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2020年2月29日 (土)

西村の学習法

本日、新宿駅から四谷三丁目駅までダッシュを繰り返しながら、特許翻訳のスクールに参加した。

新宿はいつもの土曜日と異なり、人が少なかったです。

特許翻訳の定型表現、単語等については調べれば意味がわかるものの、ある程度は暗記しておかなければなりません。

私の学習法はもっぱら馬力で継続することです。


例えば、

・英検一級の英単語や短文だけを朝9時~夜9時まで連続してノートに書き続ける

・中国語の文章を5時間連続してノートに写しまくり記憶する

・数学100問の解法を終わるまでノン・ストップでノートに書きまくる

・財務会計の過去10年分をノン・ストップで解答する


とにかく、反復継続してエンドレスに努力・努力・努力する。


弁理士試験受験生のとき、答案練習会でライバルよりも良い点数をとるために、数十時間連続して、基本レジュメの内容を写経していました。

ライバルに絶対に負けたくなくて、机の上でくたばりそうなくらいに、長時間、独りで答案練習していた記憶がよみがえります。

条文素読も連続10時間ノンストップ。

一人英会話は深夜の時間帯で連続3時間ノンストップでしゃべりまくり。

私の性格は、他人に負けるのが絶対に嫌なんです。

だから、私の友人・知人は、私と競うことはしません。

理由を聞くと、私と競っても、意味がなく、時間の浪費に付き合わされると思っているようです。

しかし、この私の性格は弁理士の仕事にぴったりです。

仕事に必要となる法律・技術・語学について、エンドレスに訓練する気力が体の奥からどんどんわいてきます。

30歳で弁理士試験に合格し、

弁理士実務・技術知識の習得に加えて

40代で中国語、韓国語、英語、診断士試験、技術士試験、付記試験に挑戦し、そして、大学院に入学し、

現在、社労士試験を頑張っています。

50代になり、60代、70代、80代になっても何かに挑戦しているでしょう。

前に進む馬力は、衰え知らずです。


大きな欠点だと思われるかもしれませんが、没頭する性格は、私の財産です。


これらは学習にも適用しているため、私は要領良く一発合格できないタイプですが、時間かけて十分な実力もって合格するタイプのようです。

特許法なら法1条から順番に暗記していくタイプですから。

私の挑戦は、気力と体力が続く限り、エンドレスに継続していきます。

昨日の自分に負けない今日、

今日の自分に負けない明日、


最後は自分との闘いです。

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僅か1月ちょっとで米国で特許になりました

日本人とアメリカ人の共同発明者から依頼を受けて、日本国には特許出願せず、いきなり米国特許出願をしたケースです。

私が、発明者である日本人とヒアリングを重ね、米国特許出願のスタイルに合わせた和文特許明細書を作成しました。

技術分野はバイオ・ケミカルであり、その明細書作成過程では、約1か月、発明者と面談や電話で多くの時間を費やした案件です。

特許明細書が完成し、米国特許出願用に英訳して、現地代理人を経由して米国の特許庁に出願したところ、

なんと、僅か1か月ちょっとで、特許査定(allowance)が出されたとのことで、

現地代理人の特許弁護士も前代未聞の早期の特許査定に、びっくりされていたようです。

補正指令や拒絶通知は一度もありませんでした。

発明者から熱い熱い御礼を頂きました^^;


早期の特許査定の理由は、私の力量ではなく、むしろ発明が極めて斬新だったからですよ。


最初から米国出願用に適切な英文が完成するような和文明細書はとても有効だと改めて実感した次第です。

米国出願が確定されているなら、日本特許庁に出願する案件から、特許明細書の作り方に工夫を設けることは、その後の対応が楽になります。


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2020年2月28日 (金)

【JASRAC勝訴】音楽教室対JASRAC訴訟の第一審判決

音楽教室対JASRAC訴訟の第一審判決は、JASRAC勝訴です。


極めて妥当な判決です。


著作権法の解釈・適用については他のサイトに譲りますが、


一般的な常識として、

音楽教室が生徒から月謝をもらって音楽を教える場合、その材料に供される他人の著作物を利用等しているわけであるから、著作権料を支払う必要があるのは当然である。

自らの商売遂行(自分の金儲け)のために、他人の著作権という権利を利用しているのだから、その利用料は払うべき。


とても簡単な話です。


例えば寿司屋はネタをお金払って他所から仕入れて、寿司の一部として、その寿司を有料提供するわけでしょ。

他人の著作物は、そのネタであるから、それに他人の権利が発生していたら、利用料を支払う。

それに相当するのが著作権使用料なんだ。

これが無料だというなら、漁師の収入が無くなるのと同様に、著作権者に対する正当な報酬も無くなるわけ。


この争い、最初から結論がわかってるような事例。


訴えるのは自由ですが、
何でもダダで手に入ると思っているクレーマーが訴訟提起しても、世の中、そんなに甘くはない。

結局、裁判費用の他に、「敗訴」の事実とその法規範を残すだけでした。

当然ながら、権利者であるJASRACに対して、然るべき著作権料を支払うべきだよ。


控訴しても何も変わらんだろう。

もし私が代理人弁護士なら、諸事情でJASRACが社会的に強く非難されているような時期にあわせて、このような訴訟を提起するかな。

昨今、NHK関連の訴訟といい、これまでの慣習に挑戦するような訴訟が多く見受けられますが、社会構造・基盤に対する挑戦的かつ破壊的な試みは、到底支持されません。

少なくとも今は、そういう時代です。


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【YOU TUBE】塗り替え道場が面白い!

 

私が最も楽しみにしている動画のひとつが、

 

「塗り替え道場」

 

というYOU TUBEです。

https://nurikae.tv/

 

名古屋の塗装会社の動画ですが、バカ満載の腹抱えて笑える爆笑動画。

 

なんといっても、どっきり企画が、修羅場の連続で、私の琴線が擽られる性質のもの。

 

動画で、飯が食えるようなレベルといっても過言ではない。

 

 

社長の経営哲学も素晴らしいですが、

部下のバカさ加減で、社長にドッキリを仕掛ける企画のクオリティは、テレビ番組の品質を遥かに上回ります。

 

一例として、

・理容室の協力を得て、熟睡している社長の頭を部下がスキンヘッドにする企画。

・部下である従業員同士が殴り合う企画

・社長の愛車(高級車)を部下が解体する企画

・部下が途中で退社希望を出し、社長の友人の会社に転職する企画(社長の友人とはガテン系で太ももくらいの腕がある人、社長と乱闘直前になる)

など。

 

社長曰く、社長も従業員も、すげえ奴らの集まり。

今は仕事第一だけど、少年時代のときの活動内容がヤバい奴らばかりです。

 

 

 

こういうバカ騒ぎの好きや。

中学の友人を思い出す。

 

仕事関係なく、たまには仲間に入れてもらって、バカしたいね。

 

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2020年2月27日 (木)

パンデミック流行直前の予感!

