« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月28日 (月)

特許侵害侵害訴訟事件で実質勝訴の和解が確定致しました

昨年から、特許権侵害訴訟事件の原告側補佐人として関与させて頂いています。

結論から言いますと、こちらの実質勝訴の内容で和解に至りました。

本訴の前に、侵害品を特定するための証拠保全も行いましたが、審理のトータル期間は3~4か月程度とかなり短いものになりました。

そのお蔭で、原告及び代理人側も地裁に足を運ぶ頻度が少なく、負担が比較的軽減されました。

こちらの弁護士は複数人いましたが、

いずれも特許事件といいますか、技術って何?、特許って何?という感じのいわゆる文系出身の弁護士ズラリ。

相手の被告側の弁護士もまだ若く、特許事件の代理がはじめてのようでした。

特許事件を精通しているかについては、どのような書面を作成するのかで判断できます。

そういう私も、鑑定書や警告書のやりとりはあるものの、特許侵害の裁判は初めてでした。

結果的に、こちらの最小限の主張だけで済みました。

今回は、相手の弁護士が不慣れなので、勝訴したものと解釈されるのかも知れませんが、

証拠保全の書類作成や和解案の内容などに関する原告側の弁護士の相当な労力が報われたものと思います。

私の役目は、技術的範囲に属するという立証と、相手の否認と抗弁に対する反論です。

被告側から来る書面の一文字一文字を吟味して、反論や説明をしていきます。

訴訟が始まると、約1カ月ごとに攻守が入れ替わるといいますか、書面を作成していかなければならないので、時間なんてあっと言う間なのです。

今回の教訓としては以下の内容を得ました。

1:侵害品は如何に特定するのか?

 侵害品が市場に出回っているのなら、入手可能ですが、それがない場合、入手方法から高いハードルがあります。証拠保全に頼るしかありませんが、緊急性が必要とされるなど理由があり、全ては裁判所に受け入れて貰えません。

 証拠保全に至った時も、侵害品が相手の場所に保存されているとは限らず、かなり神経を遣いました。

 さらには、侵害品が存在していた場合でも、設計図を描くように相手商品を説明していくことが必要で、実験を要する場合には実験の手順と結果の説明書が必要になります。

 ですので、やはり市場に出回っているときに将来の侵害事件を想定して確保しておく必要があります。

2:技術的範囲に属することを立証し易いクレイムとは何か?

 ズバリ言うと、裁判官が理解し易いように特定しているか否かです。

 外観に特徴のある構造や形状の特許が最も立証し易く、ラクです。

 見ればすぐにわかるものです。

 特許請求の範囲についての書き方も侵害の立証がし易いように記載しなければなりません。

 特許を取得するためには、多くの構成要件が必要とも言えますが、それで特許を取得しても、権利行使ができず、特許の価値がゼロと思えてしまうかもしれません。

 この点、システムなどの制御方法や化学の特許については、立証が困難で、その結果、侵害しているにもかかわらず、否認されることになります。

3:技術、特許に疎い弁護士との付き合い方、そして判決

 これは、補佐人の力量次第で勝訴・敗訴が決まります。

 事実として被告が侵害していても、原告側が立証で失敗すれば敗訴です。

 逆に、侵害していなくても、侵害とされることは皆無です。

 つまり、原告側の腕次第で運命が決まります。

 一般論ですが、侵害していても、立証でミスをして、敗訴になることもかなりあるのではないでしょうか?

 無効事由のサーチを含めた抗弁については被告側のセンスが要求されますが。

今回の侵害事件は大変でしたが、経験と肌感という大きな収獲が得られたケースでした。

 

2016年3月25日 (金)

理系の博士号は誰でも3年で取得できるの?

中国語学校の打ち上げの場にて、

理系の博士号は、博士課程3年行けば、誰でも学位を取得できると言いきっていた人がいた。

私はそんなことはないと思うのですが、

おそらく文系の博士の学位に比較して取得し易いということなのだろう。

ところで、文科系の博士号なのですが、たとえ難しくても、

それを取得しても国益につながらないでしょうというのが私の思うところ。

結局、文学や法学なんていうのは、学者の立身出世や自己満足に過ぎないのではないでしょうか?

