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2019年10月30日 (水)

台風の目にレーザーを照射して…という件


「台風の目にレーザーを照射して…台風を消滅させる」という件は、

20年前、私が弁理士試験の受験生だった頃に、吉藤先生の特許法概説で読んだ記憶があります。

たしか審決か判決で実施不可能であると判断され、特許査定に至らなかったように覚えています。

当時も、ミキモト真珠の養殖方法(これらは再現性が低いものの特許になった)と並び、大昔の審決(判決)であったと、曖昧ながら記憶しています。


流石に、これだけ台風が日本各地で悪さをすると、台風の目に強烈なレーザーをかまして消失させることも考えなければならないと思いますが、

おそらく現在、特許出願されたら、技術レベルの向上から実施不可能という理由はないと思いますので、公序良俗に反しない限り、特許査定になるのではないでしょうか?


軍事目的で既に似た技術が開発されてそうですが、

台風の消失効果を実現するための必要条件や最適要件を発明特定事項にあげ、装置ではなくて、方法特許として成立しそうな気もします。

昔の審決(判決)に反故するような特許査定になるかもしれませんが、

著しい技術進歩が、そのような動きを封じ、特許査定になると判断されることが、まともな判断だと思います。

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2019年10月29日 (火)

小さな事務所は単価上げる!

弊所は、多くの人に協力して頂いているものの、一人で実務から事務までこなす一人弁理士事務所です。

一人事務所に限らず、小さな士業事務所が収益を確保する場合について原則があります。

売上方程式:売上=客数×客単価

客数はクライアントの数、客単価は例えば出願手続の手数料等。

客数でも客単価でも増えれば、売上が上がります。


ここで、自滅する例は、客単価を下げて客数を上げる戦略です。

これだと、客数が増えても、ブラック事務所に成り下がり、事業者や従業員が疲弊し、安い事務所というレッテルが張られます。

安売りができるのは大手事務所のみです。大手だとブランドや規模で圧倒でき、安さが原因で、顧客視点での品格が下がることはあまりないと思います。

大手で問題となるのは、事業主や従業員の不祥事です。社会的制裁により、下手すれば、一発でクローズドに追い込まれます。

一方、小さな事務所がやると、世間には品格も質も安い事務所に写ります。もちろん事業主が反社をやれば一発レッドカードですが。

売上方程式に話を戻すと、

大手事務所は、客単価(特許事務所では一出願当たりの単価と置き換える)を下げて、客数を増加させれば、マンパワーで規模の経済性が発揮できるため、利益率が下がっても、利益(額)は増加します。

大手はこの戦略が良いと思います。

今の弁理士業界は多数乱戦市場であり、この場合は大手にとって集約・統合戦略が定石ですから、他の事務所を合併したり、作業の標準化によりコストをさらに下げて、低額なサービスが実現可能になります。


一方、小さな事務所が多数乱戦市場という同じ土俵で戦う場合には、理論上、独自サービスの開発や撤退するしか方法がありません。


しかしながら、多数乱戦市場は市場成長率が低い衰退市場が前提ですから、衰退市場を解消するには、この市場をさらに細分化していくことが必要です。

自身の強みとなる独自サービスによって価値を提供できる標的顧客を決め、そこに集中マーケティングをしていくわけですが、

弁理士業務のビジネスモデルを変えた方が弁理士報酬の枠組みを外れるため、同業者の報酬との単純比較ができなくなるので、有利です。


ドメインの定義において基準となるのは、標的顧客-顧客ニーズ-独自能力(リソース)の3つの軸ですから、

標的顧客を特定すれば、そのニーズを収集して、強みとなる独自のサービスを展開することができ、その小さな分野でのミニリーダーの立場が得られます。

ミニリーダーになれば、その分野ではトヨタ自動車の存在ですから、サービス単価を上げて収益(利益額)を向上することができるのです。

しかも、一人事務所では、標的顧客の属性の共通により(ただしコンフリクトに留意)、サービスの標準化が可能になり、一人事務所でもある程度のクライアント数まで捌けます。


