2020年5月27日 (水)

文章表現力

文章表現力についてです。

弁理士は、職業柄、そして弁理士の素養的に、論理的な文章を的確に表現できる人がとても多いようです。弁理士には高学歴で頭の良い人が多いことも納得です。

例えば、特許庁の意見書や審判の答弁書などは、その要素が必要であり、論理的な説明ができた否かで勝敗が決まるといっても過言ではない。


これに対して、裁判所。

こちらも、裁判所のロジックを通さないと説得力に欠けるのは間違いないのですが、その他にも裁判官の琴線に触れるような主張の仕方があるような気がします。この振れ幅は、裁判官によって異なります。この意味で、特許庁のような行政に訴求する場合とはまた別の能力が必要です。


ところで、私の場合。

どちらかというと、人の感性や主観の中にあって言語化できていないような事柄を、独特の言葉で引き出し、読者の琴線を揺さぶるような文章を得意にしています。これについては、弁理士のなかで特異な人はあまり見ない(どこかにいるとは思いますが)。

主観のなかを感性を伴った言葉で引き出し、言葉と戯けれる能力は、ブログでも、コピーライティングでも活かせます。論理的な文章は、そこで完結しますが、主観をくすぐる言葉は、良いことも悪いことも、人の記憶に残ります。

この意味では、お笑い芸能人の要素に似ています。ダウンタウンの松ちゃん。独特の言葉で、視聴者を笑わせます。これは、視聴者の主観に入り込み、共感した結果、琴線を揺さぶることができるからです。


我々は、芸能人よりも難しい立場です。
ビジュアルな特徴を一切出さずに、文章だけでそれを実現しなければならないのですから。

作家とも小説家とも異なります。もっとハードです。
弁理士業務や法律というお堅い定規を使って、クライアントの真面目な素材を調理しなければならないのですから。

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2020年5月25日 (月)

特許ライセンス契約の起案

お客様から、特許ライセンス契約の起案の依頼を受け、この度、先方と契約が成立致しました。

こちらが権利者という立場で締結した契約です。

ライセンス契約の内容については、標準的な書式がネットや書籍で出回っていますが、これだけでは不十分。

いかに有利な内容で取引関係を継続するか、商取引の慣行に合致する特殊条項を盛り込めるか、多くのことを依頼人からヒアリングしないと穴だらけの契約書になります。

その意味で、ライセンス契約書の内容は、契約当事者によって様々。

なかでもお客様の最も興味がある部分は、ライセンス料です。

このライセンス料は、契約相手の売上額に比例するような内容を盛り込む必要がありますが、これだけなら売上無しと言われれば、ライセンス料は入ってきません。このため、売上が立たない場合でも、固定フィーという性質のライセンス料の支払いを約定する必要があります。また、売上額については税理士や会計士の印鑑証明付きのものを証拠とすることを明記します。ライセンス料の支払いルールは、様々ありますが、事業やビジネスモデルに応じた最適なルールを複合的に盛り込んでおくことがミソです。

共同開発条項や、そのときに生じた知財の権利帰属の条項、権利取得の費用の負担条項などもすべて明確にしておく必要もあります。

ビジネスモデルの変更形式をすべて洗い出し、特許権の範囲と外れる事業内容についても、当事者で取り決めをしておくことはとても有効です。

あと、契約当事者の一方が破産や倒産する場合の事前対策も必要になります。例えば、特許権を共有している場合、一方が破産すると、破産した方の持ち分である共有特許権の処分権が破産管財人に移管されます。多くは、財産的な価値がありません。契約当事者の他方が、取得費用と同額の金銭で買い取るという形になり易いですが、破産管財人は少しでもお金にするという立場から、交渉しなければなりません。このため、そうならないように、ライセンス契約ではお互いの経営情報を共有し、経営会議のお題項目として、権利の名義変更を検討する習慣をつけておいた方が無難です。

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2020年5月23日 (土)

Zoom飲み会はいいものですね!


