« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018年10月31日 (水)

心と精神の休養

日々のハードな特許実務・訴訟実務をこなすなか、

2018年度の国家資格試験の筆記試験が全て終了いたしました。

残すとすれば、口述試験のみです。

今年は、現時点までに、

□技術士2次試験

□中小企業診断士1次試験

□特定侵害訴訟業務代理試験

□中小企業診断士2次試験

をすべて全力で準備したつもりですが、

試験間隔の調整や仕事・出張との兼ね合いもあり、心身に大きな疲労を覚えることもありました。

今は開放感でいっぱいで、ハードな試験勉強は抑えながらも、口述試験に備えて多少の復習をしつつ、

仕事に多くの時間を費やしています。

私の事務所にD・カーネギーの「人を動かす」という書籍がありましたので、

これを読みつつ、心と精神に栄養を補給したいと思います。

Dsc_0869

ところで、JAISTにはご無沙汰になっています。

長期履修を申請しているのですが、そろそろお尻に火が付いてきました。

あとは論文だけですが、

無事修了できるように、

来年に向けて、進めて参りたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月27日 (土)

下町ロケットの中川弁護士の立場を実務体験中

先週、国家資格試験からの解放感から、

録画しておいた下町ロケット2を見ました。

日本のドラマを見るのは数年ぶり。

佃製作者の取引先(ギア・ゴースト)が特許権侵害訴訟の嫌疑をかけられ、訴訟で訴えられる手前までいきました。

ギアゴーストで必要な資金は15億円。

ベンチャー企業のギア・ゴーストには支払能力がなく、倒産は必至。

ギア・ゴーストを警告した企業の顧問が中川弁護士であった。

中川弁護士の立場からすれば、ギア・ゴーストに対する特許権侵害訴訟。

少し現実離れしつつも、リアルな状況を演出しています。

実は、私の実務進行中のケースも、既に訴訟提起して弁論準備手続に入っています。

特許無効審判も請求され、被請求人の代理人として口頭審理を経験しました。

その状況がとても合致しています。

中川弁護士のような腹黒さは、持ち合わせておりませんが、

依頼人の特許権を侵害する者に対しては容赦しないというのが私の考えです。

この点は共通しています。

さて、佃製作所の社長は、その顧問弁護士である神谷弁護士に相談に行きます。

そこで神谷弁護士からアドバイスをもらった内容に、私は失望感を覚えました。

一つは、クロスライセンス契約に持ち込む。

大企業ならともかく、特許部もないような設立間もないベンチャー企業、その特許がクロスライセンスに値する確率なんて宝くじの当選するようなもの。

特許はそれなりの件数を戦略的取得していなければ、相手の製品が自社の特許に抵触することなんて、あり得ません。

クロスライセンスは、大企業同士の特許係争での一つの解決手段であり、

数千件の特許を取得してはじめて成立する話といっても過言ではない。

その点が現実離れしている点。

あともうひとつ。

佃製作所がギア・ゴーストに15億円融資して傘下に納めるという案。

しかも、ギア・ゴーストにクロスライセンスの事実を秘して、ギア・ゴーストの経営権を支配することができるというもの。

こんなだまし討ちみたいなアイデアをアドバイスする弁護士は信用できない。

だまし討ちは、卑怯者の常套手段であり、人として絶対にしてはならないのだ。

人として、弁護士として、いかがなものか?

神谷弁護士の2つのアイデアを聞いて、とても失望した。

所詮は、素人の表面的な浅知恵のアイデア。

使えない弁護士の典型だ。

なお、第2回目のドラマは、

佃製作所がギア・ゴーストに内情を素直に話し、15億円を融資するとのことで落ち着いたようだ。

これでこそ、企業人であり、誠実な人間のやり方である。

ビジネスは、王道を走らないと、絶対にうまくいかない。

卑怯な手でその場対応して、末永く繁栄した会社を私は知らない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月26日 (金)

2019年度への新たな挑戦!

2019年度 西村の新規国家試験への挑戦

■社会保険労務士

現在の顧問先からの要望に応えるため、

知的財産・技術開発・マーケティング戦略・企画だけでなく、

企業力の源泉となる人事組織・労働・年金分野や関連法務を広くカバーできる経営コンサルタントを目指す!

