自分の足で立つということ
人間、誰しも大人になれば、親元を離れて、一人で暮らすことになります。
親元で暮らしていれば、食事や自宅の掃除、洗濯など親がやってくれます。
しかし、一人暮らしになれば、すべて自己責任のもと自分で対応しなければいけません。
親に甘えることはできないのです。
この変化は、人が大人になり、成熟していくうえで必須となる人生のイベントのようです。
仕事場でもそうです。
誰かに雇われて労働を提供している間は、親に生活の面倒を見てもらうのと本質は同じです。
会社にいけば、机の上でやるべき仕事が用意されている。
家庭でいえば、自宅に帰えれば晩御飯が用意されているといえます。
もちろん、会社のために尽力するということはわかりますが、企業という名の箱庭が用意されているわけですから、とても安全なのです。
このような環境で生涯、過ごしていたら、人間的に成長するでしょうか?
私は、否定的です。
やはり、人は、自分の足で立たないとダメなのです。
なぜなら、人は、甘えの動物だからです。
他人にお膳立てされていては、根が腐ってしまいます。
自分の足でしっかりと大地に立ち、自分のコンパス(価値観)で方向を決めて、前に向かって進んでいかないと成長しないのです。
ボーイスカウトの活動が少年の成長に役立つのと同じ理屈です。
自力でなんとかする。
烏合の衆に入らない。
孤独に耐え、孤独に生きる。
これが出来ないと、人間は心身面で大成しません。
Twitterで他士業の方と知り合いました。
みなさんとてもハングリーです。
なかには20代から独立している先生もおられます。
狭いプールで遊ぶよりも、やがて大自然のなかに出かけて新しい発見をする。
厳しい自然を相手するからこそ、人は成長するのだと思います。
特に士業の方は、是非、自分の足で立って欲しい。
そして、いろんな体験をして人生を謳歌して欲しいと思います。
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