創造性とはなんだろう?
創造性は、私が仕事を行ううえで最も重視するポイントです。
クリエイティヴな仕事、これは弁理士の仕事にもそのまま当てはまります。
特に、大企業からの受任した仕事ではなく、
個人や小規模企業からの仕事では私の自由度が高くなるため、ビジネスモデルの構築、経営戦略、発明の発掘などが必要になる。
このときに発揮されるのが創造性なのだ。
この創造性について、ことクライアントと弁理士との付き合い方という視点から、私はこれまでにこのブログで多くのことを語ってきた。
お客様は神様ではないから出発し、弁理士とクライアントとの価値創造を弁理士の業務で実現しなければならないこと。
弁理士業務を行うに当たり、弁理士が主導で遂行すること(クライアントは何がしたいこと(夢)を語れば十分で、弁理士のやることにいちいち口を挟まないことなど‥)
弁理士がクライアントを選ぶ必要があること、しかも直感で。
弁理士に惚れられる人は、弁理士報酬以上の価値を手に入れることができること。
弁理士に多くの権限(自由)を与えること。
クライアントの予算の範囲なら、弁理士の言い値にケチをつけないこと。
私は、これまでに、あたかも弁理士ご都合主義的な事を散々主張してきたのであるが、
これはハーバードビジネススクールの教授の下記に示す言葉からしても、大きく外れることはない。
『創造性…たとえ経営が厳しい時にあっても、人々は仕事が好きで深く関与することが許されたとき、そしてその仕事が価値あるものと評価されている時、創造性に溢れた仕事をする~Professor Teresa M. Amabile, Harvard Business School』
これは弁理士を雇用する特許事務所の所長と、勤務弁理士との関係性でも通じるだろう。
大企業の下請け的な代書業では創造できないかもしれない。大企業に勤務する知財部も仕事の意義を十分に理解できずに特許事務所に仕事を振っているのであるから、仕方がないこと。
そうではなく、弁理士というもの、知財部というものは、もっともっとクリエイティヴな仕事が必要となるはずだ。
自分が自身の責任で実現する仕事に自身の創造性を化体できなくては、
すなわち自身が行った仕事の成果物に魂を入れなければ、
はたして、やりがいなんて味わうことができるのであろうか?
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