弁理士だからといって弁理士業務をしなければならないというわけではないので、他のサービスを開発し、既存の弁理士業務と組み合わせても良いし、弁理士業務とは全く関係のないサービスに特化しても良いのです。


弊所は独立後17年間、一人事務所を守り続けていますが、世間からすると、数人から十数人規模は小さな事務所ですから、同じような戦略が有効だと考えています。


小さな事務所が安売りという戦略を誤ってとってしまうと、

先ず、自身が精神的・肉体的につぶれ、次に従業員が疲労し、従業員満足度が低下します。そうなると、クライアントの満足度が低下することにつながりますから、これを私は悪魔の循環サイクルと呼んでいます。

上記論拠は、弊所の研究により立証できているものです。

どこまで汎用化できるかは議論の余地があるところですが、少なくとも士業の1人事務所ではバッチの色を問わず、適合するかと考えています。

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2019年10月28日 (月)

資格試験の勉強から解放された1週間

先週、1週間は、国家資格の試験勉強から解放され、至福の時を過ごさせて頂いた。

頭の回転数と負荷に界王拳を使っていた先々週とは異なり、とても健康的で穏やかな1週間。

この週に、定期健診をはじめ、週末には家族と地元の祭り等に参加したりして、自由を満喫した。


さて人間には、切り換えがとても重要です。

今週からまたハードワーク(ただし界王拳は封じる)に戻すつもりです。

やるべき事が山積しています。


ラグビーワールドカップも間もなく終わり、現実の日々に着地しなければケジメがつきません。

自分に課したタスクをしっかりこなしたいと思います。


本日は東京都中小企業振興公社の知財センターに知財専門員として出向しています。

実務の勉強を兼ねつつ、新たな種まきをしていきたい。


社労士の受講は、クレアール社労士講座にお世話になっています。

安いのにサポートが良く、重宝しています。

昨年は、消化不良になりましたが、来年の国家資格は社労士試験に専念します。


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2019年10月27日 (日)