先日、Zoom飲み会に参加させて頂きました。

お金がかからず、お店から帰宅する必要がなく、自宅でのんびり、お気軽モードで話すことができます。

とても、良い方法だと思います。

コロナの前でも、もっと注目されれば良かったですね。

そういう意味で、やはり士業のオフィスはステイタス・場所代の確保という考え方から大きく変わりそうです。

たまに事務所を観に来るお客もいるくらいなので、あると便利ですが、

お洒落なオフィスで最低限の広さで十分でと思います。

昭和時代から多くのモノに対する価値観が大きく変わる令和時代。

仕事も、働き方も、報酬額も、価値観が問われる時代に入りました。


今後も、Zoom飲み会には参加したいと思います。

結構楽しいです。

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2020年5月21日 (木)

特許事務所を飲食店に例えると…


特許事務所を飲食店に例えてみました。


弊所の業務に限ってかもしれませんが、弁理士の主な4つの業務について、

・特許業務…メイン・ディッシュ(肉料理・魚料理)

・実案業務…炭水化物(ご飯・パン)

・意匠業務…野菜

・商標業務…デザート・カフェ

弊所は特許業務が主体なので、レストランです。

和食か、中華か、フレンチか、イタリアンか…で事務所の個性が出ます。

因みに弊所は和食ダイニングです。

世の中の特許商標事務所の中には、商標業務を中心に扱う事務所もあります。

私のイメージでは、カフェや果物店に相当します。

一食当たりの費用は安く済みますが、ニーズがとても高いため、商標専門で生き残ることもできます。


ベジタリアンは、意匠に強い特許事務所に行くことになります。

クライアントの中で、しっかり夕食をとりたいタイプは、特許業務です。

その中でも、和食派、中華派、フレンチ派、イタリアン派…好みが異なります。

他方で、夕食でもカフェで済ませる人もいます。

そういう方は、商標事務所に行くという選択もされます。

お客様が100人いれば、皆さま、好みが違います。

それは飲食店だけではなく、弁理士事務所も同じなのです。

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2020年5月20日 (水)

ホームページを一部修正する作業


時間ができたため、久しぶりに弊所のホームページを見直しました。

先ず、特許印紙代が改正前の金額で書かれていたので、それを現在の額に修正。

それと、弁理士手数料も見直しました。

ホームページのページ数が多いので、今後、すべてのページを見直しをしていくことが必要ですが、現在の弊所の方向性、例えば専門技術や標的顧客の種類などを修正しました。これだけでも、結構、時間がかかるもんですね。

今後、SEO対策を含め、記事の部分的な訂正をしていく必要がありそうです。

弁理士のホームページは、現在のものをそのまま利用していくつもりですが、

今後、サブのホームページや、社労士・行政書士等の他資格で開業したときのホームページについて、どのようなものを利用するか検討中。


定番のワードプレスも良いのですが、シリウスも簡易作成で評価が高いです。

jimdoも良いと思いますが、サービスを提供している会社のサービス・プランが今一つのような気もします。


思えば、現在のホームページを作成するとき、政治家の選挙のように自分の写真を全面的に押し出すデザインで、気軽に語りかけるような雰囲気にしたいと思い、このようなデザイン思考のものを創作したのですが、当時の士業の世界では見かけない斬新的なデザインだった記憶があります。敢えて他人がやらないことをする、というのは今も変わらない私の思想の根底です。


最近、写真ボーン、私が〇〇士で、専門が●●で~す!

というドヤ系の訴求ホームページが士業では多いので、次回作製するホームページは、これとは趣を異にするデザイン思考を採用します。

でも、時間が経てば、またキャッチアップされるのでしょうけど^^;

どのようなサイトが顧客に訴求するのか、顧客のニーズから逆算してフォーカスし、そこに個性をアピールしたいと思います。


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2020年5月16日 (土)

