人を紹介するって意外に厄介で難しい
普段の仕事において、
人から紹介を依頼されることがあります。
例えば、士業で独立した人がいて、お客を紹介してくれとか、
うちのお客様で、誰か(例えば、税理士)を紹介してくれとか、
という感じです。
しかし、紹介って意外に厄介で難しいものです。
その方が、紹介した人とうまくいけばよいのですが、
その人の好みと違うという不満が生じた場合、
紹介した側も気まずいですし、最悪の場合、クレームをいってくる人がいます。
経験談ですが、
やはり費用の不満と、対応の不満が多いですね。
しかし、紹介した側にクレームをいうのって、ルール違反ですよね。
倫理違反の方を紹介しているわけではないですから、
その方の好みに合わないという理由だけで、逆恨みに近いものがあります。
過去には、ブログで知り合った弁理士から現地代理人を紹介してくださいというのがありました。
当時、私も若かったですが、自分と取引のある現地代理人を紹介しました。
その現地代理人は、米国の弁理士で、いわゆる手取り足とり、説明しない方です。
日本人の感覚では、対応が悪いと指摘されても仕方ありませんが、
米国の代理人では、ごく普通の対応です。
質問があれば、こちらが問い合わせする必要があるのです。
しかし、知り合いの弁理士は、その不満をわざわざ長距離電話で私に報告するわけですね。
やんわりした口調でクレームを言うわけです。
自分が紹介してくれって言っておきながら。
呆れてものが言えませんでした。
そのクレーマー弁理士は、それ以前にも、実務や事務所経営の情報を電話で聞くなど、
自己中心的な態度で接してきましたが、
こちらは多忙なので、いちいち電話で釈明するのもバカになりません。
そのくせ、自分の情報は何も出さない。
つまり、私には、デメリットしかない付き合いでした。
以後、
電話は一切禁止、メールは送るのは自由だが、返信は私の都合次第ということで、事実上、付き合いを断ちました。
過去に名刺交換したことがある他の弁理士からも、
営業のやり方やノウハウ、現地代理人の紹介など質問が寄せられますが、
基本は、すべてスル―するか、断っています。
面識がなければ、すべてスル―ですね。
上記した例は一例ですが、
私のお客様で、税理士を紹介してくださいという方もおられます。
税理士に関しては、その後のトラブルに一切責任を持てないので、
すべて断っています。
私の顧問税理士を紹介しようと思えばできますが、
その方に適するか否かは不明です。
また、顧問税理士側も事情があると思いますし、不安もあるでしょうし。
人の紹介って結局は、難しいと感じています。
たとえ、紹介する人が信頼していても、紹介された方の好みや価値観が違えば、失敗ですよね。
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