社内の職務発明制度の立案そして定着

クライアント先から、社内の職務発明制度の立案の依頼を頂きました。

これも弁理士の仕事です。

ただ、注意しなければならないのは、特許法の規定ありきで縛ってしまうと、形骸化するということです。

私も、昔、失敗した苦い経験がある。


重要な視点は、いかに従業員のモチベーションを向上させるかに尽きます。

使用者から一方的に押し付けるのではなくです。


だからといって、報酬額で従業員の期待に応えれば良いかというとそうでもありません。

報酬額についてはとても重要ですが、それだけでは不十分です。


報酬額だけで応えようとすれば、従業員の発明魂の火が報酬という外的要素によって消されてしまいかねません。

なぜなら、発明がお金目当てという題目にとって変わられるため、それを認識した従業員の内発的動機づけが無くなり、発明が生まれなくなるからです。

先ず、従業員の内発的動機づけを喚起できる仕組みの構築です。

そして、この前提として、社内の職務発明制度の必要性に関して、全社的に認識したうえで、従業員の理解を得なければ成功しません。

その辺の意識改革がとても重要なのです。

企業組織がある程度の成功を手にすると、様々な理由で、組織が「ゆでガエル」の状態に陥ったり、「変化への抵抗」が強くなります。

その部分の課題を解決できる意識改革と仕組み作りが必須になるのです。

私がこの着眼点に気付き、必要なノウハウを有しているのも、弁理士業務以外の自己研鑚に他なりません。

中小企業診断士の勉強を始めたのも、経営者から知財以外の相談を受けたとき、有益な助言をすることができなかったからです。

弁理士だから専門外ということで返すことはできたとしても、これだと自分も相手もとても悲しい状況になることは目に見えています。

今、依頼を受けた社内の職務発明制度の立案について取り組んで参ります。

仕事の半分の要素は弁理士の知識と経験、他の半分は経営コンサルのノウハウになるということです。


さらに重要なことは、このような制度は作って終わりではありません。

実際に社内で運用してみて、従業員の声を取り入れ、柔軟に訂正していく環境が必要です。

まさに、PDCAサイクルです。

こういうところも、クライアントが欲するところですので、

弁理士としての顧問の必要性や収益源になります。


まさにWIN-WINの関係性の構築が実現されることになる。

たとえ弁理士法の弁理士業務として記載されていなくても、創意工夫でいくらでも有益な仕事が生まれてくるのです。


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2019年10月25日 (金)

形式知よりも暗黙知であるべき

士業同士の提携の話を聞いたり、私も実際に実現したりしています。

弁理士と弁護士の提携、弁理士と行政書士の提携等、おおよそ色の異なるバッジ同士が各々の専門性を補完できる良いビジネスモデルだと思います。

これを知識科学モデルの視点から説明すれば、

各士業の専門分野である形式知の融合です。

お互いの専門性を伝達するためには、客観性を有する形式知としておく必要があります。

形式知でないと、他人同士、お互いが相手の専門知識を理解することはできないのです。

そうすると、経済学の用語を借りれば、範囲の経済性を実現することです。

お互いの領域を合せて、お互いのサービスを合算するイメージになります。


ところが、これだと、ただ複数の士業が各々の業務をクライアントの必要に応じて紹介し合うだけのサービスになってしまいます。

このようなサービスだと、やはり顧客満足度が高くなることはあまりないと考えます。

顧客満足度という琴線を揺さぶるシナジーが作用しないからです。


そうではなく、知識科学モデルでいう暗黙知同士の融合こそが、顧客にとって満足度が高いサービスになると考えます。

経済学の用語でいえば、規模の経済性の発揮です。


暗黙知同士の移転に関する学術論文は存在していますが、

一般に他人の暗黙知を知る由もないことから、ビジネスではじめて出会う士業同士では、暗黙知の交換ないし移転は不可能に近いと想定されます。


これをちょうどラグビーの例を挙げると、

ラグビー日本代表が長期にわたり合宿して家族になりました。

その結果、選手同士の暗黙知の交換が可能になったということです。

具体的には、

No.8の姫野がボールキャリーで突進すると、フランカーのリーチマイケルやロックのムーアが空かさずサポートに入り、相手チームの選手のジャッカルを阻止する。

その場に、スクラムハーフの田中がボールをかきだし、フライハーフの田村に供給する。

フライハーフの田村は、相手の裏のスペースを見つけると、味方の誰かが走ることを想定してそこに蹴る。

そのスペースには右ウイングの松島が走り込んでボールをキャッチし、次にフォローしていたアウトサイドセンターのラファエレがボールを受け取る。

ラファエレがタックルを受ける前に、コースに走り込んでいる左ウイングの福岡にパスして、そのままゴールラインを越えトライを実現する。

以上の動きをチーム全員がその状況を一瞬で判断して答えを出し、共有することが重要です。

それができるのは暗黙知の交換ができるからです。

上記一連の動きを、昨日・今日に出会ったラグビー選手同士が各々独自に想定して共有することは不可能です。


ラグビーのたとえ話が長くなりましたが、

要するに、顧客が望んでいることを実現するために、全ての知識と豊富な経験で最適な道筋を示すのが士業の役割です。

その場合、顧客満足度を高めるためには、暗黙知同士の知識の交換ないし移転が必要不可欠になりますが、

それができるのは、あくまで同一人が複数の士業の資格と経験を有している場合に限られると考えます(仮説)。


そのような理由で、私は今後も引き続き、資格取得と実務経験の精進して参ります。


全ては、士業としての責務を全うすると同時に、顧客満足度を高めるためです。

新しいサービスをどんどん創作して参ります。

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2019年10月23日 (水)

新たな挑戦

中小企業診断士の2次筆記試験が終了したので、新たな挑戦を始めます!


