資格×実務×語学=持続的競争優位性
ある資格をとれば、専門としたい分野の実務を極めてその道の専門家になる。
これは最も効率かつ安全な付加価値形成ルート。
第一人者になれば自己判断が尊重され、垂直的職務拡大に至る。
一方の語学力。
弁理士の特許実務や行政書士の在留資格業務については、語学力が必要であり、語学を極めることは業務範囲の拡大が得られる。
業務範囲の広がりなので、水平的職務拡大。
語学ができる人が限られているのでブルーオーシャンでもある。
そして、資格。
多くの資格を取得すれば、
これも業務範囲拡大なので、水平的職務拡大。
ただし、各資格の取得者数は、相応に入るので、ダブル資格がブルーオーシャンとは限らない。
垂直的職務拡大と水平的職務拡大が出てきましたが、
どちらが自己にとって満足度やモチベーションが高くなるかといえば、垂直的職務拡大であると言われている。
ブルーオーシャンかレッドオーシャンか。
これはブルーオーシャンが絶対に良い。
そうすると、
好ましくは、資格を取得すれば、その実務の徹底して鍛え上げ、第一人者となる。
そして、語学のトレーニングを行い、英語、中国語等の語学力をつける。
アラビア語やロシア語を習得できれば、同業者の縛りの中では、一番になれる。
結論的に、
第一人者×ブルーオーシャンが戦略として最強といえそうだ。
しかし、私が敢えて多資格取得を求めるのは、
それはクライアントに対するベネフィットにおいて密接な関係があるからだ。
経営やマーケを支援するために、中小企業診断士の資格取得やMBA学位を通して自己の業務戦闘力を上げる。
起業する人に許認可が必要だから、行政書士の登録をする。
起業後に従業員の最適な労務管理が必要だから社労士も狙う。
多視点でクライアントのお役に立てる⇒新規な業務受任(マーケでいうと顧客の買上点数の増加)⇒クライアントも士業もwin-winの関係
これが私が想定する付加価値の根源です。
クライアントが経営的に向上しなければ、弁護士以外の商売は成立しない方向に移る。
会社が倒産して仕事になるのは、破産管財人等で活躍する弁護士等に限られるから。
でも、どうせなら、破産する会社の仕事よりも、
成長していく前向きなクライアントとの関係性を築きたい。
これが、私の本音です。
それを実現するためには、
クライアントの起業前後から成長期を迎えて組織化に至るまでの業務をお供できれば、最高に良いのです。
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