10月20日、ラグビー日本代表が南アフリカと対戦する日だ。
この日は、私にとっても戦いの日であり、中小企業診断士2次試験の受験日でもある。
試験時間は9時40分~17時20分。
試験後は、お世話になった方々に御礼するため、また同志と情報交換したり、お互いを労うため、飲み会に向かいたいところですが、
急ぎ自宅に戻り、家族でラグビー日本代表を応援した。
昨年受験した弁理士付記試験もそうであったが、
1日くらいなら試験中の集中力が終日維持できるものの、その反動で身体に不調を覚えるようになった。
付記試験後は1週間のリカバリーを要した。
診断士試験も例外ではなく、試験後、早くも身体が不調(頭痛)になり、帰宅していた。
(唯一の救いは、試験で全て出し切ることができたことで精神的な満足感を覚えていた)
ツィッター等の情報収集は、怖くてできず、ラグビー脳に切り替えて、外国人サポーターでまだまだ混雑していた京王線で自宅に戻った。
帰宅したことで、診断士2次筆記試験に対する戦いは、終わった。
後は天命を待ち、3次試験である口述試験に備えたい。
次は、テレビ前でラグビー日本代表を応援することである。
日本代表は、予選プールで4戦、全勝で勝ち上がってきた。
これは、昔の日本代表を知る者にとって奇跡と映るが、ラグビー選手がやってきたことを考えれば当然な結果、彼らの正当な実力と認めなければならない。
ただ、ほぼ全てベストメンバーで戦ってきたため、この日のジャパンの疲労感はマックスのように見える。
対戦する南アフリカは、実質的にニュージーランドとの対戦ではベストメンバーで、その他は控えメンバー主体でゲームできれば勝ち抜ける選手層である。
この差がとても大きいと痛感した。
約30日間、間隔が開いて週に1回、短くて4日に1回のペースで試合があれば、その疲労はすぐにマックスになり、それが原因で怪我や故障になる。
予選プールの4試合は、いかにして、ベストメンバーで戦わない戦略、すなわち選手層を厚くできるか、それにかかっているようなものだ。
そのような意味で満身創痍のジャパンは、世界最高のフィジカルモンスターを前にして、本来の速さという強みを出せなかった。
タックルでは差し込まれ、モールでは押され、ボールキャリーでは次のサポートが遅れ、選手も頭で分っていたものの、身体が動かなかったに違いない。
ラインアウトもボロボロだった。
相手のロック(4番と5番の選手)、7番のフランカーは、ともに2メートルを超えている。
ジャパンは、190cmないし195cm足らずである。
ことごとくマイボールを失った。
最終スコアは、3-26である。
前半だけでは、3-5の競った内容であった。
ラグビーでいうこの点差は、接戦でもなければ大敗でもない。
ただし、完敗には違いない。
しかし、ジャパンは、前半、十分に通用したと評価できる。
後半の点差は、フィジカルや疲労蓄積の問題だ。
そうであれば、次のワールドカップは、ベスト4の可能性が出せるのではないか。
予選プールの4試合中、格上との2試合をベストメンバー、残り2試合はサブメンバーで戦えるだけの戦力をつけることが課題である。
これなら、決勝リーグは、ベストメンバーで2試合が可能であるし、連勝できれば、決勝戦までいける。
予選から優勝まで、4試合+3試合で合計7試合。
これを2か月間でこなすのは、王者ニュージーランド(オールブラックス)でさえ過酷な話で、やはりサブメンバーの補強と信頼関係が必要となるであろう。
次のワールドカップのフランス大会までの4年間、いかにサブメンバーが多くの経験によって自信をつけるかが勝負である。
今回のワールドカップ日本大会では、大きな感動を頂いた。
次回フランス大会では、自身の戦いにも勝利した、弁理士兼中小企業診断士の未来の私と家族で精一杯応援したい。
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