パンデミック流行間近の予感がする今日この頃です。

今日は都心に用事があり、出かけましたが、

意外と人が少ないです。

地下鉄やJR、東京駅なんてかなり空いていました。

コロナウイルスの感染抑制で、休みになっていたり、休講になっていたり、が多いのかもしれません。

東京は、感染者だらけだと思います。

千葉もかなりの閉園や営業自粛を聞きます。

千葉の知り合いから連絡を頂きましたが、その知人の近所では、スポーツジム、その他人が集まる場所はすべてクローズドになっています。

横浜も人が多いため、関東はこれから急増しそうな展開です。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という日本人らしく、ノーマスクで出歩く人も多いです。

満員電車では一発で感染しそうで怖いです。

4月末まではかなりの人の感染が判明していると思います。

ウイルスの再燃化も特徴のひとつだそうで、長引く覚悟が必要です。


第2の武漢の道を走る日本!

全力で抑制しなければなりません。

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特許事務所勤務時代

 

弁理士の梅澤先生がブログで面白い記事を書かれています。

http://patintl.hatenablog.com/

 

特許事務所での教育ですが、丁寧に教える先輩と、怒号が飛び交う先輩の2種類が存在するとのこと。

 

私が特許事務所に勤務している時代は、

丁寧に教えて頂ける先輩と、

優しくも・怖くもしないですが、ひたすらダメ出しのみをするだけの先輩、

の2パターンでした。

 

優しい先輩は、一番良いです。人間ですから。

だからといって甘えることはしませんが。

 

ひたすらダメ出しのみをする先輩は、忍耐力が付きますが、このような昔のやり方は科学的ではありません。

もっと賢い方法があるだろうと。

 

それでは、私の勤務時代はバラ色かといえばそうではありません。

やはり仕事は厳しいですし、納期もあります。

最も厄介なのは、ノルマです。ノルマ地獄でした。

酷い時は約2週間、帰宅できず。私は事務所のソファーで寝てコンビニで朝食を買って仕事の繰り返し。

当時は近くに銭湯がなく、2週間風呂なしで、ビルの水洗設備で頭洗ったり、タオルで身体を拭いたりしていました。

当時独り暮らしのため、新聞止めるの忘れていて、大変でした。

ちゃんと残業代は出ましたが、そんな経験も平気だった20代半ば。

ちなみに、そのときの私の実家は千葉習志野です。夜12時に最終電車が出るので間に合いませんでした。

 

私、これまで親には言えない修羅場を子供の頃から数多く経験してきています。

私は不良ではありませんし、校則も真面目に守っていた生徒でしたけど、生まれた環境(滋賀の田舎)は、ちょうど一学年上が不良の巣窟世代で、日々警官がうろつき、隣の中学校の生徒と抗争を繰り返すような地域。

当時小学生の私は、身体が大きかったため(小学6年で160㎝以上、60キロ以上)、そのような不良の先輩に目をつけられたりしました。

相手は一学年上の先輩だから、礼儀を整え、逆らうことはあまりしませんでしたが、恒例の相撲遊びというしごきがあり、その場で小学生をよく泣かしている中一の生徒がいたのです。その先輩に「おい、ともひろ(私の名前)!、土俵に上がれ。思いっきりぶつかってこい」と言われたので、先輩に頭から思いっきりぶつかっていったところ、頭突きが入って、先輩が土俵の外に転がり落ち、頭を切って、そのまま病院に直行ということになりました。私は小学校からラグビーをしていたので、小学生の中では当たりは強烈だったと思いますが、相撲の手抜きすると先輩の鉄拳が飛んで来るので無我夢中です。私としては思いっきりぶつかって来いと言われたので従ったまでです。先輩に俺を全力で殴れと命令されたら、先輩を全力で殴るような、ちょっとヤバい生徒だった。上級生の命令遵守が絶対の世界だった。それからこの先輩に一目置かれるようになりました。昔は一戦交えて、仲良くなるような間柄が多かったような気がします。でも当時は、集団いじめは無かったですし、卑怯ないじめもなかったです。

そのような環境で生きていくためには、自分が強くなることがとても重要で、誰も助けてくれません。キレるとスコップやレンガをもって走ってくるような奴らがいるなかで、身を守るのは護身術しかないのです。

 

こういう経験は、やはり重要だと思うんですよね。

中学一年の終わりまではオール2の成績でしたが、母親からテストで100点取れば、ファミコンのカセットを勝ってあげると言われて、中一の終わりからヤンチャから勉強に切り替えたのです。当時は頭空っぽでしたから勉強がとても楽しくて仕方がなく、成績も急上昇してすぐに学年で20番以内(450人中)に入りました。親からも喜ばれるし、ファミコン勝って貰えるし、成績は上がるし、それにとても楽なんですね。めっちゃ気分良いし。

 

それから武から文に切り替えて、進学高校(滋賀県立守山高校)に合格しながらも、また挫折でした。高校英語が全くできなかった記憶があります。それから2年浪人後、大学に入り、大学卒業後は勉強好きから弁理士試験合格、今は研究好きになっていますが、武と文のマインドを持つことはとても重要です。

 

特許事務所の教育なんて、腹の立つ人がいるだけで、修羅場は少ないと思います。

私は修羅場で生き抜いた方とは同じ匂いがする分、仲良くなりやすいです。長年、私のクライアントの一人もアメリカで生活していた時に額にピストルを突き付けられた修羅場経験のある方がいます。今は特許をとり、自分でビジネスされている立派な方です。その方も今でも私を慕ってくれています。

 

男も女も、やんちゃな人は商売で成功しやすいという印象を受けます。

先ずは、勇気と行動力。

 

特許業界もそれに尽きると思います。

独立する人は、後先考えずに、独立する。走りながら修正するというスタンスが良い。

理不尽にも邪魔する輩がいれば、なぎ倒してでも、そのうえを土足で乗り越えていくような突進が重要だ。

 

また信頼していた人に後ろから槍を投げられたりすると、半端ない怒りが倍増するタイプかもしれません。

その正義感とエネルギーも起業には有効です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020年2月26日 (水)

明日、弁護士と打ち合わせ

明日、弁護士と打ち合わせがあります。

新・丸の内ビルに感染者が出たということで、やっぱりなという感じです。

私も身体は頑丈ですが、用心します。

日本では、コロナ感染者が街にたくさんいると思います。

まさにウォーキング・デッド。

全国の催し物はすべて中止にすべきです。

ところで、知財系訴訟の大御所・三村元判事は、NHKの代理人として、立花孝志氏と裁判しているようですね。

NHKからの弁護士報酬は桁違いだと思いますが、知財でも一般民事でも、元判事や元検事の大物弁護士が好きなんだな、NHKさん。


でもそんな簡単に訴えなんて認められないんだよ、日本は。

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【手続きの流れから見る】審決取消訴訟の逆転パターン


最近の審決取消訴訟の判決を追っていますが、

特許無効審判請求⇒訂正請求⇒審決の予告⇒訂正請求⇒結審通知⇒無効審判の棄却審決⇒審決取消訴訟の提起…


という流れでは、

審決取消訴訟で、審決を取り消す判決が出されているケースが多々あります。


内容を吟味せず、手続の流れのパターンのみからの考察です。

このことから、特許無効審判ではスパッと勝たないと、審決取消訴訟では不利になることが多いようです。


無効審判で一転・二転するということは、争点もそれだけ多くなっていることから、弁論のロジックが通り難いこともあります。


無効審判請求人側から見れば、無効審判で審決の予告が出された後、被請求人の訂正請求により、結審通知を経て棄却審決に至るケースでは、審決取消訴訟を提起する価値ありとして、よく検討することが重要だといえます。