弁理士業務やその他の自己研鑚は、引き続き、継続していきます。


私が中小企業診断士の資格取得を目指しているひとつの理由は、クライアントの「経営参謀」になるためです。

多くの中小企業にとっては、知財が常に最も優先される重要資産とはならず、他に優先すべき課題がゴロゴロしています。

各クライアントの経営戦略において重要決断や効果的な支援をしていくのが私の主な業務です。

私の課題は、弁理士による特許・商標出願という外注作業者から、クライアントの経営の根幹に関与するキーパーソンになること。

このための登竜門である中小企業診断士は、

資格取得までのプロセスに加え、資格取得後の強制的な企業診断実習によって実力を高めることができ、望ましい経営参謀になるための資格ともいえます。


資格とあわせて両輪となる、経営コンサルの実務力を身につけていきます。

外部研修や他の民間資格の取得を通して、知識と経験を重ねたい(かなりの費用もかかりそうです)。


その他の事項として、特許出願の内外案件に加え、外国進出支援のための英語力は必須です。

社労士の資格取得も顧問先からのニーズがあるので実現します。


クライアントの経営成績が向上できれば、これ以上の喜ばしい事はありません。

知財が必要か否かにかかわらず。


知財を要せず、経営がうまく回れば、それはそれで良いと思うし、経営に知財がうまく絡めれば最高だとも思います。

弁理士としてのドメインを再定義し、本来、知財を求めるクライアントが望んでいた組織に成長できるよう、多面的に支援したい。

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2019年10月22日 (火)

中小企業診断士2次試験後のラグビー日本代表の応援

10月20日、ラグビー日本代表が南アフリカと対戦する日だ。

この日は、私にとっても戦いの日であり、中小企業診断士2次試験の受験日でもある。

試験時間は9時40分~17時20分。

試験後は、お世話になった方々に御礼するため、また同志と情報交換したり、お互いを労うため、飲み会に向かいたいところですが、

急ぎ自宅に戻り、家族でラグビー日本代表を応援した。


昨年受験した弁理士付記試験もそうであったが、

1日くらいなら試験中の集中力が終日維持できるものの、その反動で身体に不調を覚えるようになった。

付記試験後は1週間のリカバリーを要した。

診断士試験も例外ではなく、試験後、早くも身体が不調(頭痛)になり、帰宅していた。

(唯一の救いは、試験で全て出し切ることができたことで精神的な満足感を覚えていた)

