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2006年8月22日 (火)

条文素読のすすめ

弁理士試験に有効な勉強方法について書いてみます。

前回でも書きましたが、弁理士試験は条文を問う試験です。

このため、常に条文を読む(できれば声に出す)習慣が非常に重要です。

これは受験生に限られず、現役の弁理士にとっても同じことです。

しかし、法令集の特許法第1条から順番に読んでいくだけでは、面白くありませんよね。

そこで、私は、条文に、各要件、その文言解釈、理由付けを覚えさせていました。

もちろん、最初からすらすら言えるわけではないので、基本書などを参照するのですが、最後は必ず条文に戻ってきて、条文の文言と関連付けをして覚えます。

例えば、特許出願の分割についての条文であれば、各要件は全て条文に書かれています。このため、条文を読むときに、この文言は主体的要件、この文言は客体的要件というふうに確認していきます。特に、制度問題では、各要件は全て条文に書かれていますので、このこと自体、特に難しくはないですね。制度問題では各要件の項目落ちは絶対に許されないので、このような勉強方法をとると、択一試験だけでなく、論文試験にも有効になります。一石二鳥です。

次に、文言解釈と理由付けが重要になります。これは、基本書や基本レジュメから拾ってくるしかないのですが、これも条文の文言がベースになりますので、条文の文言と絡めて覚えるようにします。最初は時間がかかり大変なのですが、頭にすらすら浮かぶようになったときには合格しています。

受験ツールとしては、4法が並列して書かれている法令集なんかは、余白部分が大きくて書き込みし易いので、非常に便利です。

私は発明協会の法令集の方が好きだったのでこちらで勉強しましたが、個人の好みでどちらでも結構だと思います。

この勉強方法のメリットは、もう1つあります。

それは、法令集に書き込んで情報を一つにすることにより、学習効率が格段に上がることです。

巷には、いろいろな受験ツールが出回っていますが、ばらばらで使うよりも1冊にまとめた方が記憶に定着し易いからです。

このように、条文に情報を絡めて覚え、条文の素読を繰り返すことにより、効率良く勉強することができます。

特に、勉強方法が確立していない初心者の人は、実践してみては如何でしょうか?

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学問・資格」カテゴリの記事

コメント

トラックバックの代わりにコメントさせて頂きます。
「受験テクニック!」と併せて、非常に参考になりました。

コメント有難う御座います
大変参考になる勉強法です
自分も明日から早速やっていこうと思います
今日は論文ツールとして措置系・侵害系の解法パターン作成を完成
させました。あとは基本の定義カード作りましたが先生のやり方の方が良いみたいに感じたのでそちらにシフトするつもりです
これからも良い勉強法などありましたらアドバイス宜しくお願いいたします
これからも宜しくお願いいたします

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