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2018年10月27日 (土)

下町ロケットの中川弁護士の立場を実務体験中

先週、国家資格試験からの解放感から、

録画しておいた下町ロケット2を見ました。

日本のドラマを見るのは数年ぶり。

佃製作者の取引先(ギア・ゴースト)が特許権侵害訴訟の嫌疑をかけられ、訴訟で訴えられる手前までいきました。

ギアゴーストで必要な資金は15億円。

ベンチャー企業のギア・ゴーストには支払能力がなく、倒産は必至。

ギア・ゴーストを警告した企業の顧問が中川弁護士であった。

中川弁護士の立場からすれば、ギア・ゴーストに対する特許権侵害訴訟。

少し現実離れしつつも、リアルな状況を演出しています。

実は、私の実務進行中のケースも、既に訴訟提起して弁論準備手続に入っています。

特許無効審判も請求され、被請求人の代理人として口頭審理を経験しました。

その状況がとても合致しています。

中川弁護士のような腹黒さは、持ち合わせておりませんが、

依頼人の特許権を侵害する者に対しては容赦しないというのが私の考えです。

この点は共通しています。

さて、佃製作所の社長は、その顧問弁護士である神谷弁護士に相談に行きます。

そこで神谷弁護士からアドバイスをもらった内容に、私は失望感を覚えました。

一つは、クロスライセンス契約に持ち込む。

大企業ならともかく、特許部もないような設立間もないベンチャー企業、その特許がクロスライセンスに値する確率なんて宝くじの当選するようなもの。

特許はそれなりの件数を戦略的取得していなければ、相手の製品が自社の特許に抵触することなんて、あり得ません。

クロスライセンスは、大企業同士の特許係争での一つの解決手段であり、

数千件の特許を取得してはじめて成立する話といっても過言ではない。

その点が現実離れしている点。

あともうひとつ。

佃製作所がギア・ゴーストに15億円融資して傘下に納めるという案。

しかも、ギア・ゴーストにクロスライセンスの事実を秘して、ギア・ゴーストの経営権を支配することができるというもの。

こんなだまし討ちみたいなアイデアをアドバイスする弁護士は信用できない。

だまし討ちは、卑怯者の常套手段であり、人として絶対にしてはならないのだ。

人として、弁護士として、いかがなものか?

神谷弁護士の2つのアイデアを聞いて、とても失望した。

所詮は、素人の表面的な浅知恵のアイデア。

使えない弁護士の典型だ。

なお、第2回目のドラマは、

佃製作所がギア・ゴーストに内情を素直に話し、15億円を融資するとのことで落ち着いたようだ。

これでこそ、企業人であり、誠実な人間のやり方である。

ビジネスは、王道を走らないと、絶対にうまくいかない。

卑怯な手でその場対応して、末永く繁栄した会社を私は知らない。

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