ツィッター等の情報収集は、怖くてできず、ラグビー脳に切り替えて、外国人サポーターでまだまだ混雑していた京王線で自宅に戻った。


帰宅したことで、診断士2次筆記試験に対する戦いは、終わった。

後は天命を待ち、3次試験である口述試験に備えたい。


次は、テレビ前でラグビー日本代表を応援することである。

日本代表は、予選プールで4戦、全勝で勝ち上がってきた。

これは、昔の日本代表を知る者にとって奇跡と映るが、ラグビー選手がやってきたことを考えれば当然な結果、彼らの正当な実力と認めなければならない。

ただ、ほぼ全てベストメンバーで戦ってきたため、この日のジャパンの疲労感はマックスのように見える。

対戦する南アフリカは、実質的にニュージーランドとの対戦ではベストメンバーで、その他は控えメンバー主体でゲームできれば勝ち抜ける選手層である。

この差がとても大きいと痛感した。


約30日間、間隔が開いて週に1回、短くて4日に1回のペースで試合があれば、その疲労はすぐにマックスになり、それが原因で怪我や故障になる。

予選プールの4試合は、いかにして、ベストメンバーで戦わない戦略、すなわち選手層を厚くできるか、それにかかっているようなものだ。


そのような意味で満身創痍のジャパンは、世界最高のフィジカルモンスターを前にして、本来の速さという強みを出せなかった。

タックルでは差し込まれ、モールでは押され、ボールキャリーでは次のサポートが遅れ、選手も頭で分っていたものの、身体が動かなかったに違いない。

ラインアウトもボロボロだった。

相手のロック(4番と5番の選手)、7番のフランカーは、ともに2メートルを超えている。

ジャパンは、190cmないし195cm足らずである。

ことごとくマイボールを失った。


最終スコアは、3-26である。

前半だけでは、3-5の競った内容であった。

ラグビーでいうこの点差は、接戦でもなければ大敗でもない。

ただし、完敗には違いない。

しかし、ジャパンは、前半、十分に通用したと評価できる。

後半の点差は、フィジカルや疲労蓄積の問題だ。


そうであれば、次のワールドカップは、ベスト4の可能性が出せるのではないか。

予選プールの4試合中、格上との2試合をベストメンバー、残り2試合はサブメンバーで戦えるだけの戦力をつけることが課題である。

これなら、決勝リーグは、ベストメンバーで2試合が可能であるし、連勝できれば、決勝戦までいける。


予選から優勝まで、4試合+3試合で合計7試合。

これを2か月間でこなすのは、王者ニュージーランド(オールブラックス)でさえ過酷な話で、やはりサブメンバーの補強と信頼関係が必要となるであろう。


次のワールドカップのフランス大会までの4年間、いかにサブメンバーが多くの経験によって自信をつけるかが勝負である。

今回のワールドカップ日本大会では、大きな感動を頂いた。

次回フランス大会では、自身の戦いにも勝利した、弁理士兼中小企業診断士の未来の私と家族で精一杯応援したい。

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2019年10月21日 (月)

2019年度中小企業診断士2次試験の受験

昨日(10/20)、2019年度の中小企業診断士2次試験を受験した。

場所は昨年と同様、東京理科大の神楽坂キャンパス。

昨年総合判定Bで不合格になったため、背水の陣で臨んだ1年。

TBC受験研究会に大変お世話になり、直前のスクーリングにも参加させて頂き準備を進めてきた。


昨年と比較しての感想になるが、

事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲについては、総じて答案練習会のような調子で書けたと思う。

今年は、事例Ⅱでネイルサロンの事例が出題されたり、事例Ⅲでは設問要求の傾向が変化していたようだった。

特にネイルサロンについてはジェルネイルやストーンが出てきて、面くらったおっちゃんが多いと思う。

事例Ⅲについては生産技術や現場の色あいが強く出て、こちらは工場勤務のおっちゃんに有利な事例だったかもしれない。

生産技術のテーマに基づき、技術的事項や組織の問題を解決するような難問であった。

いずれにせよ、理論に基づき、解答が書けたか否かだろう。


そして、最も不安な事例Ⅳ。

思えば、昨年の試験では第1問目の経営分析から自信がなく、計算問題にいっては壊滅状態、最後の文章問題では論点を外した感想文のような散々な出来だった。

今年の事例Ⅳは、全問解答を埋めることはできなかったが、計算問題についてはしっかり計算できたと思う。

かなり準備をしてきたけれど、本試験はやはり怖い。

60点は厳しいかもしれないが、足切はないと思うので、相対評価や他の事例Ⅰ~Ⅲの出来に期待したい。

中小企業診断士2次試験を2回受験したことになる。

後は今年の結果を受け入れ、中小企業診断士試験を受験するための試験勉強は今年で終わりにしようと思う。

この試験の難しいところは、弁理士や他の法律試験のような暗記の積み重ねでは対応できないところである。

勘とセンスが問われているような試験。

特に2次試験については解答が公表されないので、なぜ合格答案なのか理解できずに合格される方も多いと聞く。

それだけ、掴みどころのない試験なのだ。

ブログでは話題にしないが、私は既婚者でもある。

家族から寛大な理解と多くの支援をして頂きました。

家族へ恩返ししつつ、今後を考えたい。

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2019年10月14日 (月)

ラグビー日本代表、感動をありがとう!