既に受験予備校に申込みをしていますので、エネルギーをかけ、来年必勝です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月22日 (月)

2018年度中小企業診断士2次試験を受験して

10月21日(日)晴天、2018年度中小企業診断士2次試験を受験した。

場所は理科大神楽坂キャンパス。

事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲ、事例Ⅳの順で、

午前は事例Ⅰ、Ⅱ、午後は事例Ⅲ、Ⅳで進む。

各事例、80分の試験。

私を悩ますのは財務会計分野である事例Ⅳ。

今年、1次試験で財務会計の科目を免除申請したため、

圧倒的に練習量が不足していたが、

TBCの答案練習会で事例Ⅰ~Ⅲまでが比較的スコアできるようになってきて、

事例Ⅳは最悪でも足仕切りを免れれば合格のチャンスが有るという思いでいた。

中小企業診断士2次試験は公式解答が発表されないなか、

悩ましいところがある。

事例Ⅰは、模擬試験を受けている感じで設問に回答し、時間も余った。

従来の事例Ⅲの論点が混じっていた気もするが、無難にこなさせたような気がする。

事例Ⅱは、宿泊ホテルの集客とプロモーションで、インバウンド客に関する題意であった。

これも平常心で臨めた。

ひょっとすると神がかった優秀答案になったかもしれないし、題意が外れているのかもしれないし、そこはわからない。

事例Ⅲは、生産管理の問題が半分出題された。

これは過去問から傾向がかわっていたが、1次試験の知識と生産管理が得意であったことから、事前に復習しており、解答できた(気がする)。

そして、難敵は、事例Ⅳ。

毎年出題されていたNPVを張っていたが、出なかった。

かわりに企業価値や聞いたことがない視点からの問題がある。

事例Ⅲが終わって合格を夢見ていたら、厳しい現実を突き立てられた感。

でも、解答するための切り口や論点内容は絶対に知っているはずと思い、論述問題は粘った。

WACCの公式はTBCの直前で出ていたので、辛うじて回答は出来た。

あとは足きりを回避して50点くらいとれていることを神に祈るまで。

事例Ⅳに関しては、第1問の経営分析(25点満点)だけは、

これまでと同じ傾向であったが、

第2問はノーマークであり、この得点分が30点くらいある。

厳しいよね…

やはり過去問だけでは演習が足りない。

財務会計は多くの論点があるが、いろんな視点から問われても、

まず設問文の要求を正確に理解しなければならない。

事例Ⅳは要求知識が専門的であるため、会計士でもない限り、これが難しいのだ。

過去問と同じ傾向ならパターン化できるが、

今年は、事例Ⅳがパターン化できず厳しかったといえる。

なんとかからないものかな…。

追伸;

10月14日(日)は、弁理士の付記代理試験であった。

合計6時間の論述試験で書きまくり、疲労はMAXであった。

翌日の月曜日まで披露を引きずった

そして、翌週の10月21(日)は、中小企業診断士2次試験。

合計80分×4科目=320分(5時間20分)。

1週間でリカバリー調整していたが、やはり過酷を極めた。

おまけに診断士2次試験の前夜は興奮で1時間くらいしか眠れていない。

試験後は起きているのが辛くなり、早々に寝たzzzz

それにしても、

付記代理試験後は、試験で訴状や答弁書を起案している夢を3日連続見た。

診断士2次試験が終わった昨夜、やはり夢で事例Ⅳの計算問題を永遠に繰り返していた。

それだけ精神的に追いつけられていたのかもしれない。

さて、結果はどうなるか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月16日 (火)

2018年度付記代理試験を受験して

10月14日(日)、弁理士の付記代理試験を受験してきた。

場所は大崎駅から徒歩5分の大崎ブライトコアホール。

昨日、本ブログの付記代理試験絡みのアクセスが多く、西村、早く感想を書け…という無言の圧力を感じましたので、アップします(笑)。

昨年はこの試験に1点足らずに不合格だった。

(事例問題1:34点、事例問題2:25点)

