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2006年12月11日 (月)

論文試験における「心証点」!(番外編)

弁理士論文試験における心証点の番外編について書いてみます。

前回のブログ(その1)から(その3)で重要事項を示したので、今回はそのオマケ編です。

ご自身の答案が、以下の答案になっていれば、注意してください。

①文章が完結していない答案

当たり前のことですが、答案添削していると、たまに、

~~であるため。~~だから。

などで文章が終わっている答案を見ます。

これでは、いくら正しいことを書いていても、採点する側としては心から◎をつける気にはなりませんね。

なんか、手抜きの論文のようで、心証点は期待できません。

この場合、~~であるからである。~~だからである。

など、文章を完結させる必要があります。

②やたら余白スペースがある答案

これは間違いではありませんが、答案中に余白スペースの多い答案を目にすることがあります。

例えば、

小問1について

…………。

………。

…………。

(余白スペース)

小問2について

………。

………。

(余白スペース)

小問3について

……。

答案中に空白部分を作る意味はないと考えます。

添削する側として、特に見やすくなるわけでもありません。

見やすい点をアピールするなら、字をもっと丁寧に書くことに注力すべきです。

なお、余白スペースを作ると、紙面の無駄を作ることになり、

スペースが足りなくなり、書きたいことも書けなくなるおそれがある点に注意が必要です。

③「以上」の書かれていない答案

論文である以上、どこが終わりであるかを示す必要があります。

途中の論述がいくら素晴らしいものでも、最後の「以上」が無ければ、

論文にしまりがないばかりか、論文としての体をなしていないという印象を採点者に与えます。

試験官に止め、と言われてからでも、最後の1秒で、「以上」を書くべきです。

④根拠条文を具体的に書いていない答案

根拠条文は一応書いてあるのですが、具体的でない答案を目にします。

例えば、(特73条)、(特2条3項)、など

何条、何項、何号までしっかりと書くべきです。

理由は言わずともわかりますよね。

以上の4点です。

来月からは、答練が本格的に始まります。

弁理士受験生の方は、

最後の答練とするために、一日一生の気持ちでがんばって下さい。

応援しています。

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コメント

ひよこ丸さんへ

コメントありがとうございます。

(回答)
質問の件について、詳細な問題文が不明なので、題意把握の観点からはアドバイスできませんが、一般的に、先使用権は、正当な権原になりますので、その抗弁は可能です。ただ、1番目の項目になるか否かは不明です。一般的に、抗弁の前に、技術的範囲の属否などを検討(否認の検討)する必要はあります。明らかに技術的範囲に属するものであれば、事例分析の項目でその検討を示しておく必要があります。一方、不明なところがあれば、否認という項目をたて、その中で、70条や均等を検討する必要があります。

以上です。

西村先生。
こんにちわ。
日曜日もお仕事だったんですね。ご苦労様です。
毎日お仕事大変なのに、弱音を吐かない先生には、本当に尊敬
しています。
僕も昨日は、勉強していていました。
昨日自分が受講している論文通信ゼミの論文を書いていたのですが、そこで疑問が沸きました。
侵害系の問題で、1問目は、補償金請求権の要件を聞いている問題
だったので、問題文より出願公開されているか不明だったので、
その辺り注意して論文書きました。
2問目なのですが、補償金請求権を行使された場合の抗弁を
聞いている問題で、問題文より特許出願以前から実施していたので
先使用権があると思い、先使用権の抗弁を1番目に上げたのですが
書いて良かったのかと思い先生にご相談したいと思いコメント
書きました。
もしよろしければ是非アドバイス頂けたら嬉しいです。
体には気をつけて下さい。
僕も先生に負けないように頑張りたいです。

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