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2020年2月24日 (月)

本人訴訟か代理人訴訟か

最近の弁護士白書では、

訴訟当事者が本人で訴訟手続を遂行する場合の本人訴訟と、弁護士等を代理人として訴訟手続を遂行する場合の代理人訴訟のうち、

代理人訴訟の占める割合が多いというデータが載っていました。

民亊の極少額訴訟では、本人訴訟は依然として多いのですが、

特に代理人訴訟の割合が多い分野としては、医療訴訟、労働法に関する訴訟、建築物瑕疵に関する訴訟、税務訴訟、そして知財訴訟です。

専門性の高い分野については代理人の委任も必要不可欠なことはわかりますが、

債権・債務に起因した民亊は、昔から本人訴訟が多く占めるような事情があるようです。


それが、上記弁護士白書によれば、本人訴訟よりも、弁護士を代理人として委任するケースが多くなっていること。

この背景は、弁護士の増加により弁護士報酬が安くなっていることが原因の一つかもしれません。


私の個人的意見として、本人訴訟はおススメしません。

理由は、時間的・精神的な負担が発生するということと、当事者である自分の対応に関し常に冷静な判断が必要になることからです。

やはり自分のこと故、相手方に腹が立つことが多いとも考えられるので、感情的な面が出ると、裁判所の心証形成には不利に作用することになります。


どのような訴訟でも、弁護士は訴訟のプロですから、日頃から仲の良い信頼できる弁護士に委任することが良いでしょう。

訴訟経験や判例研究を積んでくると、勝ち筋か負け筋かがわかります。

和解に至っても、勝訴に近い和解と敗訴に近い和解がある。

どこまでの主張が認められて、それ以上は認められないかも想像がつきます。

そうなると、訴訟することによる費用対効果の計算も出来そうです。


これらの判断ができるのは、訴訟慣れした本人か弁護士くらいです。


その判断を仰ぐだけでも、弁護士を代理人にお願いすることは賢明であると考えています。

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