他方、理系であれば、ノーベル賞までは行かなくても、

何らかの発見によって産業界や我々の生活に良い影響を生んでくれる可能性があります。

まあ、でも、3年で誰でも取得できるのなら、

私は9年という時間を投資して、3つの異なる理系の博士号を取得してみたいです。

2016年3月23日 (水)

小型船舶免許の更新

いつの間にか更新期限が迫っていた小型船舶免許。

ぎりぎりのところで中野サンプラザまで講習と身体検査を受けに行きました。

所定の書類と資料を揃えて運輸局へ郵送するだけです。

海事代理士の方には依頼せず、自分で更新申請しました。

それとは別に、弁理士の必修研修の期限が3月末に迫っていました。

音商標などの法改正です。

久しぶりにネットで受講しました。

講義の速度を変えることができる機能があるため、早送りしようとしたら、遅くするしかできない。

そりゃ~そうか。

早送りがあれば、スキップしまくるからね…

真面目に受けます!

2016年3月15日 (火)

栄養ドリンクは体力の前借

スーパーや薬局などで、様々な栄養ドリンクが売られています。

安いものから高価なものまで。

ある程度、高価なものを飲めば、効いたように、元気が出てくるのは錯覚なのでしょうか?

思うのですが、

その人の体調は、そのときの身体の疲労具合を見るバロメーターのようなものだから、

これを治すためには、休むしか方法はないと思うのです。

それを栄養ドリンクで手軽に治す?

ことができるのは、やはり身体のどこかに無理が生じていることになります。

仕事の納期の関係で仕方のないケースもありますが、

長い目で見れば、絶対に身体に悪いですよね?

肌にも悪いです。

いつか、リバウンドが来て、身体がいきなり老け込みそうです。

栄養ドリンクは、ビジネスパーソンの必須アイテムですが、

潜在的な体力の前借、つまり”借体力”です。

乱用は禁物だと思います。

結局、身体には正直でいることが一番のくすりではないでしょうか?

心や精神もそうだと思います。

忍耐は必要ですが、無理は禁物。

そういうときは思い切って心と肉体の負荷を取り除きましょう!

2016年3月12日 (土)

【ハングル語】2年目の挑戦

ハングル語も2年目に突入です。

でも、こちらは大学院の講義の関係で曜日の調整が難しいので、いっそう止めてしまうと思っていますが、なかなか決心ができません。

そもそも英語、中国語、韓国語、ドイツ語は知財の実務でも多く見られる言語です。

私のやる気の根本は、世界のトップレベルの経営コンサルタント/特許弁護士ですから、

言語も少なくとも3つ4つは自由に操る必要があるからです。

やっぱり続けたい。

仕事をフルにしながら、こなします。

私ならこの程度は可能のはず…

自分を信じて走るのみ。

私がお世話になってるハングル語の学校は新大久保学院です。

http://www.shin-gogaku.com/

2016年3月11日 (金)