コロナショックで生き残るとは

おはようございます。

コロナショックにより、

トヨタの大幅減益のニュースがあり、その他、かなりの業界・企業が減益に至りました。


飲食業の壊滅ぶりも周知となっています。


我々、弁理士業もクライアントの景気で左右される傾向にあります。

なぜなら、大企業から知財部を含む各部署に対する予算の配分が減額されるからです。

そうなると、特許出願しても件数を絞らざるを得ない、あるいは内製に切り替えるということになり、特許事務所への依頼も少なくなります。


こういうコロナ状況で、唯一、元気なのは、流通業界。

外出自粛により、通販で買い物をする消費者の割合が増加したものと考えます。

さらに、自宅でネットを使うことが多く、EC業界も伸びています。


これらは消費者を顧客とする仕事です。現状、BtoCの商売は、なんとか潤っているようです。

しかしながら、消費者の彼らが属する会社が不景気になれば、やがて給与所得が少なくなります。

いずれ時間遅れで、BtoCの商売も過当競争になっていくと思います。


こういった状況で浮き彫りになったのは、無駄の多さです。

皮肉にも、過去、どれだけのモノ・ことが無駄であったか、よくわかります。

こうして考えると、コロナショックも必然的に生じたのとかなぁと。

宇宙の過去をみても、世の中の万物は、誕生⇒成長⇒衰退⇒消滅(寿命サイクル)を繰り返しています。

経済も然りです。

寿命サイクルは、生物だけではなく、自然を含め、経済、すべてに当てはまります。


滅びるべきものが滅び、わずか生き残ったもの・ことだけで、次の成長にいきつきます。


地球史100年を観ても、病気や世界恐慌、なんとかショック、戦争、…という破壊を伴う出来事が絶えず起こり、新たな誕生を繰り返してきました。

全く違うニュータイプのヒト・価値観が生じ、成長、やがて支配ていくのでしょう。


ただし、支配者が常に生き残るとは限りません。昆虫類は、人間よりも先に存在していた生物と言われています。

結果として、ぜい肉を削ぎ落した、柔軟体質のモノ・ことだけが、永続していくことになりそうです。


永続していくことが唯一の価値ではないのですが、世の中の虚像というものがわかる気がします。

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2020年5月14日 (木)

知財クラッシュ!

今年に入って早くも5月中旬。

今年はどれくらいの件数の知財が日本国特許庁に出願されているのだろうか。


特許出願と商標出願については最近出願する機会がないためネット情報に頼ると、軒並み減少どころではなく、激減しているようだ。

商標出願の件数は今後も維持か、若干の減少程度かと思っていれば、激減ということでびっくり。


そして、知財最後の砦の意匠出願。

意匠出願は、今週、幸運にも出願する機会に恵まれた。

5月中旬で9000番台。1か月で2000件弱の意匠出願という計算だ。

意匠出願件数は年間で約3万件弱と記憶していたので、このペースでいくと2万4千件程度。

こちらも激減している。

特許、商標、意匠が軒並み激減とくれば、知財クラッシュもいいところだ。


特許事務所の経営者(もちろん私を含む)にとっては、コロナ・ショックに匹敵する緊急事態なのだ。


ただ権利者側から見れば、良い面もある。

先ず、知財の権利範囲。

特に商標権や意匠権については、類似とされるような他の商標や意匠が少なければ、類似範囲の認定において広くなる傾向がある。

商標や意匠は、同一のものだけではなく、その類似範囲までの領域について排他権が認められる権利である。当然類似とされる領域に他の権利がなければ、自宅の庭を広く設定するように、どうしても権利範囲を広く認定することになる。登録意匠の類似範囲については、先行登録意匠の存在次第で意匠の要部が認定されることもあるため、特に顕著であろう。


一方、特許権について。

特許権には類似範囲というものがない。そのかわり均等侵害の要件に該当するか否かで技術的範囲を広げるようなことはできるが、それよりも課題の認定を多少甘く、上位概念で捉え、その裏返しとする作用効果を主張すれば、その間に位置する発明の技術思想の幅も広く概念化できる。特許の場合、発明の技術思想の本質を見極めることが何よりも重要である。類似技術がたくさんあれば、特許性(進歩性)を抽出するために、課題を細かく設定しなければならないが、その裏返しの作用効果も細かく主張することになるから、結局、発明の構成(幅)も限定されたものになる。これでは、価値ある特許とはいえない。