ラグビー日本代表は、スコットランドとの予選ラストゲーム。

昨日の台風19号とは対照的な好天気。

台風による犠牲者がいるなか、本日の試合の開催には疑問を持っていましたが、予定通り行われた。

思えば、今から30年前、私が高校生のときに、自宅の小さなテレビで日本-スコットランドのテストマッチを観戦した。

そのときは、今は亡き平尾、大八木の全盛期で、日本が速い展開でスコットランドに猛攻をかけていた。

そのときも接戦だったが、日本が強豪・スコットランドに勝った時のインパクトが凄く、今でも鮮明に記憶に残っている。

あれから30年、日本で再び。

前半は終始日本が攻撃し、まるでオールブラックスを彷彿させるようなトライの量産。

日本人として今日の試合は特別なものでした。


後半も早々にトライを決め、あとは防御でしたが、気迫や他の全てにおいて日本代表が勝っていた。

40年間、ラグビーファンで良かった。

何かこみあげてくるものがあり、涙がながらの応援。


このような試合が日本で観れてとても幸せです。

感動を本当にありがとう。

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2019年10月11日 (金)

SNS炎上…に思うこと

SNSで炎上するというニュースを、たまに拝見する。

これだけSNSユーザーが増えてくれば、いろんな見解や意見をもつ人が現れて当然。

SNSの怖さはメリットでもあるその拡散力に他ならないから、その使い方も十分に理解しなければならない。


最近、同業者のツイッターが炎上しているケースがありますが、

発信は発信者の責任をもって行われているものであるし、その発言に対する評価については受け手が各自で判断すれば良いのだろう。


最も深刻な問題は、おおよそ面識のない人や関係のない人の間で拡散され続け、周囲から発信者が袋たたきにあうことである。


これは学校で行われている、いじめと同じである。

受け手は発信者が発言した内容を自己の常識や価値観に基づき、解釈ないし評価すればよいのであって、

あたかもいじめの対象になるような結果に至る拡散行為は、低民度の極みでもあるから、自粛するべきである。


そして何よりも重要なことは、

発信内容のコンテクストが不明ないし十分に理解できないということである。

発信者の発信内容の背景や文脈を十分に理解しないで、表面的なフレーズだけで判断する様は、まるでマスコミの報道だけを鵜呑みにしていることに等しい。


いずれにせよ、他人が何も迷惑をうけていない一般人の発信内容に対し、面白半分で拡散するということは卑怯なことだ。

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2019年10月10日 (木)