合格基準合計60点かつ各問題25点以上

今年は、昨年よりも質と量ともに、試験後の達成感があった。

特に事例問題2については、昨年は「やられた感」を引きづりながら、帰宅の途についた記憶がありますが、今年は事例問題2の方がむしろ自信がある。

法規範と言い分のあてはめと結論という法の三段論法。

空欄と論述の関係まで1時間かけた答案構成で固めた。

民法と民訴についても、今年は条文で回答する問題が少なく、

結論とその理由(根拠)が問われる知識問題の設問が多いと感じた。

これで昨年の1点差以上は、埋められた気がする。

ここで、午前・午後各々3時間通しの試験で、問題が出てきた。

1つは試験中のトイレの問題。

タイムロスを気にして、尿意を感じても、気がつけばギリギリまで試験に集中していたのであるが、

いざという時に挙手してトイレへ行こうとしたら、「順番なので待ってください」と回答してきた。

どうしても本当に我慢が出来なかったので、

いや我慢できない、と無理言って、係員の方にご迷惑をかけてしまった。

突発的な生理現象を待てと言われるのは、無理な話。

顔面蒼白になる拷問である。

なので、トイレは早めにいかないと、

試験どころか、膀胱炎になってしまう危険がある。

加齢による体質の変化の自分にショックでもあるが、

会場の気温や緊張感の中で、自律神経が普段と異なり緊張しているようだ。

肝心な試験問題について、

村西ゼミで取り上げた起案の中で、特許法と不正競争防止法で論点がドンピシャだった。

特許の間接侵害101条2号の解釈と、

不正競争防止法の商品の形態に関する商品等表示の解釈。

村西先生の読みが当たっていたのだから、本当にスゴイ。

今年、村西ゼミへ参加して本当に良かった。

村西先生には心から感謝しております。

※試験後の疲労感がマックスです。

ここでも歳を感じています。

今までフルスロットル人生だったので、身体への反動が半端なく。

私も47歳。

人生なんてあっという間の意味を少し理解できたようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月11日 (木)

特許裁判が起こると…

特許裁判の当事者になれば、

訴えられた側(被告)は、特許権の怖さを思い知らされ、

訴えた側(原告)は、特許戦略の重要性を改めて知る。

前者は感覚的にわかると思うが、

後者は、特許発明の技術的範囲の解釈、均等論適用の限界、相手の逃げ方などで特許は戦略的にあるべきと痛感することになる。

弁理士としては、審査過程において安易に妥協して狭い特許範囲で特許査定にしないこと。

審判に上がっても、審決取消訴訟へ行っても、妥協は禁物。

これ、当事者ないし代理人・補佐人として特許裁判を経験してみないとわからないこと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 7日 (日)

特許無効審判の口頭審理を経験して

先日、被請求人代理人として、

特許無効審判の口頭審理をしました。

場所は経産省別館1階です。

本当は、豪華な特許庁最上階の審判廷でやりたかったけど。

口頭審理を迎える前には、

こちらは、答弁書を提出し、その後に審判長の指示に基づき、口頭審理陳述要領書を提出しています。

審判請求人側も、

審判請求書の他に、口頭審理陳述要領書を提出済み。

しかし、この審判請求人は、

その他にも、無効理由を追加した審判請求書の手続補正書、

挙句の果てには、口頭審理直前に弁駁書をねじ込んできた。

事務所のFAXがありえない時間に起動しているので、

オカシイと思い、覗き込むと、

数十ページにわたる弁駁書が出力されてきた。

「ずるい」のひと言。

なんでこんな口頭審理の直前に、提出するのかな…

受領した以上は、私も弁駁書を完璧に読み込み、反論を考えねばなりません。

結局、審判請求書の補正書、陳述書、弁駁書だけでも50頁を軽く超えるものとなり、

これに対して、口頭審理直前期に対策を考えねばならない。

愚痴っていても始まらないので、

すべて読み込み、口頭審理の場で反論する内容を争点ごとにまとめた。

そして、どのように議論に持ち込むのかを、相手の出方を予想しながら、

口頭練習を繰り返した。

連休前だったので丸三日間、事務所にこもり、口頭練習していたかな。

このお蔭で、口頭審理は、審判庁誘導というよりは、むしろ代理人同士の公開自由討論の雰囲気に持ち込んだ。

相手の主張に対し、具体的根拠をもって、法律面と技術面の両方から論破する。

具体的根拠というのは、

法律面では特許庁審査基準、規範、判例、

技術面では技術常識、該当技術の理論(例えば、流体力学ならベルヌーイの定理等)、

である。

感情論に持ち込んでは負けである。

具体的根拠をもって相手を追い込むのは、私の得意分野だ。

かつ相手の主張に対して、反論し、論破するのも好きだ。

無効審判によっては、審判長の誘導のもとに、

代理人が回答していくことが大枠としてあるものの、

これだけでは反論すべき内容が漏れてしまうことになりかねない。

こういう流れで1時間があっという間に過ぎた。

休憩が入り、審判長から調書の確認があって、

あとは書面審理に移行するとのことで閉廷した。

これぞ、口頭審理で、弁理士が活躍できる場である。

弁理士しか主役を演じることができない場なのである。

とても気持ち良く終了できた。

なお、侵害訴訟の弁論準備手続は、既に提出した準備書面の確認だけで、

下手すれば5分くらいで終了する。

準備書面で陳述した内容をベラベラまくしたてる場ではないし、裁判長から質問されたことくらいしか回答しない欲求不満の場でもある。

これではむしろ書面主義の要素が強い。

ドラマで見るような、弁護士の演出の機会なんか全くなく、地味な雰囲気に終始する。

その意味では、

特許等の無効審判の口頭審理の場は、議論があり、真の討論の場に相応しい。

これぞ、口頭審理だ。

弁理士の演出力、説得力、プレゼン力、総合力が大きな武器になる場でもある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