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2020年2月24日 (月)

本人訴訟か代理人訴訟か

最近の弁護士白書では、

訴訟当事者が本人で訴訟手続を遂行する場合の本人訴訟と、弁護士等を代理人として訴訟手続を遂行する場合の代理人訴訟のうち、

代理人訴訟の占める割合が多いというデータが載っていました。

民亊の極少額訴訟では、本人訴訟は依然として多いのですが、

特に代理人訴訟の割合が多い分野としては、医療訴訟、労働法に関する訴訟、建築物瑕疵に関する訴訟、税務訴訟、そして知財訴訟です。

専門性の高い分野については代理人の委任も必要不可欠なことはわかりますが、

債権・債務に起因した民亊は、昔から本人訴訟が多く占めるような事情があるようです。


それが、上記弁護士白書によれば、本人訴訟よりも、弁護士を代理人として委任するケースが多くなっていること。

この背景は、弁護士の増加により弁護士報酬が安くなっていることが原因の一つかもしれません。


私の個人的意見として、本人訴訟はおススメしません。

理由は、時間的・精神的な負担が発生するということと、当事者である自分の対応に関し常に冷静な判断が必要になることからです。

やはり自分のこと故、相手方に腹が立つことが多いとも考えられるので、感情的な面が出ると、裁判所の心証形成には不利に作用することになります。


どのような訴訟でも、弁護士は訴訟のプロですから、日頃から仲の良い信頼できる弁護士に委任することが良いでしょう。

訴訟経験や判例研究を積んでくると、勝ち筋か負け筋かがわかります。

和解に至っても、勝訴に近い和解と敗訴に近い和解がある。

どこまでの主張が認められて、それ以上は認められないかも想像がつきます。

そうなると、訴訟することによる費用対効果の計算も出来そうです。


これらの判断ができるのは、訴訟慣れした本人か弁護士くらいです。


その判断を仰ぐだけでも、弁護士を代理人にお願いすることは賢明であると考えています。

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裁判所法廷の位置

これまで数えきれないくらい裁判所に行っているが、未だに裁判所内で迷うことが多々ある。

特に以下の二点。

①法廷の場所

➁出口(打ち合わせスペース)の場所


裁判所はシンメトリのような内装構造になっており、通路を挟んでエレベータが相対している構造である。

エレベータから降りたフロアで自分の位置を正確に把握しないと、左右逆の方向に進むことになる。

同じフロアならまだ良いが、別のフロアで別のエレベータに乗車すると略迷ったり、前回期日時の記憶が邪魔をして反対方向に歩くことになるようだ。


法廷での弁論が終わり、裁判所1階に降りた時も同じである。

シンメトリ構造であるため、前の記憶も邪魔をして、出口を迷うことになる。

出口に行かず、弁護士と協議するための裁判所1階の打ち合わせスペースに行くときも同じである。

弁護士でさえも、私と一緒に話ながら歩くと、打ち合わせスペースとは正反対の位置を目指すことに気づかないことも多い。

出口の間違いは途中で気づくことが多いが、打ち合わせスペースについては端から端、また反対方向に向かって長い廊下を歩きなおす羽目になる。依頼人が同行している場合には、少し気まずい気持ちになる。


なお、裁判所の打ち合わせスペースの利用時間は午後5時まで、午後5時で職員や警備員が呼びに来ます。


おそらく一生、裁判所内では迷うことになると思うが、これもまた仕事のうちと納得することになりそうだ。

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2020年2月23日 (日)

弁理士による中小企業支援の内容


弁理士の業務は、主として出願・権利化ですが、それ以外の業務で何があるかについてあげてみます。
ここでは、中小製造企業を支援する顧問弁理士の立場を前提とします。

・先行技術調査、他社出願動向調査
 顧問先で権利化する際にどれくらいの期待度をもって調査するか
 他社の技術開発の先読み
 他社特許との抵触回避、情報提供、他社の特許侵害のチェック

・顧問先発明者との発明相談・発明発掘
 顧問先発明者と定期的に技術相談を行い、発明の発掘協議
 いきなり発明はありますか?と発明者に質問すれば、『ない』と返答されるので、最近の設計業務の変更箇所や取引先からのクレーム内容に合わせた設計変更、ビジネスモデル変更等を詳しくヒアリングして、発明を発掘します

・顧問先生産工場の見学
 顧問先の生産工場で常に機械や装置を実際に見て、改良点や工夫点を現場の生産技術者等からヒアリングします。
 このとき技術的問題点をヒアリングできれば、改良設計のテーマになります。
 私はここが一番楽しみです。

・顧問先職務発明規程の構築支援
 中小企業では職務発明規程がないところが多いため、顧問先事情に合致した規程を作成します。契約書のひな型をコピーするのではなく、顧問先の事情に特化した内容に作り変えます。特に発明者に対する『相当の利益』については顧問先の内情に大きく関係する条項になり、ここをどのように策定するのか、弁理士の力量が問われます。

・顧問先の採用支援
 特に地方の中小企業は人材不足です。これをどのように解決するのか、もし弁理士がこの分野に長けているのなら、とても大きなアピールポイントになります。人材採用コンサルタントとして活躍できるでしょう。中小企業にとっては良い人材確保のニーズが上位を占めます。

・顧問先の従業員トラブル解決支援
 顧問先の従業員で悩みを抱えている人や精神的にダメージを追っている人、モチベーションが下がっている人、人の悩みは尽きません。労働コンサルタントやカウンセリング等で第三者が介入することで状況が変わることもあります。第三者だから素直に言える、第三者だから経営者にはっきり報告することができるというのがアピール・ポイントになります。弁理士業務とは関係がありませんが、発明発掘等で発明者と仲良くできていれば、心が開くということもあります。

・資金繰り支援
 特にスタートアップ起業の場合、資金繰りが厳しい状況にある企業がとても多いのです。これも弁理士業務とは関係がありませんが、資金繰りのために銀行等に提出する事業計画書等の作成支援を行うことができれば、とても魅力的です。

・マーケティング・販売チャネルの開拓支援
 これも弁理士業務に限ったことではありませんが、マーケティングや販売チャネルの開拓の経験があれば、顧問先の売り上げに直結します。
 知財の出願業務の資金も回収できます。


以上ですが、他にも無限にあると思います。

私は、現在、最適な職場労働環境を構築するための研究や社労士資格の取得に向けて頑張っている状況です。
労働法も完璧に理解して活用しながら、会社の決まり事や従業員の行動レベルからも見直す必要があり、どれも一般化することはできません。
弁理士業務とは直接関係のない業務でも、多くの課題解決のニーズがあります。

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2020年2月22日 (土)

特許庁と裁判所では正反対のマインドに徹する

以下はフィクションのストーリですが、私が注意したい論点をあてはめてみます。


発明者兼特許出願人にありがちなことかもしれませんが、

特許庁の面談では、特許査定に向けて審査官や審判官と議論バトルすることがあります。

このとき、発明者が同行することも少なくありませんが、似たような引用発明に対して技術的に優位な点を主張していき、なんとか特許査定にすることを試みます。

これは当然の流れであり、自分の発明は唯一無二の発明で、社会に貢献する度合いが高いことを自信をもって主張することは至極当然のことです。

ここのステージでは、発明者と弁理士のマインド・ベクトルは同じです。

そして、念願の特許査定が降り、特許の設定登録がなされます。


その後、他社が類似の技術を開発して販売していたところを偶然に発見し、特許権侵害訴訟を提起する運びになりました。

ここで注意すべきことは、被告製品(イ号製品)に対して本件特許が技術的な効果が顕著に高く、効果も優れていると主張することです。

発明者の心理からは、自分の特許は被告製品よりも優れているということを意気揚々と主張したいのでしょうが、これを裁判所で主張すれば、被告製品が技術的範囲に属せず、非侵害と認定される方向に進むということ。


なるほど特許権者の特許は被告製品よりも格段に優れているということですね、それなら当然、あなたの特許と被告製品は別発明になりますよね?

という心証が形成されてもおかしくありません。

特許権者である発明者は自分の発明ないし特許が素晴らしい、こんな素晴らしい特許を模倣するなんて許さない、と言いたいのでしょうが、裁判所は、それなら別発明という認識にします、という流れになることは、容易に想像がつきます。

このとき弁理士や弁護士は、弁解したいけれども、発明者が上記のように暴走すると、その場の雰囲気から、敗訴の文字がちらつくのです。

あーーー、終わったと。

はい、そうです、裁判所での主張は、発明者と弁理士・弁護士のマインド・ベクトルが正反対になるんです。

裁判所においては、本件特許が被告製品に対して特別視してもらっては困る場なのです。


特に裁判所で発明者が議論に参加する場合には、発明者と弁理士・弁護士が主張の方向付けを打ち合わせしておく必要があります。


裁判所での特許権侵害訴訟と特許庁での特許無効審判が同時に係属した場合では、もっと複雑な心理状況になると思います。

一方で同じ・似ている、他方で顕著に相違する、ということを平然と主張ないし反論していきます。

もちろん主張・反論の根拠やロジックが重要なのは言うまでもありませんが、主張の方向性を間違えると、努力が無に帰します。


そういう意味では、訴訟当事者は、原告も被告も、二枚舌役者になりきる必要があります。

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本日の出来事


今日は、土曜日ということで特許翻訳の予習の上、サン・フレアに行ったら、なんと私の講座だけが休講でした。

手帳を見るのを忘れていたのですが、課題の準備がパーフェクトに近く、行く気満々だったのです。

仕方ないので、新宿2丁目まで徒歩で戻り、事務所で仕事していました。


中小企業の顧問先から社内で職務発明制度を創るということで、職務発明規程の案を作成していました。

当該顧問先の事情を考慮したうえで、予め必要となる条項を起案していきます。

多くの判例が出でいるため、従業員とのトラブル防止は当然のこと、従業員のモチベーションを高めていくような内容が求められます。

多くの契約書や職務発明の専門書や経産省の情報を参考にしながら、オリジナルなものが出来上がりました。


従業員や対外との間でトラブルになれば、訴訟に発展することがあり、その場合には顧問弁護士と共に活躍することになります。

訴訟は好ましくはありませんが、法律家としては、ある程度、喧嘩慣れしておくことも必要ですからね。


そうならないような職務発明規程や契約書の起案のためには、予防法務的な立場が求められることは当然のことです。


あとはクレーマー対策についても研究しており、こちらはあまりに酷い要求があれば、訴訟・反訴等で対応していく必要があります。


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2020年2月21日 (金)

書道の稽古

 

本日は、書道の稽古。

 

精神集中が切れない90分間。

 

今回は『へん』と『つくり』が仲良く、仕上がりました。

 

20200221_103836

 2020年2月20日 準二段 西村知浩

 

 

 

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2020年2月19日 (水)

翻訳業界の続き…

翻訳は特許翻訳だけではなく、技術翻訳や論文等の翻訳もあります。

弊所は土木学会の論文の翻訳(日本語⇒英語)をかなりの件数、受任しています。

特許翻訳とは決まり事が異なりますが、両方に言えることは原文を正しく理解する必要があること。

原文を正しく理解するためには、原文を書いている筆者が正しい文章を記載しなければなりません。

学会論文はまだ良いのですが(その代わり、学会特有の難しさのため理解が困難)、また特許明細書に関しては解読不可能な文章になっていることが少なくなく、この場合、技術知識で自分の理解を埋め合わせていく必要がありますね。


それはさておき、サン・フレアの実績を参考にして、翻訳の対象をみていくと、

ジャンル別では、

・特許を含む知財関連

・技術翻訳

・法律文書の翻訳

・論文翻訳

があり、圧倒的多数は、やはり知財関連。


分野別では、

・機械・電気分野

・IT分野

・医薬・バイオ分野

このうち、ジャンルを問わず、IT分野が最も翻訳ニーズがある分野だと思います。
IT分野は、機械分野のような三次元の動作を頭の中で創造する必要がないため、医薬・バイオ分野のような特殊な知識をもつ必要もないため、文科系の翻訳者の登竜門といわれています。初心者は、先ずIT分野から翻訳業務を始めると良いと思います。

ただし、単価については、医薬・バイオ分野がダントツに高単価です。


次に、言語ですが、

英語ができるという前提があります。

その他の言語は、中国語が増加しているようです。


特に、日本語から英語、日本語から中国語に翻訳できるスキルを持つ翻訳者が不足しています。

ただ、特許の分野では、外内案件は、英語から日本語への翻訳として逐語訳が要求されることが多く、その場合、原文に対応する単語をあてはめると変な日本語になったりしますので、フラストレーションがたまるかもしれません。

逆に、内外案件は、ミラートランスレーションといって、意味が変わらないように(原文の内容に忠実となるように)最適な単語や表現を用いて英訳していきます。変な日本語の文章で記載されている場合、最適となるような英語表現を自分で作っていきます。この作業が結構面白くて、翻訳家としてのやりがいを感じることができるのではないでしょうか。


単価は、日本語から英語(その他の外国語)の方が圧倒的に高単価ですし、翻訳業のニーズがとても高いと思います。

いずれにせよ、翻訳家は、皆さま、翻訳作業で物凄い神経を使いながら、日々厳しい修行を積み、業務に精進されています。

翻訳者に翻訳を依頼する場合には、翻訳の納期と単価についてシビアな条件を求めないことが、良質な翻訳が仕上がる近道です。

私も翻訳を依頼する場合には、そのことを十二分に考え、依頼するようにしています。

翻訳家や翻訳業が十分に報われるようご配慮をお願いします。


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2020年2月18日 (火)

特許翻訳、その他の業界について

私が特許翻訳のトレーニングしている理由は、主として以下の2通り。

 

①現在の実務で翻訳作業があること
➁技術・特許・法的契約書を専門とする翻訳会社の設立を視野に入れていること

 

 

①については実務家としての実力アップですが、

 

➁については今後翻訳市場が増加していることから、自ら営業して受任しようと考えています。

 

特許翻訳で有名な中山先生は、自分の会社を設立しセミナーや出版を通じて、うまく営業されていますね。

 

 

私は法律家として、技術屋として、自分の専門性を高めるための手段として、翻訳会社の起業を模索中。

 

ただ、こちらもAIとの仕事の取り合いになることは必至であるし、翻訳業界のサーチをしていると斜陽的な匂いもしてきます。

 

 

特許翻訳については、弁理士梅澤先生が詳しく、とても良い記事を書かれています。

 

リンクフリーとのことで、下記に梅澤先生のブログ記事を貼っておきます。

 

http://patintl.hatenablog.com/entry/2017/01/15/150638

 

梅澤先生のご意見は、特許業界や特許翻訳業界の本質をつかれているようで、毎々とても参考になります。

 

 

 

結局のところ、

 

どの仕事をするにしても、差別化して営業できる能力の有無がついて回ります。

 

 

例えば、私が弁護士の資格を取得し事務所を設立したとします。晴れて弁理士業界とは別の業界にきて、弁理士業界にいるときに青く見えていたはずの弁護士業界も、大勢の弁護士の中に埋もれると、すでにレッドオーシャン化していたということは容易に想像がつきます。次は弁護士の中で差別化しようとして公認会計士の資格に挑戦し、見事に合格して登録したとしても、既存の会計士の中に埋もれてしまい、またレッドオーシャンをわたり歩くような状況になる。結局、現在、発見されているオーシャン間を移動しても、なかなかブルーなオーシャンは見つからず、人生の貴重な時間を浪費したことに後で気づく。知識やスキルだけで食べていける業界というのはインターネットやAIの発達により、レッドオーシャン化していく傾向にあるということを知っていたにもかかわらず。

 

 

他方、友人に土方業をしている人がいますが、彼の業界は人手不足で、東南アジア系の外国人が急増しているとのこと。

 

土木施工管理士なる現場監督の資格保有者が少なく、該当者は年収1000万以上の収入が確約されているようです。

 

士業で現場やガテン系に近い資格といえば、土地家屋調査士や建築士が該当しますが、特に調査士の先生はとても忙しく繁盛されています。

 

 

インターネットやAIの発展により、逆に、人間ができること・人間くさいことに貴重な価値が見いだされています。

 

ネット全盛期にあえてアナログ営業が良いとされていることも、このような事実と何か関係がありそうです。

 

 

先の特許翻訳について人間くさい価値を見出し、クライアントにその価値を認めて頂く、という方向付けは間違っていないはずなので、差別化できるとすれば、アナログ的なところ。このアナログ的なところというのは、それを行う人の個性が活きるところなので、結局、個性をさらに磨くことが差別化の前提条件ということになります。

 

 

人の個性というのは千差万別であり、弁理士業界で言えば、すべての先生に唯一無二の大きな価値があります。

 

先日、弁理士に向く人・向かない人を記事にしましたが、弁理士試験に合格し登録された先生方は全員、弁理士としての価値があるのです。

 

その価値に優劣はないはずですから、それぞれの個性に基づいて活動してほしいと思います。

 

 

中卒弁理士が話題になりましたが、

ベテランも若手も、学歴の差も、そこで優劣は決まりません。

 

自ら選んだ道を信じて、各自がやりたいことをやってほしいと思います。

 

 

 

ちょっと、まとまりませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【演題】外国出願のための英文特許明細書の作成とチェックポイント

外国出願のための英文特許明細書の作成とチェックポイント。

幸運なことに、日本弁理士会の当該研修に抽選で当たり、受講しました。

講師は中山裕木子氏です。

中山先生の著作本で日々、勉強していて、今回はじめてお会いすることができました。

著作本と内容が重複している印象ですが、当日配布された資料がとても充実しており、重要項目がリストになった資料は特許翻訳の業務にそのまま活かすことができそうです。中山先生の良いお人柄が資料に出ているようです。

しかし、中山先生の講義、早口言葉のようなスピードでマシンガントークされるので、ついていくのがとても大変でした。

私の実力不足が原因かもしれませんが。

特許翻訳の性質上、もう少し重要ポイントを絞って、会員とともに深く考察していけるような研修が良いと思います。


とはいえ、特許翻訳について多くの課題を発見したというところが本研修の成果です。

英単語や英語表現の選択から覚えることがとても多いのがわかりました。

早速、復習して自分のものにしたいと思います。


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2020年2月16日 (日)

新型コロナ・ウイルス

新型コロナ・ウイルス、いよいよ日本人同士で感染するステップに入りました。

私の事務所がある新宿でも、最近、中国人が減っているような気がします。

中国人が一時的に減ることは感染の拡散を防止できるため、良いと思いますが、新たな問題が発生。

それは通勤電車のなかで、日本人から感染する危険性です。


私の仮説では、新型コロナ・ウイルスは、以下の性質があると推定します。

・空気感染する

・日本人で感染している人(症状の出ない人含む)が今公表されている数の十倍以上存在する

・今後も感染者が倍々で増加していく

それなのに、通勤電車等ではマスク着用率が大体20%程度。

平和ボケした日本人のバカさ加減には毎度呆れるばかりですが、せめてマスクは常時着用しておくことがマナーです。


私も、仕事以外、なるべく人と会わないようにしています。

事務所内では一人なので一番安心ですが、研修や外出するときはアルコール消毒液とマスクは常時携帯しています。


自分が感染してさらに広めないようにする義務がありますから、今後はBCPの一環として、テレワークや在宅勤務制度を利用して全国の社員の仕事環境を整備することも検討の余地ありです。

今年の3月は、裁判所期日と関西出張があるものの、幸か不幸か、暇な時期になりそうです。

小規模個人事務所にとって期末の忙しさは皆無ですから。

少しゆっくりして、これまでの疲労を癒し、体調管理を徹底したいと思います。

併せて、知財の実務研究、英語を含む語学・社労士試験等の勉強を進めて参ります。

心身エネルギーと知識エネルギーを充電します。

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2020年2月15日 (土)

土曜日はサン・フレア翻訳スクール

本日・土曜日も、新宿・四谷のサンフレアで特許翻訳の授業です。

当然ながら課題を提出し、その他、自主的に3件の特許明細書を英訳しました。

これは米国特許出願用のIDSとして提出するものです。

翻訳時の決まり事は、思っていた以上に細かく、多い印象です。

来月は、EPOへ移行して特許出願の拡張的サーチレポートの対応として提出した応答書類を和訳します。

サンフレアで翻訳の基本を再確認しながら、実務ベースで翻訳していく効率的なサイクルです。

特許事務所を開業してから17年間、集客、営業、ホームページ作成、ブログ執筆、特許庁出願・審判書類等作成、特許庁への出願事務、先行調査、裁判所に対する訴状・答弁書・準備書面等の作成・出廷、顧客への請求書発行、特許翻訳等をすべて一人でこなしています。事務所員を採用したことはありません(正確には独立当初1人採用したが試用期間3か月以内に退職)。


近江商人の気質を引き継いでいるのかもしれません。

他人や他所に頼る前に、自分でできることは自分で行うということ。


それを特許翻訳のさらなる受注、社会保険労務士・行政書士に登録したあと、知財・労務保険・許認可に特化した総合事務所になっても同じことです。


特許翻訳の語根は、英語だけでなく、中国語翻訳も習得していきます。

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2020年2月13日 (木)

弁理士に向く人・向かない人の答え


弁理士に向く人と向かない人で議論があるとすれば、それには正答がないということはいえそうだ。

弁理士に向く人・向かない人という切り口は、弁理士が何か理想的な唯一無二な像であることを前提にしていることになるが、弁理士の価値を決めるのは我々弁理士でもなければ、特許庁の職員でもない。誰が弁理士の価値を決めるかといえば、各依頼人の判断ということになる。


その依頼人も、100人いれば、各々価値観が異なるわけで、依頼人側に画一的な判断基準があるわけでもない。

一応、品質高さ・正確さ・明確さ・弁理士報酬・迅速さなど、具体的な基準を並べあげることができるが、低報酬の弁理士が弁理士報酬の低さを売りにして、高額弁理士のクライアントに営業をかけても、何も変わらない。

そうすると、弁理士に向く人・向かない人には、答えがない、つまり、理想的な弁理士像はないといえる。

理想的な弁理士像がないのであれば、それは各弁理士にとってチャンスがある。

弁理士は知的財産権を専門とするプロであるものの、各々の個性は異なる。

この個性というのはクライアントに対して、とても重要なファクタであり、クライアントの評価を左右する決め手になる。


高学歴弁理士が良いというクライアントもいれば、学歴よりもフットワークや柔軟性を評価するクライアントもいる。

ベテランで経験豊富な弁理士を希望する依頼人がいれば、新人で素直な弁理士を一押しする依頼人もいる。


結局、弁理士は、依頼人やクライアントとの相性が良いか否か、これが最も重要なことであろう。

弁理士も依頼人も知財を介した人付き合いに他ならないことからも明らかである。


だから、弁理士同士が依頼人の感性を無視して向く・向かないの議論をするのはナンセンスである。

弁理士に向く人・向かない人は、依頼人やクライアントに対して価値を提供するという意味において、彼らが独自の価値観で決めることである。


したがって、全員が弁理士に向くという結論に至る。


結婚相手を決めるのと同じである。

自分が綺麗だと思っていたり、かっこいいと思っている人で独身者もいれば、そうでない人が既婚者であったりする。

結局、自分の価値観ではなく、相手が自分を選ぶのだから、当然というば当然なわけだ。


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2020年2月12日 (水)

ウエステルダム号は日本が面倒を見るべきであった

豪華客船・ウエステルダム号が日本に向かって航行していたときに、最新の医療技術と医療設備が充実している日本がウエステルダム号の乗員の面倒を見るべきであった。

これでは、病人を乗せた救急車のたらい回しと同じだ。

ダイヤモンドプリンセス号が停泊する横浜港は無理でも、神戸か大阪の港なら可能だったはずなのに。

こういう緊急事態にはすすんで手をあげ、最前線で活躍するのが日本だと信じていたのに。

アメリカが世界の警察なら、日本は世界の病院の役割を担うべき。

残念。情けない。

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【特許翻訳】サン・フレアの課題研究


サン・フレアから課題として指定された特許翻訳に取り組んでいます。

今回は、英語から日本語への翻訳。

特許明細書の表現スタイルを心得ているせいか、訳出自体は苦ではないのですが、もともとの米国特許出願の誤記や図面が不適切な案件なので、意味がよくわからないところがある。特許翻訳は原則、逐語訳でなければなりませんが(意訳ができない)、直訳すれば変な日本語になります。

私は、単語や表現については、エクセルシートに記載して自分の表現ノートを自作しています。

エクセルシートだと、どんどん追加・編集できるので、とても効率的です。

これと並行して工業英検1級やTQE試験の対策もしなければなりません。

特許関連の英文和訳や和文英訳の作業は、弊所では常に必要であり、例えば外国出願すれば、現地代理人の応答に関し、和訳してクライアントに提供しなければなりません。出願時や移行時は翻訳者に依頼するとしても、その後のオフィス・アクションは基本的に自分で訳出しています。

特許翻訳者の指導を経て、スキルを盗みたいと思います。

特許翻訳も、判例研究と同様に、朝から夜中まであっという間。

ひとつひとつ積み重ね、自分のものにしていきます。


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2020年2月 9日 (日)

特許権侵害の論点研究

本日も、特許権侵害訴訟における論点を研究。

これまでに精読した専門書は、以下のとおりです。

・特許判例百選【第5版】
・新・注解特許法【中巻】中山信弘共著
・特許法【第四版】中山信弘著
・裁判実務体系知的財産権訴訟Ⅰ高部眞規子(知財高裁所長)編著
・特許権侵害紛争の実務・小松陽一郎論文集
・論点別特許裁判例事典第二版 弁護士・弁理士 高石秀樹著

これらに、最新の判例、裁判例などで技術的な論点と要件事実に対する適用プロセスを研究。

朝から深夜まで、アッという間に時間が過ぎます。

裁判所の考え方を知り、原告と被告の利益・不利益の衡量の観点から、法的に妥当な主張および反論で起案をまとめています。

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2020年2月 8日 (土)

社会保険労務士試験その他

社会保険労務士の試験勉強も並行していますが、こちらはなかなか進まない。

今、健康保険法です。

あと、国民年金法、厚生年金法、一般常識等と続きます。

今年は、受験して合格したい。

この試験は、基本的に手続法の学習で、弁理士試験でいうと特許協力条約の逐条解説を勉強していくようなイメージです。

つまり、あまり面白みがありません。


判例や通達が日常生活を反映している内容も多々ありますが、制度別の主体・客体・時期・手続・効果の要件をひたすら暗記します。

それプラスして、給与計算、算定額等の決め方等の実務要素があり、なかなか厄介です。


企業法務の専門家としては、弁理士が扱う知的財産分野の他に、社労士で扱う従業員を活かす労働分野と従業員を保護する社会保険分野にも精通する必要がある。


これらの分野を独りでこなせるように精進したいと思います。


頭脳だけで成り上がってやる、というハングリー精神と気持ちの強さは今も健在です!