特許権に類似範囲という概念は馴染まず、技術思想の差異で判断することになる。発明の構成や作用効果という単位ではなく、発明の課題の認定から始め、その課題を解決する具体的手段の把握がとても重要なのだ。

表現を替えると、技術思想というのは独特の「顔」をもつ。技術思想の「軸」や「幹」ともいう。この軸に沿っていれば、すなわち技術思想の顔と同じ方向・顔つきのものは、均等侵害として認定される確率も高くなるというのが、私の持論である。

誤解を恐れずに言うと、裁判官は技術思想の顔の種類で侵害の有無の心証を抱き、均等侵害の5要件でそれを正当化していく。

したがって、技術思想の軸から偏移した位置にあるような、似て非なる類似技術は、たとえ偏移している距離が僅かであっても、特許発明の技術的範囲の外側と認定される。

特許出願の件数が少ないとすれば、技術分野の偏りはあるにせよ、課題を広く認定することが正論といえる。課題を広く認定するためには、従来技術の技術思想の認定を正確に見極めることに他ならない。

この結果、広くて強い価値ある特許が生まれるのだ。


知財の出願件数、ひいては成立件数が少なくなったいまこそ、実は知財に投資する最適なタイミングといえそうだ。

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2020年5月13日 (水)

感謝


ゴールデンウイーク明けに複数の意匠出願のご依頼を頂きました。

また別の特許出願で外国出願していたケースでは、韓国や中国の特許庁から拒絶理由通知が出され、その応答の指示を頂きました。

クライアントはいずれも中小企業ですが、コロナ・ショックで社業にも影響が出ているなか、ご依頼いただいたこと、お気遣い頂いたことに感謝しております。

コロナの状況になり、多くのことを考えざるを得ないのですが、弁理士がクライアントのお役に立てることは何だろう。

良い権利を取得することは当然ですが、

クライアントが助成金・補助金を活用し易い環境を構築したり、融資の準備を整えたり、雇用の問題を支援することにほかならないと思うのです。加えて知財の創作活動を支援することだと思うのです。


資金繰り、雇用労務支援・継続、知財活動(企業法務対応含む)、の3本柱だと考えています。


そうならば、この3本柱でお役に立ちたいと強く思っています。

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知財高裁へ出訴

私が代理した特許無効審判の件で、請求棄却審決を勝ち取り、そろそろ相手方の審決取消訴訟の出訴期限かと思って特許庁のサイトで検索してみたら、審判事件の欄で出訴という表記が入っていた。事件番号も知財高裁の管轄部署も特定されている。

通常、知財高裁からは、事件の照会書というものが無効審判の代理人宛にFAXされてきて初めて審取の出訴を知るのですが、今回は未だ知財高裁からの連絡はありません。

遅滞しているのはゴールデンウイークやコロナによる影響と思いますが、裁判所からの照会書の送信は出訴されてからだいたい1週間前後です。

侵害訴訟においても、非常事態宣言で弁準期日が延期になったままですし、昨年提起された別の審決取消訴訟の判決言い渡し期日の指定が取り消されたままです。

一審でいずれが勝っても、知財高裁に係属するケースだと思いますが、再度気合を入れ直し、勝訴に向けて尽力する次第です。

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2020年5月12日 (火)

永谷園のお茶漬け

私は、永谷園のお茶漬けが大好きです。

滅茶苦茶、お腹が空いて、何が食べたいといえば、永谷園のお茶漬けで決まりです。

どんなに高級なステーキよりも、お寿司よりも、フレンチよりも、お茶漬けに勝るものはありません。

お茶碗でご飯三杯分くらいは普通に食べれます。もちろん全部、お茶漬けです。

最近は、さすがにバカの三杯飯を食べると、1日くらい何も食べれませんが。。。

ナンバーワンは、永谷園のさけ茶漬け。さけ擬きなのに絶品です。


読者の皆さんも食べたくなってきたでしょ?

永谷園のお茶漬けはロングセラーですね。

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