JAISTの特長
JAISTの東京サテライトに限ったことですが、
2年以上在学している経験から以下の事がいえる。
■学位の取得が目的
社会人コースでも、長期履修やゼミ等で学位論文の完成に向けたカリキュラムが徹底している。
長期履修は、博士前期で最大4年、博士後期で6年だが、
それぞれ最大3年、4年に既に短縮されている。
このため、他大学の長期履修と比較してそれほどの優位性がないのかもしれない。
■教授・講師の質
教授陣は、石川と東京を行き来され、熱心に指導して頂いている。
各先生方が主催するオープンセミナーやゼミは高い評価を得ているものもある。
他方、非常勤講師については若手も在籍しているが、
かなりの高齢者も今なお現役で、そのせいか授業で提供する情報が古いこともある。
また授業中には、講師の体調等、学生が別の心配をする場面もあり、課題として残るのではないだろうか。
■設備
東京サテライトの設備は品川のオフィスビルの半フロアを借りている。
新しいビルで駅近く、授業や研究を進めるうえで最低限の設備がある。
■学生間
入学する社会人は平均40歳くらいであり、仲良しクラブのように友人作りに来ている学生は少ない模様。
あくまでも学位取得。
授業が終われば各自が品川駅へ猛ラッシュ。
飲み仲間での飲み会は存在している。
そのせいか、早稲田や慶応と異なり、同学や学生同士の結束・絆が限りなく薄い(一応、OB・OG会はあるが)
仕事等の都合で中退する学生も散見される。
■授業の質
教授陣が提供する授業は、学会マターの内容もあり、とても勉強になる。
たまに手を抜く教授もいるかも。
グループワークやプレゼンの機会があり、学生の成長に寄与している。
講師については人により様々だが、今までダメだと思った授業はない。
■学生の質
中年の社会人が主体であり、企業でも主任、課長や部長等の管理職の人が比較的多い。
真面目で大人しい人が圧倒的。
■事務方
女性の事務員はとても優秀な印象です。
■その他
学位を取得する目的で入学してきたのに、
知識科学という分野を学習してその想いが半減する人もいるかもしれない。
JAISTへの入学は、例えば科目履修等で知識科学の授業を経験し、よく検討しても遅くはないと思う。
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