昇段試験で”準初段”へ

先日、書道の昇段試験を受験したのですが、

2階級アップして2級→準初段に昇段致しました。

そのときの錬成会で練習した私の作品の一例。

左は宮崎先生のお手本、右は私の作。

Dsc_0860

■楷書作品

Dsc_0866

■行書作品

これで有段者の仲間入り。

11月と12月は、先生からご紹介いただいた創玄展への出品のため、猛稽古の予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 6日 (土)

2018年度TBC中小企業診断士2次全国公開模擬試験の成績表

2018年度TBC中小企業診断士2次全国公開模擬試験の成績表が送られてきた。

Dsc_0868

事例Ⅰ~Ⅲは合格点のA評価、事例ⅣはC評価です。

事例Ⅳについては計算プロセスを再確認し、トレーニングを積んで本試験に臨みたい。

事例ⅠとⅡについても解答の軸の見直しと、具体→抽象→具体のプロセスの確認、論点ブロックシートの暗記を繰り返します。

あと2週間です。

頑張ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 3日 (水)

訴訟経験で感じたひと言

特許裁判の経験を経て感じたことは、

弁護士が無知で適性がないと、勝てるものも勝てない。

その一言に尽きる。

しかも、たちが悪いのは、

実力がないことを自覚せずにいる、ということ。

依頼人に不利益を及ぼすことになります。

自分と同じサイドの弁護士なら、

私が起案すれば良し。

そのための補佐人制度だから。

でも、こういう弁護士はあまり信用できない。

そのかわり、弁護士の報酬以上の報酬を頂きます。

逆に、実力がなさそうな弁護士と対峙するときは、

めっちゃラッキー。

出願日以後に公開された特許文献を証拠に、特許無効の抗弁をされたときには驚いた!

実力があるか否かは、準備書面をみれば一発でわかる。

勝てる見込みがあるか否かは、

相手弁護士の過去の勝率に左右されるといえなくもない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TBC受験研究会~中小企業診断士2次試験直前対策結果~

TBC受験研究会の中小企業診断士2次試験直前対策の結果が返送されてきました。

①事例Ⅰ(組織・人事)…54点

事例Ⅰはなかなか難しいですね。

採点した講師も(私の中では)クセモノで有名…?

②事例Ⅱ(マーケ・流通)…63点

模範解答とは別解でしたが、ロジックが評価されたみたいです。

③事例Ⅲ(生産・技術)…77点

GOOD評価の連発ゲット!

やはり生産工学が専門の私には合致している分野です。

私の適性と弁理士としての知財実務との相乗効果を得るために、

中小企業診断士と技術士【経営工学部門】に合格すれば、中小企業の生産機械メーカーを標的クライアントにして経営コンサル、知財、人事労務の分野で活躍したいと思う。

④事例Ⅳ(財務・会計)…72点

財務の計算で穴が埋められなかった。

なんとか計算だけは本番で完答できるように見直すのみ。

合計:266/400(合格基準240)

この時期に合格基準を超えてきました。

上り調子で本試験に突入したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 1日 (月)

社会人学生が増えると日本国の生産性が下がる?

社会人学生が増えると、生産性が下がります。

学業の分、仕事していないわけだから…

しかし、もともと仕事ができなかったり、会社でもパッとしない人が大学院に逃げ場を求めているのなら、

その因果は誤っています。

私の印象は、「社会人学生の増加」と、「生産性の低下」は、負の相関関係にないということです。

それはJAISTの社会人学生みていてもよくわかる。

ほとんどの方は、社業で心理的ないし能力的な課題をかかえて、研究されている。

ですが、

仕事ができる企業人は、そのような課題を持っていても、仕事の場で解決していくことになるのでしょう。

結局、企業に勤務している社会人学生は、会社内で居場所がないか、出世ルートが遮られて、

大学院という学業の場で、存在意義を探し求める。

そのように見えてしまう。

他方、私のような独立コンサルタントや士業の人こそは、

大学院での研究で、さらに存在意義を高める必要がある。

自分自身が商品ですから、

他人と違う能力を発揮して、顧客のニーズに応えていく。

これは個人プレーの最たる生き方です。

この違いは、正反対であり、大きなギャップがあると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »