特許出願などを管理するために必要となる管理ソフトの導入タイミングですが、
今考えると、独立開業時でなくてもよいと思います。
なぜなら、独立時に仕事の受任が期待できないからです。
クライアントから仕事の受任を約束されて勤務事務所を退職し、独立できるラッキーな人には必要ですが、
一からなんとか…というチャレンジ精神だけの人は、
初めからすべてを揃える必要もありません。
私の場合は、チャレンジ精神だけの人でしたが、初期から、高価な管理ソフトを購入してしまいました。
しかし、10年前の独立で、出願件数も増加傾向にあったので、助かりましたけど。
管理ソフトは、高額なものは、300万円くらいします。
これをリースで契約すると、リース料も加算されるので、かなり期間、ローンが残ります。
リースも借金ですので。
安価なものも数十万~100万円くらいしますが、こちらのソフトでも十分といえます。
そして、その導入タイミングは、仕事を受任してからで間に合います。
特許の場合、通常、出願後は3年の審査請求期間のカウントが必要です。
商標の場合は、出願~登録まで8カ月とすると、
8カ月後の登録査定時に登録料を納付すれば、10年継続します。
そんなに神経質になって、あてもなく管理ソフトを導入する必要は全くありません。
大切なのは、業者の言いなりにならないことです。
業者は、自社の利益しか考えていません。
下手な業者だと、精神論だけで購入をすすめるみたいですけど。
心配ありません。
独立時から、仕事がすぐに来ませんので。。。
また、管理ソフトの業者もいくつかありますので、
導入時は全てを検討する必要もあります。
管理ソフトの内容、
管理ソフトの費用、
法改正などのアフターメンテナンスの対応のレベルなど…。
対応のレベルですが、社長が良くても社員がNGということもありますよ。
あと、一度業者を決めて管理ソフトを使用すると、途中で、なかなか変更できないことも付言しておきます。
管理ソフトの導入はくれぐれも慎重に決めてください。
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