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2024年2月14日 (水)

特許侵害訴訟の裏事情

特許侵害訴訟では、論点が明確ではっきり侵害に該当するという事例は少ないです。

理由は訴訟やるまでもなく、侵害に該当するか否かが明らかで水面下で和解になるから。

私が被告側の代理人でも、明らかに侵害に該当すれば和解に応じます。

しかしながら、特許の場合、技術的範囲に属するか否かでグレーな部分も少なくない。

この場合は、こちらの鑑定を行い、過去の訴訟経験からも、特許侵害ロジック・権利の成立過程からも、侵害ではないと判断すれば、徹底的に抗戦します。

今の訴訟は、一審だけでも2~3年くらいの時間を費やすことがある。

特許侵害訴訟は、当事者の体力、特に資本力・資金力が問われるのです。

当然、相手方当事者の会社の財務状況を調べます。

商工リサーチ、帝国データバンクなどを利用した与信調査も同様に行う。

その結果、相手の体力が相対的に小さい場合、一戦を交えてもやむを得ない理由のひとつになる。

2~3年にわたる訴訟の結果、消耗戦になって利がないことは、そのときわかります。

弁護士・弁理士が一番儲かるという事実もわかります。

特に権利行使する側である原告は注意が必要。

相手企業が相対的に大きい場合、長期戦になると不利なのです。

特許侵害訴訟は、このような結末になることを承知のうえ、臨んでください。

原告も被告も同じです。


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