特許無効審判の審理事項通知書

特許無効審判の審理事項通知書を受領した。

なるほど、これは、請求人が提出した審判請求書の内容と、被請求人から提出された答弁書の内容に基づき、

審判合議体の暫定的見解と、当事者に対する質問・確認事項が記載されているものである。


当該書面に基づき、口頭審理の進行がなされる。

当事者は口頭審理の期日3週間前までに、口頭審理陳述要領書を特許庁に提出しなければなりません。


ちなみに特許庁に提出する書類は、正本1部、副本2部であり、写しは提出の必要がない(裁判所への書類は別途写し3部が必要)。

副本の1部は、相手方に郵送されるものであるが、特許庁に提出すれば、特別送達で相手方へ届けてくれる。

ところで、審理事項通知書の内容を検討すると、審判合議体の心証形成の様がなんとなく見え隠れしていることに気付く。

被請求人にとっては審判合議体からの質問確認事項に加え、答弁書で記載できなかった事項を追加的に記載して答弁に充てることができる。

もちろん、請求人も答弁書の内容に対する反論も可能だ。

審理事項通知書を受領すると、いよいよ口頭審理を意識した取り組みが必要になる。

侵害訴訟等の裁判所の期日当日は、事前に裁判所に提出した準備書面を「陳述する」のひと言を言えば、次の期日予定を決め、その日はそれで閉廷するが、

特許庁の口頭審理は、そうではなく、口頭での議論の場である。

請求人と被請求人、審判合議体を三者間で、特許要件や技術論については知的バトルを繰り広げる、弁理士にとっては華を飾れる最高のステージである。


特許権侵害訴訟では、「陳述する」をいうための期日であり、唯一、技術説明会が開催されれば、弁理士としての華の魅力を残すことができる。

それが、無効審判では、口頭審理=技術説明+特許要件論なので、議論が一層盛り上がるのだ。


オブザーバーも相応に多くて、びっくりする。

場所は今回も経産省の別館であるが、

こちらの方が、普通のオフィスビルであるが故に緊張が和らぎ、私の力が発揮できるかもしれない。

決戦は12月である。

万全の準備を整え、弁理士としてのステージを披露したい。


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特許権侵害訴訟期日

今週は特許権侵害訴訟の期日。

しっかり準備して臨みたい。

一言一句、選び抜いた表現で、かつ無効理由の抗弁に対する反論と整合性をとりながら論述する。

一人の人間が全て起案するか、同レベルに専門性の高い弁理士と弁護士が協働するかのどちらかである。

よくあるような法律書のテーマ別に筆者が変わる担当制は、侵害訴訟の起案に向かないのだ。

訴訟でチームワークがとても重要なことは実感したし、

特許権侵害訴訟を一人の弁護士や弁理士だけでこなすには、精神的にも肉体的にも、とてもハードであることが良くわかった。


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2019年10月 8日 (火)

東京都知的財産総合センターでの専門相談員を卒業します

2009年度から東京都知的財産総合センターでの知財相談業務を担当していましたが、

今年度(2019年度)をもって卒業することに至りました。

この業務は、弁理士同友会の先輩から紹介して頂いたものですが、あれから10年が経過し、そろそろ席を他の弁理士に譲ることに決定致しました。

何事も組織の新陳代謝が必要ですし、あまりに長い間、独占しているのも、馴れ合いや活性化の点でよくありません。

隔週で半日の時間をセンターで費やすことになりましたが、


多くの発見があり、とても充実していました。


在任中、都内中小企業に様々な支援をさせて頂いたので、弁理士としての社会的責任を果たすとともに、公に対しても恩返しが出来たと思います。


今後、私は公職をいったん退き、

弊所の営業活動に益々精力的に専念して参ります。

予定が完全にフリーになるため、

極端な話、外国で起業しても良いし、国内で多角化を図り別の事業をしても支障がございません。


今後においても中小企業の経営者を強力に支援して行きたいと思います。

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2019年10月 4日 (金)

中小企業診断士から他士業の専門業務へ

中小企業診断士1次試験は7科目、2次試験は4科目が課されています。

■1次試験(選択式)
・・経済学・経済政策
・・財務会計
・・企業経営理論
・・運営管理
・・経営法務
・・情報システム
・・中小企業経営・政策

■2次試験(論述式)
・・事例Ⅰ(人事・組織)
・・事例Ⅱ(マーケティング・流通)
・・事例Ⅲ(生産・技術)
・・事例Ⅳ(財務会計)

これらの科目の知識・経験・スキルを使ってコンサルティングを行う者の基礎能力を担保する資格であり、

一種の検定試験のような性質を備えています。


しかし、実務において個人の専門能力の深い部分を使ってコンサルティングを行わないと、知識や経験が浅くなり、クライアントに貢献できなくなるし、同業者との差別化もできなくなる。


私は、2次試験科目は、以下のように他士業との業務に派生していくと考えています。

■2次試験
・・事例Ⅰ(人事・組織)⇒社労士
・・事例Ⅱ(マーケティング・流通)⇒MBA
・・事例Ⅲ(生産・技術)⇒技術士
・・事例Ⅳ(財務・会計)⇒財務は会計士、会計は税理士

