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2020年5月 6日 (水)

私が想う弁理士と社労士の因果

GW最後の本日は、労働保険徴収法の条文を回しました。

あわせてLECの問題集とクレアールの答案練習を繰り返すことができた。

今夜は、労働基準法に関するクレアールの講義とオリジナル・レジュメ、そして過去問を進める予定です。


弁理士が、なぜ社労士?の資格を取得するのかについて謎だと思います。

弁理士である私が社労士を目指す理由は、以下の理由です。

弊所の標的顧客は生産工場を有する中小企業です。中小企業の現場では経営者と従業員との関係性が一段と濃くなっています。良い関係性をうまく築くことができれば良いのですが、良い関係性を築くことができない場合、社長は辞めませんから、社員が退社していきます。また、退社しないまでも、社内で孤立を深め、精神的な病気に罹ってしまい、社員は生きたまま死するに至ることも少なくありません。私はモノづくり系の中小企業のエンジンは知財力だと信じて疑わないのですが、そんな知財力の次元を超えて、ヒトの問題というのは良くも悪くも大きな影響をその会社に対して及ぼしてしまいます。経営者と従業員の関係性を向上でき、最適な職場環境づくりに貢献したいという気持ちが強くなってきたということが、社労士を目指した出発点です。社労士は、社長の味方なのか、社員の味方なのか、ワンサイドの立場で語られることが多いのですが、私はこの考え方には賛成できず、社労士とは社長と社員の間に立つべき人(緩衝人材)だと考えています。当然ながら、経営コンサルという立場で関与しても良いのですが、労務・保険という法律に熟知した専門家(社労士)が適任だと思います。

私はJAISTに在籍していた頃、SECIモデルを習得しました。自身の研究を通して、SECIモデルに倣えば、顧問弁理士と顧問先の社長(社員)の関係性の向上を説明できることを発見しました。今はそれを顧問先社長と社員との間に、外部の社労士が労務という同一ベクトル上に介在し、労務に関して三者間である相互作用を付加させることで、三者間において暗黙知から暗黙知の知識創造伝達が実現可能であること、その結果、より良い職場環境が暗黙知レベルで形成でき、社内共創できること、それが実現できると考えています。自分が社労士となって証明してみたいと思います。


社労士は社長の味方ではなく、社員の味方でもなく、社内潤滑油としての役目に過ぎません。
潤滑油があるからこそ、経営者と従業員の人間関係が円滑に交わり、これにより最適な生産活動を実現でき、その結果、会社が成長していくことができる。もはやこのレベルになれば、社内には他社が模倣できない知的資産が形成されているといえます。特許権等よりも遥かに強力で、しかも無限のエネルギー源となり得る究極の財産が築かれているのです。当該知的資産という骨格と、それから生み出される特許権等の知的財産権という筋肉で補強することができれば、いろいろな意味において無限の可能性を秘めた会社になると信じています。


会社は生き物
社内環境(知的資産)=骨格
知的財産権=筋肉
ヒト(経営者・従業員・関係者)=血


そのようなことを考えるだけでワクワクします。
いつも笑顔が絶えない職場、そこにいるだけですべての者が幸福を感じることができる職場環境の実現は、中小企業を問わず、何よりも優先度が高い課題になりましょう。


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