外国出願では、翻訳が必要になります。
弊所では、翻訳の質が高い翻訳事務所さんと提携しており、仕事で翻訳の必要があれば、いつもお願いしています。
先日も、米国出願をするために、日本語から英語の翻訳をお願いしました。
受任時は、いつも翻訳事務所の代表の方に弊所に来ていただいており、仕事の話が終われば、少し世間話をするような仲です。
この日も例外なく、仕事の後に世間話をしていたのですが、
そのときは、たまたま海(スキューバダイビング)の話になりました。
私はダイビングをしたことがないのですが、代表の方にダイビングをするいきさつなどを聞いていたところ、この代表の方、実はヨットマンだったのです。
外洋クルーザーも所有しているようです。
それで話しが一気に盛り上がりました。
私も、大学時代から社会人ヨットクラブでヨットをやり始め、外洋クルーザーに乗り込んでは、伊豆七島や外洋までをクルージングしたり、レースに出たりしていました。
また、外洋クルーザーだけでなく、モータボートにも興味があります。
趣味が高じて、学生時代にバイトで貯めたお金で、小型船舶1級免許(海技免状)をとりにいきました。
実技試験のときには、5人でチームを作り、各項目の試験が実施されるのですが、海のうねりが激しく、5人中3人が船酔いでマグロ状態になり、私ともう1人の方で、5人分の仕事をしていたことを覚えています(笑)。
外洋クルーザーは、セイルに風を受けて走りますが、セイリングポイントまではエンジンを作動させて進みます。
セイリングポイントに出ると、セイルを張り、風を受けて、傾いた状態で走ります。
この海原を疾走する感じが忘れられません。
海には、満潮と干潮があり、航路の選択にも注意が必要になります。
外洋クルーザーの船底には、板状の大きなキールがついています。
ヨットが風を受けると傾きますが、大きな風を受けて船体がローリングすることがないように、キールで水の抵抗力を作用させ、バランスをとるものです。
干潮のときに誤った航路をとると、このキールが海底をこすり、破損することになるので注意が必要です。
また、橋の下を通って、出航するときにも注意が必要です。
干潮では通れたが、満潮のときは水位が上がるため、マスト(セイルを支えている支柱)が橋に当り、戻れなくなるという、シャレではすまない話もあります。
ブログを書いているうちに興奮してきて、少し趣味の話しが長くなりましたが、
そのヨットマンに、一緒のチームでがんばろうと誘われました。
趣味ではなく、本格的にやろうということです。
しかし、優先させる仕事もあるし、家族と過ごす時間も必要だし(一応、新婚です)、
だいいち、
私は、海を離れてから何年も経つので、今すぐに外洋に出ることは困難です。
たまに行く海外旅行で、マリンジェットを乗り回す程度です。
東京湾や沿岸で遊ぶ程度ならいいのですが、それでは何か物足りませんよね。
いくら免許があっても実が伴わないと、特に海の場合は、危険です(資格があっても、実務が伴わないとダメと言う点で弁理士と同じ)。
東京湾はいつも穏やかですが、外洋では、二重人格にように、その姿が一変します。
陸上ではトラブルで車が動かなくなってもすぐにJAFが来てくれますが、海上ではそういうわけにはいきません。
何ヶ月も訓練して調整しないと、他のクルーにも迷惑をかけることになります。
本格的にやるためには、厳しい訓練が必要不可欠なのです。
このようなこともあり、とりあえずは、保留にさせていただきました。
しかし、海に対する憧れは、消えることはないので、
私の環境が落ち着けば、趣味の範囲で、またヨットをしたいと思います。
このヨットマンとは、
末長くお付き合いができればと願っています。
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