そうすると、私が次に資格取得を目指す社労士は、人事・組織の専門家ともいえるから、事例Ⅰとは相乗効果が出る。
MBAに進学した場合、マーケティングは核となる科目になるから、事例Ⅱとも相乗効果が出る。
事例Ⅲの生産・技術は、弁理士としてものづくり中小企業の顧問をしているので、工場の生産ラインや資材管理のコンサルティングにも活かせる。技術士(経営工学)の資格も取得すれば、さらに相乗効果が高くなる。

事例Ⅳの財務会計については、M&Aや融資、補助金・助成金申請、経営改善のコンサルで中小企業診断士の資格が必要になることがある。
税理士は税務会計であり、会計士は監査的な要素が強く、あくまでも収益向上の改善項目を捉え、その数字を改善していくために企業内で行動を起こすのは中小企業診断士であると考える。

次に1次試験科目との関係。

いろいろあるのですが、私は弁理士であるから、ズバリ経営法務に深さを出すことができる。

このように考えると、

中小企業診断士は、T型やΠ型の人間の「ー」の部分に相当する資格である。
「ー」は経営に横断できる能力であるとともに、深さの能力を示す「I」の部分のバランス調整能力として機能する。

続いて「I」の部分は、弁理士、社労士、税理士、技術士等の業務の深さを意味する。

しかしながら、「ー」がなければ、経営改善に向けて、「I」の要素が機能しなくなるから、「ー」はとても重要である。

私は、中小企業診断士とは、そのような資格であると捉えている。

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2019年10月 3日 (木)

特許権侵害訴訟の準備書面完成!

本日、訴訟代理人弁護士と最終打ち合わせが終了し、特許権侵害訴訟の準備書面が完成した。

無効論を含めると、かなりの枚数に及ぶ。

特許権侵害訴訟の他に、特許無効審判の答弁書、審決取消訴訟の準備書面が時期的に連続していたので、かなりハードな日々である。

新たな特許無効審判の口頭審理の期日も12月に確定した。

場所は、昨年と同様に、経産省別館(本当は特許庁審判廷の大理石のキレイな部屋が良かったけど)。

侵害の充足論については、7分勝てば勝ち戦のように、裁判所の心証形成に有利になれば良い。

必ずしも全ての論点において相手を完全論破する必要はない。

むしろ原告が充足論で主張し過ぎると、無効理由との関係で墓穴をほりかねない。

充足論と無効論は、おおよそトレードオフの関係と理解しているので、

充足論では、あまり突っ込み過ぎないようにして特許発明の技術的範囲に属することを主張・立証すれば良い。
逆にあまり主張し過ぎると、ロジックの隙を作ることにもなりかねない。

無効論も同様で、紙一重で反論して無効理由がないことを主張すれば良く、無効理由を大きく回避するために、言い過ぎるのも良くない。

これは特許明細書の記載内容も同じである。

技術知識に長けた弁理士なら拒絶理由通知を受けたときのために、技術内容を詳しく説明する傾向があるが、

これが許されるのは、本件発明の課題が正確に把握でき、その課題を解決するための手段である技術思想を適切に捉えている場合である。


技術知識が有するが故に、

特許=技術であると解釈して請求項を記載すれば、特許査定になる確率がグンと高くなる。


しかし、そのような特許権で行使すると、すぐにマズイことに気付く。

技術的範囲に属せず、均等侵害の適用も厳しくなることがわかってしまう。

そうではなく、特許=技術思想であると理解し、本論発明の技術思想を正確に把握しなければならない。

技術思想を正確に把握するためには、本件発明の課題は何なのかについて、正確に理解しなければならず、

細かい課題を書き連ねることは却って逆効果なのである。

これは弁理士だけがなせる技だとつくづく思う。


侵害訴訟も山場に入ってきました。

途中、相手方代理人が変わるハプニングがあったけれど、我々の訴訟チームはこれまで頑張ってこれたと思う。

依頼人をはじめ、弁護士その他関係者に感謝したい。

これからも引き続き、宜しくお願いします。

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