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2020年10月21日 (水)

韓国の特許審査が厳しくなっている!

日本でPCT出願をして、新規性・進歩性が肯定的なサーチレポートを受領し、諸外国に移行しました。

最も審査が早いのは、韓国です。

韓国の特許審査は半年以内くらい。


次に、中国。

中国も半年前後。


遅いのは、米国、EPO、インドが定番。

数年かかることが多いのですが、最近、EPOとインドが早くなりました。

大体1~2年程度。


台湾はPCT移行できませんが、TRIPS協定で準用するパリ優先の例による優先権主張の出願が可能です。

台湾も審査期間が半年程度。


ところで、韓国はこれまで日本国受理官庁が作成したサーチレポートの結果が良ければ、独自の拒絶理由を示さない傾向があったのですが、最近、独自の拒絶理由で新規性と進歩性の違反を指摘する傾向が出ています。


韓国の審査結果が妥当か否かですが、日本の特許公開公報を引用している拒絶理由通知の場合、大体、不当な拒絶理由です。

日本の特許庁である受理官庁は、それらの日本の文献を調査して、特許性を肯定しているわけですし、実際に日本の引用文献を精査しても、特許性を否定する発明には該当しません。

このため、意見書のみで真っ向から反論したくなりますが、韓国の弁理士に聞くと、審査官の顔を立てるために、限定にならない程度の補正をしながら、意見書で反論するのが筋なようです。

少し前の日本の審査官も同じような変なプライドをもった人が多かった。

彼らはパワー値という昇進や業務成績を示すための得点があるのですが、意見書のみと補正書・意見書の両方では、意見書のみの方がパワー値の方が低くなる。

また、特許査定や登録査定をする場合でも、意見書のみで特許査定・登録査定に至る場合と、補正書・意見書で特許査定・登録査定に至る場合では、前者が審査過誤のようなイメージをもたれやすい。現在は、ディスプレイ上で履歴が出るので、一目瞭然で、経過がわかるので、審査官も嫌なのだろう。


彼らは行政処分の権限が与えられているにもかかわらず、自分で偏ったプライドや昇進願望で審査しているから、まともな特許なんて生まれない。


ちよっと、話がそれましたが、韓国も同じような審査をしていると疑ってしまうのであるが、

それよりも、日韓の関係性が大きく反映しているのかもしれない。


いずれにせよ、韓国でも、大した限定をせずに特許査定に至っているので、これで良しとするが、特許を活かすも殺すも特許庁や審査官次第というのは、日本も韓国も中国も同類レベルで同じである。


一方、EPOの審査は、拡張的サーチレポートがあり、別の意味で厳しい審査なのですが、審査官が技術の認定を間違った場合には、拒絶理由通知において自分の誤りを素直に認めてお詫びしていたことに驚いた。


お国柄によって、人柄によって、こんなにも審査の質が変わってくることは毎々驚くばかりである。


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