外国へ行った日本人弁理士

ラグビーを含め、多くの日本人が外国で活躍する時代になりました。

私がいる知財業界も、日本人が外国で弁理士又は弁護士を取得して働いている方も多いです。

もちろん、日本国の弁理士の資格を持っておられる方を含めです。

独立当初は、言葉の壁もある中、やりとりに間違いがないように、そのような日本人の方にトライアルや依頼をしていました。

そこで、依頼した一人のユーザーとしての感想ですが、

総じてサービスレベルが低いといえます。

実務力とサービス力の合計で、サービスの価値が決定されるとすれば、

日本ではとても勝負にならないレベルの価値しかありません。

中には、

実務力に疑問が感じられる方もいたり、

日本人は大人しいことを知っていますから、ぼったくりをする人がいるのにはとても残念です。

こういう人は、おそらく外国で活躍する自分を夢見て…と外国へ行った動機を語られるのかもしれませんが、

私から言えば、とてもとても、

日本では食っていけないから、外国へ出たとの印象を受けてしまいます。

このような状況になれば、さすがに、忠告しますが、相手も人格が出来上がっていますし、自分を否定すると立場的には困るわけだから。

これらはトラブルという程ではなく、顧客満足度の問題ですが、

知財業界で、かつ私の経験上の限度において、

外国はその国で育った人、ドイツならドイツ人、アメリカならアメリカ人のアトーニーに依頼する方がよっぽど顧客満足度は高いものになります(フィーも高いのですが)。

逆に考えると、日本人相手のサービスで顧客満足度が得られれば、

外国へ行っても勝負できるレベルのサービスを提供することができそうです。

あくまでもサービスレベルは、ですが…。

私が接触した人は極僅かですので、

知財業界において、日本人全員がレベル低いとまでは言い切れませんし、それを根拠に外国にいる日本人のサービス全てを否定することはしませんが、

知財業界においては、

日本人というだけで、相手に期待することは止めておいた方が良いと思います。

翻って、日本にいる日本人弁理士はどうか?

もちろん、実務力やサービスレベルの良し悪しの問題はあると思いますが、

特にサービスレベルに拘る私からすれば、ダメなところもあるのかもしれません。

稀に、代理人を替えてこられるクライアントは、そもそもその代理人に不満があるから、代理人を替えるわけで。

でも日本なら、同業者の競争があり、また弁理士としての世間の目がありますから、

そのような事務所には依頼が来ず、淘汰されていくことになるのでしょう。

私の印象では、実務力があるが、

サービスレベルが低いということに対して、何の問題意識や危機感を持たれていない方が意外に多いということです。

これって、良いモノを作れば、必ず売れると誤解されているメーカーと同じですよね?

実務力があれば、必ずクライアントがつく。

こんな迷信を信じている専門家が多いのかもしれません。

クライアントもお客様だし、感情のある人ですから、

顧客満足度は、実務力だけではなく、それを除いたトータルのサービスレベルが問題なんです。

知財業界の顧客満足度を少し意識して頂ける弁理士が一人でも多くなれば、弁理士業界の発展、我々に関与するクライアントにとっても良いことになります。

それこそ、弁理士倫理を問われる弁理士の事例なんてなくなるでしょう。

まだまだ課題だらけの気がします。

2016年3月10日 (木)

出張

週末は、遠方へ出張です。

週末出張から戻って土日は休日と思いきや、土曜日と日曜日も、仕事と勉強会。

本当に休まない。

そのお蔭で、ここ最近は所得税の還付金なしどころか、追納しています。

もはや働ければ働くほど、税金ヘドカドカの域。

打ち合わせ時のコーヒー代の領収書も頂いています!

ほんの数百円だけど。

でも仕事が好きなのか、お客様が好きなのか、ドMなのわかりませんが、なぜか快感。

私にとってこの仕事は天職?

でも、

イヤのことあるでしょ?

イヤなお客さんいるでしょ?

そんなの関係ねーわ。

あっ、出張の話しだった?

それでは(笑‥)

2016年3月 8日 (火)

【英語】2年目の挑戦

英語の学習も当然に継続していきます。

外国案件で英語は実務で最も多く使う言語。

レターを読むのにも書くのにも、英語力は必須です。

大学院の日程とにらめっこして、スケジュール立てています。

本当は日曜日がいいけれど、中途半端に大学院の講義があるので、平日の昼間かな?

顧問先の打ち合わせ、出張、振興公社の当番日との兼ね合いが難しい…

私が通っている英語の学校は、めっちゃ厳しいスパルタ式の学校です。

NCC綜合英語学院

http://www.ncc-g.com/

毎回、授業後は終電で帰宅することになります。

2016年3月 6日 (日)

【中国語】2年目の挑戦

中国語を1年間学習して参りましたが、もうすぐ終わりです。

4月からは2年目の学習プログラムに入ります。

JAISTへの入学が決まり、時間割が発表されましたので、予定を立ててみました。

すると、ラッキーなことに、今通っている中国語のクラスの第2年目のクラスに進級できそうです。

土曜日ですが、朝から9時20分からJAIST、夜には中国語の学校へ移動して中国語の学習になります。

土曜日は完全につぶれてしまいますが、まだまだ大丈夫。

目標が高いというのか、欲が深いのも大変だけど、この充実感がなんともいえない。

私がお世話になっている中国語の学校は日中学院です。

https://www.rizhong.org/

ネイティヴの先生から毎回ダメ出しを受けながら、頑張っています!

