« 【便利】PDFファイルをワードに変換する裏技 | トップページ | サンフレア・アカデミーの産業翻訳・上級講座の修了 »

2020年10月10日 (土)

【特許庁】識別番号の重複を解消する術

 

特許庁に対して商標出願や特許出願をすれば、最初の時に、特許庁からその出願人に識別番号が付与されます。

この識別番号は今後、特許庁に提出する書面に記載することで、一定の場合、住所を省くことができます。

 

ところが、同一組織だけれど、法人の名称が変更したり、住所が変更した場合、新しい名称や住所で出願すると、新たな識別番号が付与される。

つまり、識別番号が重複するのだ。

 

 

識別番号は、同一の主体に対して、一つの番号と決められているので、識別番号が重複した状態を放置することは管理上、良くありません。

もちろん、重複した状態で放置していても、特許が無効になったり、消滅するなどの一切の不利益な行政処分はなされないので、ご安心を。

 

しかし、管理する立場として、識別番号が重複すると、管理が煩雑になったり、弁理士に委任状を新たに提出する羽目になるので、重複状態を解消することをおススメします。

 

この場合、識別番号重複届出書を特許庁に提出すれば済むため、自分でできる簡単な手続です。

 

ただし、その前提として、複雑な手続を要することがあります。

 

仮定の前提条件を作ってみます。

1.識別番号aaa、名称X、住所S

2.識別番号bbb、名称Y、住所T

現在は、さらに名称と住所が変わっていて、名称Z、住所Qになっています。

 

出願人は、識別番号aaaを選択し、その登録情報を名称Z、住所Qに統一したいという前提とします。

主体である、名称XとYとZは同一の主体です。  

 

この場合、識別番号aaaと識別番号bbbとの名称および住所が完全に一致していないと、識別番号重複届出書を正式に受理してもらえません。

 

 

そこで、

先ず、識別番号aaaの登録情報(名称X、住所S)を、名称Z、住所Qに変更します。

この場合、識別番号aaaに関し、氏名(名称)変更届及び住所(居所)変更届を提出します。

特許印紙等の印紙は不要。

これで、識別番号aaaの登録情報(名称X、住所S)⇒登録情報(名称Z、住所Q)になりました。

 

次に、同様に、識別番号bbbの登録情報(名称Y、住所T)を、名称Z、住所Qに変更。

この場合も、識別番号bbbに関する氏名(名称)変更届及び住所(居所)変更届を提出します。

特許印紙等の印紙は不要。

これで、識別番号bbbの登録情報(名称Y、住所T)⇒登録情報(名称Z、住所Q)になりました。

 

 

ここで、重要なことがあります。

名称が変更しているということは、特許庁に提出した代表者印も変わっているはず。

なぜなら、代表者印の印影には、法人名称+代表者氏名、あるいは法人名称+代表取締役という文字が刻まれているからです。

 

ちなみに、法人名称の代表者印は、法人名称+代表取締役という文字をおススメします。

この文字なら、代表取締役の氏名が変わってもそのまま利用できます。

 

※代表者印とは、四角形のいわゆる社判ではなく、代表者の丸印です。

 

新しい名称Zの代表者印を印鑑変更届に押印して特許庁に提出します。

 

印鑑変更届を忘れる人が多いので注意してください!

 

 

これで、識別番号aaaと識別番号bbbの登録情報が完全に一致しました。

 

 

以上の手続を行ない、前提となる登録情報(名称と住所)を完全に同一にしておいて、

残す方の識別番号を選択して、識別番号重複届出書を特許庁へ提出することで全てが解消します!

 

 

 

 

 

« 【便利】PDFファイルをワードに変換する裏技 | トップページ | サンフレア・アカデミーの産業翻訳・上級講座の修了 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 【便利】PDFファイルをワードに変換する裏技 | トップページ | サンフレア・アカデミーの産業翻訳・上級講座の修了 »

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