一人メーカーが増えるかも…
昔は、大企業有利な状況でしたが、
最近では、それが崩れつつあるようです。
技術に長けた企業としても、一人メーカー。
この傾向が今後、増えると予想しています。
うちにだけしか製造できない製品というものは、次第になくなります。
日本の最後の砦である自動車産業でさえも、電気自動車に移行して、
部品がモジュール化される。
部品同士のすりあわせというインテグラル型の優位性が薄れつつあります。
日本と日系企業が向かう方向は、ひとつです。
科学技術を得意にする企業しか生き残れないといっても過言ではありません。
超・技術立国しかないのです。
一人メーカーに話を戻して、
今後、インターネットを使った交流が益々活発になり、国内外の垣根がなくなります。
技術は、大方、モジュール化されて、世界中から輸入することができます。
技術を得意にする国は、もはや日本やドイツだけではない。
ロシア、イスラエル、北欧、東ヨーロッパ等は素晴らしい技術立国です。
モジュール化された技術を世界から取り入れ、組み立てることに、大きな資本は必要ありません。
組立も、外注やアライアンスをうまく使えばよい。
問題は、出来上がった製品・サービスをどのようにして商売に結び付けるのか?
いわゆるビジネスモデルですが、
ここに時間を使って、悩んでいくことが一番の仕事といえます。
自らが、ビジネスのルールを作り、自分の土俵で勝負する。
そして、そのビジネスモデルの模倣をうまく排除する。
これができれば、一人メーカーでも不利になることはないのです。
日本が苦しいのは、華やかだった昔をいつまでも引きづり、そこに戻そうとするからです。
社会保険だって同じです。
人口減ばかり悪いといわれていますが、
問題は、人口ピラミッドの形が悪くなり、昔の社会のシステムが通用しなくなったこと。
少子化の流れを止めるだけではなく、
社会システムを作り直す必要があるのです。
社会システムは、ある意味で、日本が生きていくためのビジネスモデル。
いつまでも、古いシステムにこだわる必要もありません。
憲法だって、医療システムだって同じです。
話がそれましたが、
一人メーカーが益々増えていくこと、大いに歓迎します。
日本の古くて不要なシステムは、全て壊していくしかありません。
日本が生きる道は、それからです。
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