【構造特許の天才弁理士】発明発掘のためショールームに出陣
今日は、クライアントのショールームに出向き、発明者と役員と発明協議を行う日。
私の専門は、構造系特許のため、設計図がなくても、実物をみれば、一瞬で技術思想がわかる。
それは、その分野の従来技術が頭に入っているだけでなく、構造力学の観点から必要不可欠な構造を頭の中で裸にできるスキルから。
さらに改良構造の点にフォーカスでき、その部分だけを抽出できる経験による。
設計図面があれば、それに基づき特許出願を行うが、
設計図面がなければ、現物を写真でとり、こちらが作図する。
特許審査の観点から特許になるポイントを見つける必要があるが、そのポイントを現場で見抜いてクライアントと協議する。
その特許ポイントもいくつかに分けて、概念化する。
これをそのショールームの現場で瞬時にできる弁理士は、多分、私一人だけだ。
クライアントの貴重な時間を貰って、持ち帰って調べて検討はしない。
その現場で発明提案書を書き上げ、クライアントに渡す。
2時間もあればできちゃう早業。
訪問場所によっては、往復の交通時間の方が長くなることがある。
先日、特許にならないと断られた構造案件を拒絶審判で逆転して、特許審決にした。
構造系特許なら、発明発掘と権利化スキルでは天才レベルだと思う。
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