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弁理士として気がかりなこと~著作権法

最近、調べものや専門書の購入で大型書店に行く機会が増えていますが、

知的財産分野に行くと、著作権法のエリアがそれなりに広いとわかります。

著作権は知的財産権の一つの分野で、当然、弁理士なら知っているはずと思われている領域です。

著作権法コンメンタールの3巻は、読み応えがありそう。

ところが、著作権登録業務をはじめ、私は著作権の分野に精通しておらず、弁理士試験の受験勉強や研修で得た知識で対応しているのです。

著作権の相談は、ほとんどありませんが、

いざ相談されたときに顧客から、コイツ勉強していないなぁ、という印象を持たれないように日頃から研究に精進しなければなりません。

同様のことが、私の場合、意匠法、不正競争防止法にもいえます。


著作権法の場合、この分野に精通すれば、例えば、芸能や音楽分野の会社から顧問契約が得られるかもしれません。

著作権登録の有用性がわかり、著作権登録に向けて積極的になれるかもしれません。

専門に扱う弁理士が少ないので、第一人者として認識される潜在市場でもあります。


同様のことは意匠法にもいえます。意匠は出願登録業務に直結し、収益確保の機会を活用できそうです。

不正競争防止法は、事件数も比較的多いのですが、これを専門とする弁護士も相応にいますし、創作物・著作物もないため、依頼人からの最初のアプローチは弁護士事務所なのかもしれません。


なお、ライセンス契約などの契約分野も重要な市場だと考えていますので、契約書の作成能力も高めていきます。


今後は、著作権法と意匠法を中心に、弁理士としての研究を重ね、さらに深めて参りたいと考えています。

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土曜日は翻訳学校

土曜日の午後は、四谷4丁目にある翻訳学校に通っています。

サン・フレアアカデミーという学校の特許翻訳上級クラスです。

定員が6名のところ、私を含め生徒が2名なので、講師を独り占め。

サン・フレアアカデミーは、弊所から800メートルくらいの距離にあり、徒歩で10分程度。

昼間は事務所で仕事、夜は翻訳学校で学業という生活も私にとって心地よい。

特許翻訳以外にも、医薬・バイオ等の技術翻訳、リーガル翻訳等がメインの学校で、英訳コースもあります。

今後の特許事務所のスタイルは、自分で作成した日本語特許明細書を、翻訳外注を経ずにそのまま自分で英訳して外国出願することが一つのスタイルになりそうです。

英訳というと難しく感じますが、特許明細書という定型があり、自分の文章のスタイルに合致した英語表現をマスターすれば、他人の英文著作を和訳するよりも容易だと思います。

今日も頑張りましょう!

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2020年2月 7日 (金)

【最新裁判実務体系】知的財産権訴訟Ⅰ高部眞規子編著


 本日は【最新裁判実務体系】知的財産権訴訟Ⅰを研究しながら、準備書面の起案が完成しました。

 この書籍は、知財高裁所長の高部眞規子氏が編著とするものであり、裁判所の論点別論文集のような内容です。

 知財分野の第一人者である中山信弘教授の見解をはじめ、多くの説が乱立しているなか、結局、裁判所が実務で採用する多数説が重要なのはいうまでもありません。

 当然ながら、準備書面も裁判所が採用している多数説に基づき論述することになります。

 かなりの力作ができたと思われ、今後、弁護士の検討を経て、協議に入ります。

 本件の侵害事件は、3月が心証開示になっています。

 審決取消訴訟も特許無効審判も、あとは、判決および審決を待つだけになりました。


 人事を尽くして天命を待つ、いまやその心境です。

 

 

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2020年2月 6日 (木)

特許無効審判の極意

特許無効審判を請求された場合の常套手段です。

特許無効審判では、請求人から無効理由が主張されます。

被請求人(特許権者)としては、無効理由に対して反論しますが、それだけではなく、請求人の主張の根拠や論理矛盾に疑問を抱くことが重要です。

複数の審査を経て特許査定に至った場合、そんな簡単に取消や無効にされては困ります。

審査に対する信頼も、法的安定性も滅茶苦茶になりますよね。

請求人の主張をよく理解して、請求人の主張のなかでロジックが組まれているポイントに対し、そのロジックが本当に成立するか否かを検討してみましょう。

請求人側の主張に埋もれるロジックに疑問が出た場合、それは請求人側が検証等するなどして正当性を立証しなければなりません。

それが出来ない場合、請求人の主張は、あくまでも検証無き仮説に過ぎず、請求人の個人的な見解の域を出ません。

そんな請求人の自己にだけ都合の良い身勝手な個人的見解で、特許無効の対世効が発動されては、たまったものではありません。

請求人側の義務である検証につき、請求人側にその立証を要求しつつ、特許庁に請求人主張が妥当ではないことを訴えます。

請求人が釈明に追われる展開になれば、勝負有りです。

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特許事務所経営セミナー

2月5日は、特許事務所経営セミナーに出席しました。

このセミナーはシリーズもので毎年開催されていると思います。

昨年も出席させて頂きました。

このセミナーの趣旨が、半ば中小企業診断士を使ってくださいというものですが、毎回、大事務所の所長が講演されます。

今年のモデルは、太陽国際特許事務所の所長・中島淳先生。

何を隠そう、私の古巣。ここで実務を覚え、弁理士試験に合格させて頂きました。

それからはや20年近くの月日が経ちます。

中島先生が登壇されるというとでセミナーに申し込み、参加したのです。

久しぶりにみる中島先生。

病み上がりということもあるせいか、少し小さく(痩せられて)見えましたが、今や全所員200名、弁理士90名の大事務所のトップです。

私は、太陽国際特許事務所のあと、日本最大級(700名超)の志賀国際特許事務所を経て独立しましたが、あくまでも当時において、働きやすさの点では太陽国際特許事務所の方が良かったです。

お話では中島先生のお言葉の随所に、弁理士一人では何もできない、という意味合いが垣間見られ、何か私に対するアドバイスをして頂いているようです。

私も負けん気が強くて、相手が何十人の弁護士が代理している事件でも、私一人で勝ってやるわ、という感じで、今までそして現在も頑張っているわけですから、意見は相違します。


しかしながら、やはり大事務所の経営者、その発言にも含蓄があり、勉強になることが多かったと思います。

私が太陽に在籍していたところは、確か全所員が120名くらいでした。それが今や200余名となれば、規模においては全国の特許事務所で5番以内に入るのではないでしょうか。


今年は、大先輩の貴重なお話を聞けて、とてもラッキーでした。


中島先生、いつまでもお元気で、そして末永くご活躍ください。


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2020年2月 5日 (水)

