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外国語の学習を再開しました。
知的財産でニーズの高い英語と中国語。
社労士試験の勉強で語学学習を中断していましたが、9月から勉強を再開しています。
中国は特許案件でも最重要になる国。
英語はヨーロッパ特許と米国特許。
中国も米国も日本にとっては重要な大国です。
米国は当然ながら、中国との関係がなくなれば、日本経済は確実に沈むほど、現在の経済関係は「持ちつ・持たれつ」になっています。
できれば、英語・中国語に加え、タイ語、ベトナム語ができれば上等です。
市場は今や日本になく、外国市場の時代。
外国語ができなくて、どうするの?
知財業務に話を戻すと、
①アジア・中国に進出すること日系企業、➁米国や北欧に進出する日系企業
この2つのパータンが目立つ。
そのほか、日本にインバウンドする外資系として、中国を含むアジア、米国企業が目立つ。
両方の共通言語の外国語とともに、知財も共通言語になり得る現在では、知財を扱う弁理士にとって幅広い外国語能力は必要不可欠なもの。
大雨の週末夕方、都内の某法律事務所にいた。
3か月前から侵害警告絡みとなっている案件に関する権利行使の議論だ。
私は無効理由の調査の依頼を権利者(依頼人)から受け、ずっとその調査に当たっていた。
特許権が相手方に潰されたら、権利者に大損させるし、代理人としての責任も大きい。
だから特許権が潰されないかが唯一の気がかりであった。
幸い、私の侵害鑑定と、弁護士の侵害鑑定の結論は同じで、イ号製品はクロだ。
でも私は、発見してしまった。
無効にできる資料を。
私が発見できたのなら、相手方からも発見されると考えてよい。
弁護士から権利行使の是非の打診を求められた。
私は無効資料を理由に、首を横に振った。
侵害訴訟を提起しても一年後に無効になれば、依頼人の名誉もお金もドブに捨てることになる。
それは避けたかった。
イケイケの弁護士は、私に噛みついてきた。
依頼人も弁護士の味方で経営者として強気のようだった。
でも、私は知っている。
一年後、負け筋がわかってきたら、訴訟を提起したことに後悔することを。
そして、私にその怒りの矛先が向くことを。
だから、私はタイムマシンにのって今、このタイミングで彼らに厳しい結論をせざるを得ないのだ。
弁護士との信頼関係、依頼人との信頼関係がドンドン消えていくのを感じていた。
でもこの結論に後悔していない。
特許明細書の作成で重要なのは、ふぁとふんわり仕上げ。
できるだけ、曖昧に、できるだけ明確にせずに記載する。
特許審査では厳しい指摘もされるが、特許侵害訴訟を代理していると、特許明細書の曖昧さに助けられたり、得したりすることがある。
裁判官の判断と特許庁審査官のそれとは往々にして異なるものだ。
将来の侵害者の出方を予言して、それを網羅することは不可能であるし、権利範囲の隅々を例示するのも不可能に近い。
多くの変形例も屁のツッパリ程度しかならないのが訴訟現場での感想だ。
枚数の良い明細書が良いとも限らない。
枚数が増えると弁理士料金も比例してドンドン増えるので、特許明細書の枚数が多いほど良いという発言については、利益を受ける者の発言なのか否かも注意が必要。
なので、特許明細書の実施形態の理想は、すべての文の表現として、「~してもよい。また~でもよい。」。
この文章表現を永遠に繰り返す。
実際、外国から日本に入る特許明細書の記載例として散見される。
間違っても、本発明の●●は必須部材であるとか、〇〇が特徴であると記載しては、ダメなのだ。
特許明細書では、機能的に曖昧と記載して、実施形態でも、上述のように、柳に雪折れなしの表現で満たす。
特許侵害訴訟を実際に代理して得た感想だから間違いない。
商標登録の異議申し立てを2件受任しました。
仕事が捌けて少し時間が出たときに、新規の依頼を頂く好循環になっています。
私は運が良いですね。
感謝です。
さて、異議申し立ては、登録後に行う付与後異議の制度になってから、商標登録を取り消すことが出来たのは、全体の10%という統計が出ています。
逆に言うと、いったん商標登録されたものはなかなか取り消すことができないこと。
仮に商標登録がバンバン取り消されたら、特許庁の審査で何をやっているねんというクレームが実務者から出そうなので、行政の立場上、なかなか取り消すことはできないようです。
異議申立て人にとっては負け筋の制度ではありますが、依頼人の思惑もありますので、依頼されたからには全力で取り組み、勝訴したいと思います。
私の弁理士スタイルは、審判・異議申立て・訴訟をゆるなら、勝ちにこだわること。
私の辞書に負けという文字はありません。
今日も一日、仕事を頑張ります。
弁理士業界を活性化するため、業界再編に取り組んで参ります。
長年、特許事務所を経営しているご高齢のオーナー弁理士の先生で、事務所の相談や課題について私と語り合いませんか?
先日、長きにわたり特許事務所を経営されている経営者弁理士の先生からお便りを頂き、オファーに対して、私も前向きに検討しているところです。
もちろん私に適格がなければなりませんが、それは今後、時間をかけて先方が判断されていると思います。
私が現時点でできる事とできない事、いろんな経営者弁理士との話が進んでいくに従い、出来る事と出来ない事が出てきますが、一緒にお悩みを解決出来たら幸いと思います。
ワンオペ事務所ならではフットワークが良いのが弊所の特徴です。
借金は22年間一度もなく、事務所の財務状況も優良です。
お互いがWIN-WINになれば良いと思います。
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