ランチェスター経営とダブルライセンス
弱小の経営戦略では、ランチェスター経営がとても重要です。
ランチェスター経営で重要な3つの要素は、
・商品やサービスを絞る
・客層を絞る
・営業エリアを絞る
当事務所は、弱小事務所の機械系弁理士による知財サービスで、今後は社労士の労務支援サービスも行います。
そこで、ダブルライセンスとなったときに、ランチェスター経営の3つの要素に反するのか否かを簡単に検討してみます。
客層は、生産技術に強みがある中小製造業と町工場。
エリアは、縁のある地方都市(東京は同業が多くて強いため、敢えて地方を狙います)。
社労士になって労務支援サービスを行っても、これらは変わりません。
知財サービスと同じエリアの同じクライアントに、労務支援サービスを”ポテトは如何ですか”のように提案します。
一方、商品やサービスが増加したのは、ランチェスター経営の鉄則にやや反します。
しかし、知財サービスで信頼関係が出来上がっているクライアントに、ポテトをオプションで提案することは合理的だと思います。
労務支援サービスによる固定費の増加はほとんどありません。
社労士連合会の登録費用と会費だけ。
事務所は共通、事務インフラも共通。
社労士の事務用ソフト(ウェブサイト含む)は別に導入する必要があるかもしれませんが。
このように考えると、ランチェスター経営にも大きくは反しない。
ただ、ひとつ言えることは、
マーケティングと営業の研究と実践の繰り返しが必要なこと。
ダブルライセンスの看板だけで集客できるとは思っていない。
マーケティングは避けては通れないので、ダブル・トリプルのライセンスを得ても、マーケティングの必要性はどこまでも追いかけてきます。
そうであれば、こちらからマーケティングを迎えに行き、徹底的に研究して、事業経営に活かしたいと思います。
弱小企業のマーケティング@弁理士・社労士などで、ブランディングしてもいいね。
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