中山信弘教授の論文読み漁り

特許権侵害訴訟の論点研究の一環として、中山信弘先生の論文・専門書を読み漁っています。

考えてみれば、私が弁理士試験の受験生時代、今から20年くらい前ですが、そのときも受験仲間で中山先生の学説が流行り、石川ゼミで研究していた覚えがございます。

その後、弁理士試験に合格し、独立してから、出願から権利化までの仕事が大部を占め、中山先生の学説に触れる機会は少なくなりましたが、ここにきて、裁判例と並行して中山先生の見解をかみしめています。


商標法でいえば、小野昌延先生や北海道大学教授の田村先生に該当します。弁理士試験の受験生の頃、特に田村先生の商標権侵害論で機能侵害の考え方がとても斬新であり、私の感覚とも合致したことから、この論拠を用いて論点に対して論述していました。当時早稲田セミナーで受講していた答案練習会では優秀答案を連発していた記憶があります。

意匠法は、高田の意匠(混同説)、途中から当時難解で有名だった斎藤先生の創作説の立場に切り替えた記憶があります。

パリ条約はボーデンハウゼン、日大教授だった後藤晴男先生の専門書、

PCTは、逐条解説の分厚い専門書など


侵害訴訟の実務において、必ずしも学説が採用されるとは限りませんが、裁判官も当然に学説を研究したり参照しますから、学説に精通していることは最低限必要です。それらと過去の裁判例を前提としたうえ、本事例でどのような主張や反論を行うかが重要です。

侵害訴訟の論点整理や起案法というテーマで、論文や専門書を執筆できる程度に専門性を高めたいと思います。

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2020年2月 3日 (月)

特許権侵害紛争の実務―裁判例を踏まえた解決手段とその展望 小松陽一郎先生古稀記念論文集 (小松陽一郎先生古希記念論文集)

日曜日、大きな書店に出向き、実務の情報収集。

最高裁判例、訴訟体系、学者の見解について論点ごとにまとめた専門書を探しておりました。


そうすると、

特許権侵害紛争の実務―裁判例を踏まえた解決手段とその展望 小松陽一郎先生古稀記念論文集 (小松陽一郎先生古希記念論文集)

を見つけ、内容を確認してしばらく読んでみて、これは良いと思って、そのまま購入しました。

こういう専門書は私の商売道具なので、直感で良いと感じたらドンドン購入しています。


小松陽一郎弁護士は、今から15年以上も前に侵害訴訟の研修でお世話になったことがあり、名刺交換をしたことがあります。

頭髪が真っ白で、中世ヨーロッパの音楽家のような風貌だったと記憶しています。

会場の遠くまでとおる鋭い美声の持ち主で、歯切れよく、次々に論点に言及されていたことを今でも覚えています。

ちなみに、小松先生は、大学時代から司法試験にはなかなか合格せず、今年でダメなら弁理士試験に変えようとしていたところ、最後の年に旧司法試験に合格したというエピソードも話されていましたね。弁理士試験に変更して弁理士になられていたら、この論文集の出版もなかったかもしれません。


とにかく、論文集の内容がとても素晴らしく、私の宝物クラスの商売道具です。

小松先生、執筆者の先生方、出版関係者の方に感謝しております。

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2020年2月 2日 (日)

特許訴訟の判例・学説整理

日曜日も、特許訴訟の判例と学説および論点の整理です。

これまで、日本弁理士会の研修、弁護士の論文、論点ジャーナル、特許権侵害の判決・判例集、注解特許法、特許判例ジュリスト、訴訟体系、高部裁判長執筆・監修の書籍など、ネットと書店で手に入れることができる、あるゆる著作にあたり、

特許発明の文言侵害、均等侵害、間接侵害における裁判所や学者の考え方を研究して参りました。

これらの書籍の購入に費やしたお金は、おそらく数十万円以上。

本件発明および対象製品への適用の法的妥当性のラインを心得て、これまで起案を重ねて来ました。

その方向性で、結審間近にして次回の準備書面の起案を進めています。


最後まで、気を引き締めて、与えられた業務に尽力、全うしたい。

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2020年2月 1日 (土)

特許翻訳の英訳トレーニング方法

特許翻訳で英訳力をつける方法は、先ず、

自分が作成した特許明細書で外国出願したケースを選択し、

そのときに翻訳者に英訳してもらった表現を徹底して真似るという方法が良さそうです。


自分が作成した特許明細書を題材にすれば、日ごろよく使用する表現がそこに記載されているはずですので、自身の独特の表現の英訳手法を覚えることができるからです。

特許明細書には、書き手の癖があるので、その癖に合致した英語表現を徹底して頭に叩き込みましょう。

今やいろんな特許出願が諸外国に出願されていますので、それを特許庁のプラットホームにあるOPDの機能でファミリ案件の有無を調べます。

ファミリー案件があれば、その米国特許出願か欧州特許出願をダウンロードして、日本の特許出願と比較しながら、進めると良い。

特許明細書に登場する定型表現は、特許翻訳の書籍等を購入して、すべてのパターンを覚えます。


このようなトレーニングで毎週1本程度の英訳作業を継続すれば、1年後には別の世界が見えています。

これは余談ですが、英日翻訳のトレーニングとして、米国を第一国とする特許出願を日本語に変換する方法もあります。

私は、このケースで和訳するよりも、先の英訳作業の方が簡単です。

理由は、文体にあります。

結局、英語力というよりも、日本語としてまともな表現が完成していること(まともな日本語を使用できること)が良い翻訳の条件になります。


米国出願の明細書で度々登場する助動詞。

これを和訳するときに悩むことがある。訳出するのか、訳出しないのか。

助動詞の種類によっては、~される得る、~してもよい、~するかもしれない、という定型訳をそのまま適用すると、

日本語の特許明細書の表現としてあまり使わない表現になります。

特に『~するかもしれない』という表現を特許明細書に記載すれば、審査官は本当に実現されるのだろうかというネガティヴな印象を持つことになり、記載不備の拒絶理由が増える原因になります。


米国特許明細書を作成したアメリカの発明者が助動詞を用いる意図として、『~するかもしれない』という日本語のニュアンスは皆無のはずですので、この辺は技術常識や知識から適訳する必要があります。


そのような意味もあり、原文に忠実な逐語訳になればなるほど、日本人の感覚としてよくわからない文章が仕上がることになるのが、特許翻訳です。

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高石秀樹先生の研修

本日、弁護士・弁理士の高石秀樹先生の研修の申し込みをした。

テーマは意匠権侵害の判例。やはり倍率は高め。

この先生の凄いところは、判例の論点別に頭にインプットされている点。

私は、高石先生の研修動画や判例論点集でかなり勉強しました。

その先生が、今度は意匠権の判例本を出版されるそうで、今からとても楽しみ。

私の事務所の書籍コーナーにある知財関連の蔵書点数は、おそらく紀伊国屋やジュンク堂レベルだと思います。

日々、知識のアップデートにかなりの時間を費やしています。

知識は力なりです。

これと実務が合わされば、実力になります。

高石先生に負けじと頑張ります!

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