2016年3月 5日 (土)

新規事業立上げ~特許裁判まで経験させて頂きました

新規事業立上げ~特許裁判まで一通り経験させて頂きました。

勤務していれば体験できないことばかりです。

新規事業の立上げの運用やマネタイズ、事業戦略から、国内外の特許戦略。

新規事業の様々な契約関連。

権利行使から差止・損害賠償請求訴訟・ライセンス契約・和解に至るまで。

知財のプロジェクト・リーダーとして、ビジネスモデルの立案に関与。

とても刺激的で、自宅に帰る時間がもったいないくらい、夢中になった。

チームの仲間と共に、希望を抱き、汗をかき、悩み、泣き、喜びを分かち合い‥

私のお金には替えられない貴重な財産です。

人間関係の難しさとその適切な対応も、経験として勉強できました。

このような体験の連続で日々を過ごすことができるのなら、私はとても幸せです。

2016年3月 4日 (金)

給与は我慢料!

美輪明宏さんが、給与は我慢料、と言っておられました。

日本の社会ではそうなのかもね。

わかるわかる。

お客様の話を聞くのもお金が要る時代。

お客様は我が儘で、言いたいこと言って、‥‥とにかくお客様は神様で、お願い営業、‥‥なんて言葉が賑わう社会では当然のような気がします。

特に、弁理士業の場合は、お客様の発明という土俵の上で役割を演じるため、この要素が著しく大きくなるような気がしています。

アメリカでは、どうでしょうか?

何となくですが、また違った価値観がまかり通っているのでしょうね。

買う方と売る方は、イーブンの関係で、お客様が神様という神話はないのでしょうか?

そのアメリカの価値観を引き連れて、日本市場に参入した場合、多くは撤退することになるのでしょう。

その地域の市場に受け入れられるかどうかは、

製品の良し悪しを含め、

サービスのローカライズがしっかりと対応できているか否か。

この言葉に尽きる気がします。

2016年3月 3日 (木)

帰宅時間が深夜1時になってしまった。

アベノミクスの効果か?

帰宅の電車も当然満員です。

20代~40代の働き盛りが多い印象です。

このような好景気で多忙な世の中、定時に帰宅できる人はどんな人なのか気になる。

日本人は、休み過ぎ。

1年の1/3が休みなんて国はどこにもない。

もっと働け、もっと働こう。

高度成長期の時代のように。

国力を高めるために。

社外監査役に就任しました

財務に関するコンサル会社からのお誘いを頂き、

社外監査役に就任いたしました。

公式に掲載され次第、詳細をご報告いたします。

この会社は、多くの中小企業の財務上の悩みを解決できる、日本を代表する存在へと成長していくことでしょう。

2016年3月 2日 (水)

大学院入学手続

大学院の入学料を納付致しました。

それとは別に入学手続の書類を作成しています。

結構あるんだ。。。

私が社会人大学院生となる大学院は、JAISTです。

北陸先端科学技術大学院大学

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E9%99%B8%E5%85%88%E7%AB%AF%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6

ここでは、なるべく長期履修制度をうまく活用して、

【知識科学の修士】というアカデミックな学位。

【技術経営(MOT)コース修了】という専門職学位。

の2つの学位を同時に習得します。

JAISTでの学術研究その他の活動を、JAIST生活のカテゴリーでどんどんアップしていきま~す♪

2016年3月 1日 (火)

日本パテントデータサービスさんに助けていただきました

特許管理ソフトでエラーが表示されて四苦八苦。

夜分でも電話してみると、担当の方からアドバイスを頂きました。

とても的確なアドバイスで助かりました。

驚いたことは2つ。

こんな夜分に社員の方がおられ、電話対応して下さったこと。

社員の方の知識ですぐに解決できたこと。

コスモテック無きあと、この会社はとて~も心強いです。

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト

西村知浩の特許事務所

無料ブログはココログ