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2012年7月23日 (月)

断る理由

前回は、嫌な仕事は請けるな、ということを記事にしました。

今日は、断る理由について書きます。

少しネガティブな内容が続きますが、

これから事務所を運営する人のために少しでも参考になれば幸いです。

お客を選ぶということは、事務所の運営にとって、とても重要なことですので。

嫌な仕事やお客から、仕事を依頼された場合、

目前で、はっきり断ることができれば何ら問題はありません。

しかし、言葉の選択には注意が必要です。

そして、請けたくないが、どうしても断ることができない人は、

後日、見積を提出するときに、お客から離れてもらえば良いでしょう。

例えば、相場よりもかなり高額な見積書を提出することにより、

嫌なお客を遠ざけることが可能です。

これは、私の経験ですが、

以前このようなことがありました。

ホームページを見て電話をしてきたお客がいたのですが、

見積だけを聞いてきました。

商標を取得したいということで、指定区分を特定するために、商売の内容を聞いたところ、

はっきりとした応えが帰ってきません。

なんか、直感的に、嫌な感じがしました。

どうしても、事務所に来て相談したいということで、

私も時間を作りました。

そうしたら、なんと、ホストクラブのマネージャーだったのです。

私は、ホストクラブやキャバクラの関係者を、嫌っております。

このような人とお付き合いするために、弁理士になったわけではありません。

一生、交わることがない人たちのはずでしたが、

新宿にも繁華街があるので、運命のいたずらだったのでしょうか。

一応、弁理士相談はしましたが、こちらは受任する気がゼロです。

しかし、流れ的に、その場で断ることができなかったので、

後々まで、断る理由に苦労しておりました。

そうして、考えた末、

高額な金額を示した見積書を提出することでした。

どれくらい高額かというと、相場より若干高い程度ではありません。

相場料金より何倍も高い料金です。

現在では、弁理士手数料を規定した弁理士料金表は、

独占禁止法の要請から廃止されました。

今は、契約自由の原則により、当事者間で納得がいけば、いくらでも構いません。

たとえ、商標1件の出願手数料が100万円でも、

お互いがO.K.であれば、

契約できるのです。

その結果、

その高い見積書を見て、その方から2度と連絡が入ることはありませんでした。

少し酷な気もしますが、最初の電話で自分の身分を明かしていれば、そこで済んだ話なのです。

私は、心の平和を取り戻し、その後の業務に集中することができました。

断る勇気がなければ、このような手もあり、だと思います。

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