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2020年10月22日 (木)

博士号取得者は弁理士を目指すべきではない・・・

私の知らない世界ですが、理系でも文系でも、博士号を取得するためには、計り知れない努力と苦労が伴うとお察しします。

私にはその能力と忍耐がないため、到底、真似のできないことです。

博士号取得者に対してはリスペクトしております。


その博士号の取得者が弁理士を目指すべきかについて持論を言いますと、

結論として、弁理士を目指すべきではないと思います。


それはなぜかというと、

博士は、アカデミックな分野において研究を継続し、世のため、人のためになる発明や理論、それらに基づく社会のインフラを作り上げて欲しいと思うからです。


例えば、ノーベル賞。

アジアでは日本人科学者が独占していますが、次のノーベル賞は自分が受賞するという強い覚悟で研究を続けて欲しいと思います。


弁理士は、所詮、他人の発明を守るための国家資格です。

発明者がいる。弁理士は、その発明の本質を理解して有効な権利を取得するために支援を行うサポーターに過ぎません。

その意味で、弁理士は、代書屋なのです。

博士号取得者には、自分の研究を続け、自分が発明者として、画期的な発明や世界が驚く発明をして欲しい思います。

だから、博士が弁理士業をしている時間が勿体ないと思うのです。

博士という優秀な頭脳を弁理士業に費やしていれば、日本、世界の大きな損失になるかもしれません。

仮に私が博士号の取得者なら、80歳になってもノーベル賞を狙うと思います。

博士号=ノーベル賞受賞。

この夢を持ち続けて研究して頂ければ、素晴らしい世の中になると信じています。

博士なのに弁理士業を仕事に選ぶのは、本当に勿体ないことだと思います。


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コメント

優秀な頭脳をお持ちの博士号学位の取得者が仕事がないなんて、世も末です。

アメリカや中国では、MBAクラスでも、ヘッドハントされたり、高い報酬が約束されているのに・・・

日本は行き過ぎた平等主義でまだまだ後進国ですね。

先ずは彼らの研究を活かせる職場や産業の創出が先であり、他人の発明を扱う特許事務所というのはやはり勿体ない気もします。

私も、理想論としてご同意いたします。

ただ、現状の国内の産業では、博士取得者のできる仕事が限られていますので、弁理士や特許関連業界などに流れているのではと感じます。私の最初の特許関連団体では、博士号の方々が多くいらっしゃいましたが、大学をリタイヤしたり、会社が倒産したり、吸収合併されたりして仕事が無くなったと言われていましたので。

何とか、日本の産業界が、博士取得者を柔軟に受け入れ、彼らが活躍することで、産業が真に回復に向くことを心より願っています。

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