使って文通します。

この上申書、

審判官への訴求効果は少なからずあるのです。

是非、ご活用下さい。

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