技術士試験に挑戦した大学教授
先日、技術士2次試験のセミナーに参加した。
技術士試験の制度変更を見据え、どのような対策をいかに行うか?
ということが中心の話題でした。
その中で実際の合格者が登壇して、合格体験談を話されていた。
その方は、千葉工大の現役の教授でした。
お歳はなんと69歳。
うちの親世代の方です。
技術士試験を受験した動機は、来年の70歳で定年になり、その後の人生設計とのこと。
博士号だけでは、お金にならず、実務家として活躍したいとのことでした。
確かに、博士号を取得していても、企業経験がなければまるで話にならないかも。
できれば、自分でイチから事業を起こし、経営することが重要です。
技術士1次試験から不合格を経験され、娘さんに合格を先に越されながらも、ご高齢の大学教授の先生が懸命に勉強されて、見事、栄冠を手中にされました。
大学教授といえども、なかなか合格しないのが技術士試験とのこと。
大学教授という立場上、合格しないとダメ(教授)と見られるそうで、周囲からのプレッシャーや周囲の見る目が物凄く、厳しかったとのこと。
博士号と技術士。
前者は学術的な観点から、後者は実務的な観点からと、巷でよく言われますが、
その先生曰く、エンジニアなら両方保持することが当たり前とのこと。
確かにその通り。
エンジニアに限らず、特許系の弁理士も技術士や博士号は必須だと思います。
私は、これに高い語学力と経営的な思考を身に付け、日本企業の外国進出をトータル・プロデュースできれば、これほどの嬉しいことはございません。
それにしても千葉工大。
私が大学時代を過ごした習志野市にあります。
習志野駅の目の前にあります。
私の学生時代のバイト先には千葉工大の友人がいました。
この先生の勇気と実行力から、大きな励みをいただき、収穫のある1日でした。
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