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2019年1月30日 (水)

平成30年度特定侵害訴訟代理業務試験の得点開示

本日、帰宅すると、特許庁から平成30年度特定侵害訴訟代理業務試験(付記試験)の得点開示の郵便が来ていた。

ワクワクしながら、封印を解く。

平成30年(2018年)度付記試験の成績

事例Ⅰ(特許法)…28点/50点満点

事例Ⅱ(商標法・不正競争防止法)…37点/50点満点

合計点:65点/100点満点

合否:合格

(平成29年(2017年)度付記試験の成績)

事例Ⅰ(特許法)…34点/50点満点

事例Ⅱ(商標法・不正競争防止法)…25点/50点満点

合計点:59点/100点満点

合否:不合格

(私の感想)

正直とてもショックでした。

事例Ⅰ単独で合格基準点(30点)を下回りながら、ランチを食べていたのかと…

平成29年度の試験に落ちて、さらに一年間長く付記試験の勉強をしたけれど、

あまり勉強していなかった平成29年度試験の成績と比較して、事例Ⅰの評価が-6点

6点も下がっていた。

平成30年度の事例Ⅰは30点~32点の出来だと思いましたが、

予想外に得点できていなかった。

私はこれでも特許が専門なのに。

他方、事例Ⅱの評価は+12点

100点満点にすると、74点の法律系科目の論文答案だからスゴイかも…(笑)。

具体的に、起案40点、民法・民訴の小問が10点の配点として、

37点の内訳を分析すると、

苦手な小問が6点だと仮定して、起案だけで31点。

起案が40点配点だから、8割近くの得点を得た起案ということなのか?

でも合格したから良しとするけど、心にしこりが残るなぁ……。

実務力を高めるための自己研鑽に一層励め、という試験委員からのお告げと解釈します。

これらの結果から、ひとつの仮説を得た。

事例Ⅱは、勉強時間に比例して、点数が伸びる科目。

商標・不正競争防止法は、規範や判例がとても多く、正確に覚えた量に比例して加点されていくようです。

勉強量がモノを言うので、残念ながら試験に不合格だった人や事例Ⅱが苦手な人は、徹底的に時間をかけて、商標法と不正競争防止法の全ての規範の暗記暗唱と、事例のあてはめ方のトレーニング量を増やすことが必要だと感じます。

規範の暗記暗唱とは、何も見ずに、規範を口でスラスラと話せるようなレベルのことです。

予備校の講師やセミナーで話している自分を想定します。

私も一人英作文と同様の方法で、全ての規範を口に出して言えるようになるまで繰り返し訓練しました。

他方、事例Ⅰは、かけた時間の分だけ点数に反映されるとは限らない科目。

おそらく事例Ⅱと比較して、規範も少なく、論点も限られているので、技術分野との相性や、題意の捉え方により、技術解釈や事例のあてはめ方において、点数の開きが大きく出てしまう性質のものであると考えます。

そうすると、日頃から、特許実務でどれだけ頭を使って考えているか?

この習慣があるか否かも、点数に影響するのではないでしょうか?

私のケースですが、

日頃の実務で特許出願の中間処理の経験が長い程、

事例Ⅰでは答弁書を作成する設問との相性が良くなると思います(平成29年度の事例Ⅰの点数のように)。

特許を専門に扱う実務者は、

不慣れな訴状を作成するターンよりも、答弁書を完成させる設問の方がスコアアップを図ることができるのではないでしょうか?

2019年度の付記試験で、

事例Ⅰでは答弁書作成系、事例Ⅱでは訴状作成系の設問が出題されると仮定すれば、

特許系弁理士の場合、商標や不正競争防止法の要件や規範をどれだけ徹底して暗記することができるか?

事例を丁寧に当てはめることができるか?

このひと言に尽きるのではないでしょうか?

商標系弁理士の場合、事例Ⅱの規範を徹底して暗記することに加え、事例Ⅰでは、特許公報や依頼者の言い分を利用して、特許発明の技術的範囲の解釈、均等論の適用、間接侵害、先用実施権、特許無効論をどこまで事例を交えて丁寧に反論や主張することができるのか?

これらの要素がとても重要になると思います。

このようなことから、事例Ⅰに苦手意識を持っている方は、過去問で事例Ⅰの設問を徹底して解き、

特に技術論の展開の仕方に慣れてしまうことをおススメします。

事例Ⅱは正攻法により、規範と事例のあてはめを、日々、確認しておくことに尽きます。

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